- クリーム
- 20〜50ml
- (植物性脂肪が入っていない、「乳脂肪」だけのもの)
どうしてクリームをふるとバターができるの?
その秘密は「クリームの中の脂肪」にあるよ!
クリームをふってバターを作ってみよう!!
- コップ型のふた付き容器
またはふたつきの小さいあきびん 1個 - 小さいボウル 1個
クリームをはかって容器に入れ、ふたを閉めます。
※中身が飛び出さないように、ふたはしっかり閉めましょう。
はじめての時は20mlからやってみよう。
容器の上下を持ってふります。
2〜8分位ふり続け(クリームの量によって変わります)、パシャパシャと大きな音がしてかたまりが見えたらできあがりです。
※量が多い時や暑い日は、凍らせた保冷剤などをあてながらふるとよいでしょう。
白い水分(バターミルク)を小さいボウルにあけます。
容器に残ったかたまりがバターです。
フレッシュバターのできあがり!パンなどにぬっていただきましょう。
市販のバターには少し塩が入っているよ。
手作りバターに塩や、砂糖、ココアなどを入れて食べてみよう!
手作りバターを使ったレシピに挑戦!
自分で作ったバターを使ってさらにおいしい料理を作っちゃおう。作り方は「明治の食育 おすすめレシピ」で紹介しているよ。
どうしてふるだけでバターができるの?
その秘密は「クリームの中の脂肪」にあるよ!
クリームの中には脂肪が入っているんだ。その脂肪はうすい膜でおおわれていて、ふると膜が破れて、中の脂肪同士がつながります。たくさんふり続けると、クリームの中の水分と脂肪が分かれ、バターができるんだよ。
- クリームの乳脂肪は、たんぱく質などのうすい膜でおおわれていて、丸い脂肪球になって水分の中でプカプカ浮いています。
-
容器にクリームを入れて激しくふると、脂肪球同士がぶつかって膜がとれ、脂肪球のかたまりができます。
これらがたくさん集まってくると、クリームは、ドロっとした状態になります。 -
さらに、ふり続けると、液体と黄色いかたまりに分かれます。この液体をバターミルクと言います。黄色いかたまりはバターです。バターの中には小さなバターミルクの粒が散らばって入っています。
バターの工場では、この小さなバターミルクを取り除いて練り合わせます。
クリームには動物性と植物性がある?
クリームとは生乳の乳脂肪分だけを取り出したものをいいます。一切の添加物がなく乳脂肪分が18.0%以上と規定され、まろやかな風味とコクがあるのが特徴。これが動物性のクリームです。
植物性のものは、乳脂肪にヤシ油やパーム油などの植物性油脂と乳化剤などを加え、クリームのように加工します。本物のクリームとは別のものなのです。
バターミルク
バターを作った時に残った水分はバターミルクといって、脂肪分を除けば栄養価は牛乳と同じです。
そのまま飲んでも栄養たっぷりですが、ホットケーキの生地やスープやシチューに入れてもおいしいです。
- 牛乳をふってもバターができるのかな?
- 実験をした時の変化のようすや感じたことを書いてみよう。
- バターができるまでにどれくらいの時間がかかるか計ってみよう。