月齢別、離乳食を食べてくれないときはこうする!

がんばって離乳食を作ったのに食べてくれないとショックですよね。しかも、食べないと発育に影響するんじゃないかと心配しがち。けれども、そんなに気にしないで。食べない理由とどうすれば食べてもらえるかを知っておけば気持ちがラクになります。
離乳初期(5ヵ月・6ヵ月)、最初は食べてくれないかも!?
一般的に生後5ヵ月〜6ヵ月が離乳初期と言われていますが、赤ちゃんによって差があります。首がしっかりすわる、寝返りができる、お座りができる、また食べ物を見せると食べたそうにする、手にしたものを口へ持っていく動作をするといったサインが見られたら離乳食をスタートします。
この頃は、歯が揃っていなく消化機能が未発達のため、食材は粒が残らないくらい丁寧に擦りつぶして、温度は人肌にするのがポイント。食べてくれないときは、おかゆの上ずみをそっとスプーンであげるだけでもOKです。それでも食べないときは、ムリに食べさせなくて大丈夫。翌日にまたトライします。
飲み慣れたミルクを使って離乳食を作ったり、大きさや素材の違うスプーンを用意すれば食べてくれることもあります。
赤ちゃんによっては、まだ固形物を舌で押し戻す本能が残っていて、スプーンを舌で押してくることがあります。そういうときは離乳食を一旦やめて、1〜2週間後に再開してみましょう。
離乳中期(7ヵ月・8ヵ月)は、食材の固さや大きさに工夫を
この頃になると、舌でつぶせる程度の小さなかたまり状のものが食べられるようになります。けれども、食材が固かったり大きかったり、さらに野菜の繊維が残っていたりすると嫌がります。小さめに切る、柔らかくするなど工夫をしてみましょう。食べ慣れた食材で作り、とろみをつけると食べてくれることも。どうしても食べたがらないときは、食事の時間をずらすのも手です。
離乳後期(9ヵ月〜11ヵ月)は、食べるときと食べないときがある
奥歯の歯ぐきで食材をつぶすことを覚えるのが離乳後期です。1日3回食になり、赤ちゃんによっては大人と同じテーブルで食べることもできます。食べられるものが増えますが、食べないものは無理矢理あげない方がいいですね。数日おいて出したり、味付けを変えて出したりすれば徐々に食べるようになります。一方で、いっぱい遊んだ日はお腹がすきますので、食欲旺盛になります。
離乳完了期(12ヵ月〜18ヵ月)には食べムラが出て栄養不足に!?
離乳完了期の少し前から、手づかみでむしゃむしゃ食べ始めます。「汚れる」「お行儀悪い」という風に見えるかもしれませんが、実はこれ、自分の口と手の距離を覚えたり、食べるものの適量を知るための練習なのです。汚れてもいいよう床やテーブルに新聞を敷き、存分に食べさせましょう。
そして、1歳を過ぎると好きなモノばかり食べたり、遊び食べを始めて、栄養が偏りがちになりますので、「明治ステップ」で不足しがちな鉄分とカルシウムを補給してあげてくださいね。
離乳食と一緒にミルクを与えて、成長に役立てる
母乳の代わりになる「明治ほほえみ」は1歳まで。保育園に預ける時などに便利です。また、母乳や離乳食で摂りにくい栄養素を補う「明治ステップ」は1歳から3歳頃まで。お子さまにすくすく成長してほしいと願うなら、ぜひ飲ませてあげてくださいね。「明治ステップ」は離乳食に入れて調理することもできます。