大切な赤ちゃんの成長のため、栄養が足りているか気にされるママは多いのではないでしょうか。
赤ちゃん相談室では、離乳食の進め方に関して、以下のようなお電話をいただきます。
0歳児の乳児期、1~3歳の幼児期は脳が急激に発達し、活動量も増えるため、体の大きさに対して多くの酸素が必要と言われます。鉄は、その酸素を脳へ運ぶヘモグロビンの材料となる大切な栄養素です。そもそも鉄不足になると何が起こるのか、どうしたら防ぐことができるのか、などをご紹介いたします。
赤ちゃんはママから鉄をもらって生まれ、生後5ヵ月頃までは必要量を満たしていますが、6ヵ月を過ぎる頃にこの鉄は徐々に減っていくと言われています。鉄は母乳にも含まれていますが、完全母乳の場合は、赤ちゃんの体内のヘモグロビン(※1) 濃度が低くなってしまう可能性があり、母乳だけで育った赤ちゃんは生後6ヵ月の時点で鉄欠乏を生じやすいとの報告もあります。※6
鉄不足になると脳だけでなくカラダ中に酸素が行き渡らなくなり、鉄欠乏性貧血になることがあります。体重がなかなか増えない、身長が伸びない、いつも機嫌が悪い、血色が悪いなど気になったら小児科で相談しましょう。
鉄の1日の推奨量(1日当たりに最低限摂りたい量)は、6~11か月男児では5.0mg、女児では4.5mg。1~2歳児男女児では4.5mgです。※2 鉄4.5mgを1種類の食品で摂ろうとすると、牛もも赤身肉なら170g、鶏卵なら5個、ゆでたほうれん草だと500g(約3束)、牛乳だと約22L必要です。※3
しかし、赤ちゃんが食べられる離乳食の量はごくわずかなので、食材のみから必要な鉄の量を摂るのは大変です。
また鉄分というとレバーを思い浮かべる方も多いかもしれません。鶏レバーは鉄4.5mgを摂ることができますが、耐容上限量の約12倍のビタミンAを摂ることになります。※4そのため、幼児が鉄を摂るための食材としては適していません。。そもそも栄養のプロでもない限り、各食材の栄養成分や、それらの相関作用を細かくチェックして調理するなんて難しいですよね。
そのため、鉄を含む食材を意識して使いながらも、「明治ほほえみ」や「明治ステップ」などの乳児用ミルク。フォローアップミルクを活用するのはいかがでしょうか。 「明治ほほえみ」は100ml当たり0.81mgの鉄が、「明治ステップ」は100mlあたり1.25mgの鉄が含まれているため、鉄不足の心配も減りますね。
また「明治ほほえみ」「明治ステップ」には様々なアレンジレシピがあるため、そのまま飲むだけでなく離乳食としておいしく鉄を摂ることができます。 ほほえみクラブでは沢山のレシピを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ほかにも、赤ちゃんの栄養に関してお悩みや不安をお持ちの方は、ぜひ赤ちゃん相談室にご相談ください。相談員一同、お電話をお待ちしております。
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