比べてみよう!世界の食と文化

アメリカ合衆国のあいさつ

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アメリカ合衆国の食文化・食のあれこれ

アメリカの食文化って?

アメリカ大陸にはもともとネイティブアメリカンがらしていました。かれらの生活の知恵ちえをベースに、世界各国の移民いみんが農業、らく農技術のうぎじゅつ、調理法などを持ちこみ、アメリカの食はゆたかになっていきました。なによりも“自由”を大事にするアメリカ人は、各民族の良いところや新しいものを積極的に取り入れ、多様性たようせいのある文化を作っていったんですね。
アメリカの食べ物といえば、真っ先に思いうかぶのはハンバーガーやステ-キ、そして食後のスイーツ。かつては食べぎる人が多く、社会問題にもなりました。でも今は国全体で改善かいぜんに取り組み、健康的な生活を心がける人が多くなっていますよ。

自由/歴史/多様性

アメリカは農業大国だよ!

オーガニック食品/オーガニックのマーク

広大な国アメリカでは、国土の40%をしめる農地でさまざまな種類の農作物を作っています。とうもろこしやトマト、小麦、大豆、オレンジ、りんご、牛乳ぎゅうにゅう、チーズなどのほか、牛肉は世界1位の生産量です。野菜や果物くだものなどの生産量が多い分、輸出ゆしゅつ量も多い農業大国。日本もアメリカから小麦や大豆、とうもろこしなどをたくさん輸入ゆにゅうしていますよ。

オーガニック食品がズラリ!

健康志向が強いアメリカでは、オーガニック食品も人気です。オーガニックとは、農薬などを使わないで自然に作った農作物のこと。たくさんのオーガニック野菜やフルーツがスーパーマーケットにならんでいて、種類が多いことにおどろかされます。特に左のマークが付いているものは、アメリカの農務省のうむしょうがオーガニック食品としてみとめた食品のこと。だれもが安全でおいしい食材を容易よういに買うことができるんですね。

ヨーグルトやチーズの種類も豊富ほうふ

アメリカでは、ヨーグルトや牛乳ぎゅうにゅう、チーズやバターもよく食べられています。しぼうが少ない「ローファット」、しぼうゼロの「ノンファット」のヨーグルトやチーズもたくさんあって、選ぶのにまようほど。ダイエットしたい人も多いので、たくさんの種類から選べるのはいいですね。

ケチャップとバーベキューソース!

アメリカの味といえば、トマトをにつめて作った調味料、トマトケチャップ。アメリカではこのケチャップを生産する量も消費しょうひする量も世界一で、特にわかい人たちの間で人気です。ハンバーガーやホットドッグ、フライドポテトにかけるなど、まさに“アメリカの味”ですね。
そして、ケチャップと同じくらいアメリカ人が大好きなのが、バーベキューソース。バーベキューは、ネイティブアメリカンが焼いた石でバッファローの肉を調理したのが始まり。家族が集まったり、友人をまねいてパーティーをしたり、バーベキューはそんな時に欠かせない料理です。牛肉や野菜を焼くイメージが強いですが、東海岸ではぶた肉を使うなど、地域ちいきによってちがいがあります。

スーパーの乳製品売り場/バーベキュー大好き!

主食

主食はパン?パスタ?

アメリカは広い国土にさまざまな人種がらしているため、主食はコレ!と決まっていません。ヨーロッパから来た人たちの子孫は、パンやパスタを主食にする家庭が多いです。ほかにもカリフォルニア米というお米やじゃがいもなども主食として食べられていますよ。

家庭料理

スーパーマーケットのシリアルの量り売り
タコス/スティック野菜とディップ
アメリカの食たくの風景

朝食もランチもシンプル

アメリカの朝食はシリアルに牛乳ぎゅうにゅうをかけたり、パンやベーグル、フルーツ、ヨーグルトといった軽いものがいっぱん的。シリアルにもいろいろな種類がありますが、麦、げん米、とうもろこし、ナッツなどを合わせたグラノーラが人気です。日本ではあまり見かけませんが、シリアルは量り売りされています。豊富ほうふな種類の中から自分の食べたい分だけ選んで買う方法は、合理的ですね!

昼食にはハンバーガーやサンドイッチ、ピザのほか、メキシコ料理のタコスもよく食べます。りんごやバナナなどのフルーツをそのまま食べたり、スティック野菜にディップソースを付けたり、シンプルに素材そざいそのものを食べることが多いですね。また、夕食には大きなステーキにマッシュポテトやした野菜をそえるのがポピュラーです。

アメリカの映画で見たことあるよ!

