バター BUTTER

バターのパッケージ

バターのパッケージは、無臭で耐水性・耐油性に優れた硫酸紙(パーチメント・ペーパー)やアルミ箔で裏打ちされた硫酸紙(アルミパーチ)で包まれ、紙箱に入れられたものが主流です。他にビンや缶、プラスチック容器のものもあります。

明治バター(1932)
明治バター(1932)
明治北海道バター(2011)
明治北海道バター(2011)

パッケージの表示

表示すべき項目として、次の項目を一括表示するよう定められています。

①種類別
②原材料名
③内容量
④賞味期限
⑤保存方法
⑥製造者

栄養成分表示
栄養成分表示には、100gあたりの栄養成分や関与成分が表示されています。
TOPICS

バターとマーガリンはどう違うの?!

外見はよく似ているバターとマーガリン。でも、原料も製法もまったく異なります。バターの原料は牛乳の乳脂肪で、マーガリンの原料はコーン油、大豆油、パーム油、なたね油、綿実油などの植物性の脂肪です。バターは生乳からクリームを分離して撹拌し、乳脂肪を凝集させてつくる、乳由来の食品です。マーガリンは精製した油脂に粉乳や発酵乳、食塩、ビタミンA、乳化剤、着色料などを加えて乳化し、練り合わせた加工食品です。マーガリンは、製造過程で栄養分や脂肪分の調整や固さ、味に変化をつけることができ、低脂肪タイプや栄養機能強化タイプ、ガーリック風味などのさまざまな種類があります。
マーガリン類はJAS規格(日本農林規格)によって定められており、マーガリンとファットスプレッドに分類されます。油脂含有率80%以上がマーガリン、油脂含有率80%未満がファットスプレッドで、パッケージの一括表示欄に記載されています。マーガリンの利点は、やわらかく塗りやすいことです。