乳製品の賞味期限と保存のめやす
「賞味期限」とは未開封の状態で、製品に表示されている保存方法、温度で保管した場合においしく召し上がれる期限のめやすです。期限後すぐに食べられなくなるわけではありませんが、保存方法を守って風味などを確認し、できるだけ早くお召し上がりください。また、開封後は賞味期限に関わらず、できるだけ早めにお召し上がりください。
10℃以下で保存
牛乳類【10℃以下で保存】
- 開封後は2~3日を目安に、お早めにお飲みください。
- できるだけ「飲み切れるサイズ」をご購入されることをおすすめします。
開封後の牛乳が腐敗するまでの日数を試験的に調べたところ、10℃なら約2日、7℃なら約4日、4℃なら約7日でした(普通の冷蔵庫の庫内温度は約6℃)。 - 購入後はお早めに冷蔵庫へ!
- 注いだ後は、すぐに冷蔵庫に戻しましょう。一旦、牛乳の品温が上がると冷蔵庫に入れてもすぐには冷えません。(牛乳を室温に30分放置すると11℃まで上がり、冷蔵庫に戻してから7℃以下になるまでに3時間以上かかります)。
- 冷蔵庫の開閉は最小限に!
〈豆知識〉
口の中には、唾液1mLあたり約1億~10億個の菌が住んでいます。容器に口をつけて飲むと、牛乳の中に菌が入ります。飲み切れない場合は、コップに注いで飲みましょう。
口の中には、唾液1mLあたり約1億~10億個の菌が住んでいます。容器に口をつけて飲むと、牛乳の中に菌が入ります。飲み切れない場合は、コップに注いで飲みましょう。
ヨーグルト類【10℃以下で保存】
- 冷凍保存をすると解凍した時にシャブシャブの水状態になってしまい、おいしくありません。冷凍保存はしないでください。
- ドアポケットなど振動が多い場所での保存は避けましょう。
- 保存温度が高いと酸味が強くなるので注意しましょう。
- 表面の水分(ホエー)には、ビタミンB2やたんぱく質などが多く含まれ、栄養価が高いので一緒に食べましょう。
クリーム類【3〜7℃で保存】
- ドアポケットなど振動が多い場所での保存は避けましょう。
- 温度が高すぎたり冷やしすぎると、固まることがあるので保存温度に注意しましょう。
チーズ類【10℃以下で保存】
- 冷凍保存はしないでください。
- 開封後は空気に触れないよう密封または切り口をラップしてください。
ピッツァ用チーズ【10℃以下で保存】
- 冷凍保存できます。
- ピッツァ用チーズはナチュラルチーズですので開封するとカビが生えやすくなります。
- 開封後は冷凍保存するとカビは生えません。
バター類【10℃以下で保存】
- 冷凍保存もできます。使用する前日から冷蔵庫に移して解凍しましょう。
- 室温に放置しないでください。
- においが移りやすいので、においの強い食品のそばに置かないでください。
マーガリン類【10℃以下で保存】
- 室温に放置しないでください。
- においが移りやすいので、においの強い食品のそばに置かないでください。
-18℃以下で保存
冷凍食品【-18℃以下で保存】
- 解凍、調理方法は説明書にしたがってください。
- 解凍後は再凍結しないでください。
アイスクリーム類【-18℃以下で保存】
- 解凍後は再凍結しないでください。
常温で保存
パルメザンチーズ【常温で保存】
- 乾燥した涼しい場所で保存してください。
- 結露しやすいので、冷蔵保存はしないでください。
- 一部の生タイプは冷蔵保存してください。
常温以下で保存
ロングライフミルク【常温以下で保存】
- 常温保存が可能ですが、冷蔵庫に保存したほうがより安心です。
- 開封後は普通の牛乳と同じです。冷蔵庫に保存し、2~3日を目安に早めにお飲みください。
- 口やストローで飲むと菌が入るので、飲み切れない場合は、コップに注いで飲みましょう。