バター BUTTER

バターの栄養

バターは、成分の80.0%以上は乳脂肪です。食用の油脂の中でも高い消化性が知られています。乳脂肪が主成分のバターには、乳由来のビタミンA、E、Dも豊富。中でも脂溶性ビタミンであるビタミンAは、天然油脂中では高い含有率であり、牛乳の13倍以上が含まれます。

バターの栄養(100g中)

エネルギー
(kcal)
水分
(g)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
カルシウム
(mg)
ビタミンA
(μg)
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
食塩相当量
(g)
有塩バター 745 16.2 0.6 81.0 0.2 15 520 0.01 0.03 0.6 1.5 1.9
無塩バター 763 15.8 0.5 83.0 0.2 14 790 0 0.03 0.7 1.4 0

日本食品標準成分表2015年版(七訂)より

バターは牛乳の乳脂肪からなっていますが、いろいろ特徴があります。乳脂肪を構成する脂肪酸は、乳中には400種類以上ありますが、その内選ばれた20種類ほどからなります。とくに酪酸やカプロン酸などの短鎖脂肪酸が多いのも特徴です。全体の約70%を占める主要なパルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸は、酸化されにくく、加熱にも強く、消化されやすい中鎖脂肪酸です。不飽和脂肪酸の中で最も含量の多いオレイン酸には、LDLコレステロールを低下させる動脈硬化の予防作用が知られています。また、必須脂肪酸であるリノール酸やα-リノレン酸も含まれています。バターは栄養性が高く、健康に良い優れた食品です。

バターのコレステロール

食パン1枚に塗るバターは約10gで、その中のコレステロールは21mgと少量です。成人一人当たりが1日の食事から摂る適正量は300~500㎎なので、ほとんど気にならないレベルです。コレステロールは、細胞膜の構成成分や性ホルモン、胆汁酸、ビタミンDなどの合成材料となる大切な栄養素なので、役割や性質を理解して、食事から適量を摂ることが大切です。現在では、コレステロールの1日の摂取量の制限はなくなりましたので、安心してお召し上がりください。