葉酸を毎日しっかり
葉酸はビタミンB群の1種で、赤ちゃんが順調に発育するための大切な栄養素です。妊娠初期に不足すると、神経管閉鎖障害発症(※)のリスクが高まるといわれています。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、妊娠期の女性の葉酸の1日の摂取推奨量は480μgとしています。妊娠を計画している女性は通常の食品からの葉酸摂取(18歳~49歳・240μg)に加えて、サプリメント等から1日400μg摂ることを推奨しています。女性はふだんから意識して摂取したい栄養素です。
※神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄などの中枢神経系の源になる神経管がうまく形成されないことで起こる障害をいいます。
葉酸を多く含む食品
元気な赤ちゃんを産むために、普段の食事に葉酸を多く含む食品を取り入れましょう。
- 緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリー、グリーンアスパラガス、チンゲンサイ、かぼちゃ)
- 豆類(納豆、あずき、枝豆)
- 果物(いちご、マンゴー、オレンジ)
食事だけでは十分摂取できないことも多いので、サプリメントもじょうずに活用することが勧められています(厚生労働省発表「妊産婦のための食生活指針(2006年2月)」「健やか親子21」推進検討会報告書より)。