アメリカのお皿は大きい?

大小さまざまな器やお皿を使う和食とちがい、アメリカの家庭では食べ物をった大きなお皿がテーブルにどんっとならびます。そこから各自の皿に取り分けて食べるのがアメリカ流。1つのものを分けて食べることを英語で“シェア”といいますが、最近は日本でも使われるようになりました。大きぎて1人では食べられない時、「シェアする?」というように使いますよね。

アメリカのスイーツ、いろいろ

アメリカのお母さんの味といわれているデザートはアップルパイ!イギリスからやって来た移民いみんがりんごを育て、そのりんごでパイを作ったのが始まりといわれています。サンクスギビング・デー(感謝祭かんしゃさい)に食べる習慣しゅうかんもありますが、普段ふだんのおやつでも食べますよ。そして子どもも大人おとなも大好きなのは、チョコチップクッキーやブラウニー。ブラウニーは、平らに四角い形に焼いたチョコレートケーキです。クッキーのようにかためのものや、やわらかい仕上がりのものなどがあり、好みにおうじてナッツやマシュマロなどを入れたりします。これらは日本でもよく食べられているスイーツですね。

ブラウニー/チョコチップクッキー/アップルパイ/ぼくも大好きなスイーツだ!

行事食

サンクスギビング・デーは七面鳥しちめんちょう

アメリカでは、毎年11月の第4木曜日がサンクスギビング・デー(感謝祭かんしゃさい)。秋のしゅうかくを祝う伝統でんとう行事で、学校も会社もお休みになります。感謝祭かんしゃさいでは家族や友だちが集まって、ターキー(七面鳥しちめんちょう)の丸焼きを食べるのが習慣しゅうかん内臓ないぞうを取りのぞいたターキーに小さく切ったパンや野菜、ハーブなどの具材をつめてオーブンで焼きます。下準備じゅんびされて焼くだけのものも売られていて、手軽に食たくに出されます。ターキーの肉じると小麦粉で作るグレービーソースや甘酸あまずっぱいクランベリーソースなどをかけて食べます。

ターキー/アップルパイやパンプキンパイも食べるよ!

アメリカ合衆国の学校生活

学校でも多民族

アメリカの教育制度せいどは州によってさまざまで、使用する教科書や時間割じかんわり、休日などもことなります。日本と大きくちがうのは、いろいろな人種の子どもたちがいっしょに学んでいること。例えばサンフランシスコのある小学校では、アジアけい29%、白人27%、ヒスパニックけい(メキシコ、キューバなどからアメリカに移民いみんしてきた人たち)12%、黒人3%の子どもたちがいっしょに学んでいます。
学年は小学校から高校まで6、3、3年せいで日本と同じですが、アメリカでは学年のことを「グレード」とびます。小学校から高校までひと続きで数えるので、中学1年生なら「グレード7」となるんですね。
新学期は9月からで、冬休みは12月後半から約2週間。春休みは3月に約3週間あります。そして夏休みは6月から8月まで3カ月もあるんですよ!

人種の割合(サンフランシスコのある小学校の場合)
アメリカの学期
スクールバス

自分の意見は堂々どうどう

子どもたちはとても独立心どくりつしんが強く、人前でも自分の意見を堂々どうどうといえます。それは、学校の授業じゅぎょうで生徒に考えさせたり、ディスカッション(話し合い)したりする機会が多いから。授業じゅぎょうの中で人の意見を注意深く聞いたり、自分の意見をわかりやすく伝える練習をしています。日本のみんなは、人の意見をよく聞き、自分の意見を上手じょうずに伝えていますか?

登下校はバスか車で

黄色いスクールバスに乗ってみんなで登下校するのは、アメリカの映画えいがでもよく見る光景ですね。地域ちいきによっては各家庭の車で送りむかえをするケースもあります。学校まで遠いというのが理由ですが、安全のためという意味もあるんですよ。もちろん、近くに学校があれば歩いて通う生徒もいます。

ランチはカフェテリアで

アメリカの学校では、お弁当べんとうと給食のどちらの場合も教室ではなくカフェテリアで食べます。お弁当べんとうの場合は、プラスティックの容器ようきやふくろにサンドイッチをつめ、デザートには食べやすいりんごやバナナを持っていきます。スティック野菜やポテトチップスをビニールぶくろに入れてくる子どももいますよ。カフェテリアの給食には、ピザやハンバーガー、パスタ、フライドポテト、マッシュポテトといったメニューがならびます。

お弁当のサンドイッチ/給食/日本の給食とぜんぜんちがうね。
カフェテリアの風景

アメリカ合衆国のスポーツ

アメリカン・フットボール

1番人気はアメフト!

アメリカで1番人気のスポーツは、アメリカン・フットボール(アメフト)。アメリカはっしょうのスポーツなので当然といえば当然ですが、プロや学校たいこうの試合は大人おとなも子どもも夢中むちゅうで観戦します。野球やバスケットボールも人気ですが、アメリカの子どもたちは夏は野球、冬はアメフトというように、季節によって楽しむスポーツを変えるのだとか。日本では、野球ひとすじ、サッカーひとすじという子が多いですよね。

アメリカ合衆国の歴史

アメリカ大陸にはもともとネイティブアメリカンが住んでいて、
部族ごとにそれぞれの文化や言語を持ってらしていました。
アメリカの南部には、メキシコや他の中央アメリカから来た人たちもいました。

1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見すると、
イギリスをはじめヨーロッパの人々、アジアの人々が次々と移住いじゅうするようになりました。
それぞれの民族は自分たちの文化を大切に残しながら、アメリカの社会にとけこんでいったのです。

独立どくりつ戦争により、1776年にアメリカ合衆国がっしゅうこく誕生たんじょうします。
日本はそのころ、江戸えど時代でした。

それからもアメリカには世界中から移民いみんが集まり、
19世紀には日本からもたくさんの人がアメリカにわたりました。
アメリカが“人種のるつぼ”とばれているのは、こうした歴史があるからなんですね。

それぞれの民族は自分たちの得意とくい分野を上手じょうずかし、アメリカの文化をきずき、アメリカ人としてみとめられています。ダンスや歌などのエンターテイメントを得意とくいとする人たち、スポーツを得意とくいとする人たち、農業やビジネスに従事じゅうじして成功する人たちなど、 “アメリカンドリーム”をつかんだ人たちは、ネイティブアメリカンもふくめてみんなアメリカ人なのです。

アメリカンドリーム!努力と才能で成功できるのがアメリカなんだ!

アメリカ合衆国の行事・お祭り

4th of July(フォース・オブ・ジュライ)の花火

アメリカが独立どくりつした記念日

7月4日はアメリカの独立どくりつ記念日で、英語では「フォース・オブ・ジュライ」とびます。昼間はパレードを見に行ったり、バーベキューパーティーをしたりと、みんなで飲んだり食べたりして祝います。ほかにも野球の試合があったり、熱気球を飛ばしたり、コンサートやホットドッグの早食い競争なども行われ、にぎやかな1日となります。夜になると全米各地で花火大会が行われて1日をフルに楽しみます。

ハロウィンは子どもが主役!

10月31日のハロウィンはキリスト教の祝日、万聖節ばんせいせつの前夜祭。よみがえった先祖せんぞのれいを迎え、悪りょうを追い出す意味があります。(意味合いは、日本のおぼんのようなものですね。)オレンジの大きなかぼちゃをくりぬいて顔を作った置物は「ジャック・オー・ランタン」といって、まよけの意味があります。
子どもたちは仮装かそうして近所の家を回り、「トリック・オア・トリート(おかしをくれなきゃいたずらするぞ!)」と言って近所の家からおかしをもらうのが楽しみの1つ。もらったおかしを持ち寄って開くハロウィン・パーティーでは、かぼちゃで作ったグラタンやスープ、パンプキンパイなどを食べます。大人おとなも子どもたちのためにキャンディや食べ物を用意してパーティーを楽しみます。最近は日本でもハロウィンの仮装かそうを楽しむ人たちがえていますね。

仮装をした子どもたち/パンプキンパイ/ジャック・オー・ランタン

後援:アメリカ大使館 農産物貿易ぼうえき事務所

アメリカ合衆国の料理を作ってみよう!

ガンボ ガンボ

ルイジアナ州が発祥で、いろいろな国の食文化が融合して生まれた料理です。「ガンボ」とはこの料理に欠かせないオクラのこと。

コーンブレッド コーンブレッド

サンクスギビングデー(感謝祭)によく食べられる伝統的なパン。とうもろこしの粉を使い、四角い型で焼くのが特徴です。