プリン
- 明治おいしい牛乳
- 100ml
- 砂糖
- 大さじ2
- 卵
- 1個
- バニラエッセンス
- 数滴
カラメルソース
- 砂糖
- 大さじ1
- 熱湯
- 小さじ1
- 熱湯(加熱したあとに入れる用)
- 小さじ1/2
考えてみよう!プリンの中身は何?
プルプルだったり、トロトロだったりかたかったり、プリンはたくさんの種類があるね。プリンは一体何からできているんだろう?考えてみよう!
プリンはなぜ固まるの?
卵に含まれるたんぱく質の性質が関係しているよ!
マグカップ(耐熱用)に砂糖大さじ1と熱湯小さじ1を入れ、電子レンジ(500W)で2分30秒加熱します。
加熱時間による色の変化を観察しよう。
★カラメルソースの色の濃さが足りなければ、好みの色になるまで追加で加熱しよう。
★電子レンジによって加減が異なるので、加熱時間は様子を見ながら調整してね。
電子レンジから取り出し、やけどに注意しながら、熱湯小さじ1/2を入れます。
やけどに注意しよう
水ハネに注意しよう
完成したカラメルソースはすぐにプリンカップへ移します。
牛乳・卵・砂糖をボウルに入れて均一になるまで泡立て器で混ぜ合わせます。
バニラエッセンスを数滴垂らして再度混ぜ合わせます。
②をこし器を通してカラメルソースの入ったカップへ移し、アルミホイルをかぶせます。
鍋に沸騰させたお湯を入れます。
温度計で温度を測り、90℃くらいまで下がったところでプリンの容器を入れ蓋をして10分おきます。
弱火で90℃になるまで加熱したら火を止めて5分おきます。
容器を揺らして、表面が固まっているか確認します。
※表面がゆるい場合は、再度加熱して蒸らして調整しましょう。
温度計がない場合は、沸騰させたお湯を入れて2分ほど待ってからプリンの容器を入れて10分おいてね。
また弱火で2分ほど加熱したら火を止めて5分おこう。
粗熱をとり、冷蔵庫で冷やします。
竹串を容器の周りに沿わせて軽く振り落としてお皿にあけよう。基本のプリンが完成!
『プリン液の作りかた』の①で加える砂糖の分量を変えてみよう。
基本のプリンは砂糖が大さじ2(18g)だよ。
・砂糖の分量を小さじ2(6g)に減らしたもの
・砂糖の分量を大さじ4(36g)に増やしたもの
全部で3つ作ってみて、ちがいを比べてみよう。
加熱の時間を少しずつ変化させたとき、かたさや見た目はどう変わるかな?
通常のプリンとあわせて2つ作って食感を比べてみよう!
卵・牛乳の量を変えても、味やかたさが変わるみたいだよ。
自分なりにアレンジして、好きなプリンを研究しよう。
全卵1個を卵黄2個に変えたらどうなるだろう。
牛乳を少なめにしたら弾力のあるプリンができるかな?
プリンは電子レンジでも作れるよ!
プリン液を耐熱性のマグカップに入れて500Wの電子レンジで2分30秒加熱しよう。(電子レンジの場合はアルミホイルは外そう)
鍋で蒸したプリンと味やかたさなどを比べよう。
※お使いの電子レンジによって加減が異なりますので、加熱時間は様子を見ながらご調整ください。
卵に多く含まれるたんぱく質は、熱を加えると固まるという性質をもっているんだ。ゆで卵や卵焼きも、熱を加えて固まったものだね。この性質を「熱凝固(ねつぎょうこ)」というんだ。
プリンも同じで、「熱凝固(ねつぎょうこ)」の性質を利用しているんだよ。
でも、なぜプリンはやわらかいのかな。秘密は一緒にいれた砂糖にあるよ。
砂糖には熱凝固(ねつぎょうこ)を左右する力があるんだ。砂糖を加えると砂糖の成分である「ショ糖」が卵のたんぱく質の間に入ることで、たんぱく質同士の間隔が広がるんだ。
また、ショ糖分子は卵の水分を抱え込んで、たんぱく質の間でクッションのような役割も果たすよ。
そうすることでたんぱく質同士の衝突がへり、結合が少なくなるので、プルプルとしてやわらかい食感になるんだよ。
プリンの生地に砂糖を入れすぎてしまうと固まりにくくなってしまうので、砂糖の量はひかえめなんだ。そうすると甘くないプリンができるよね。カラメルソースは砂糖でできているため、これをかけることで、甘さをおぎなっているんだね。
カルシウムは丈夫な骨や歯をつくるために必要な栄養素だよ。成長期に大切な栄養素だから、夏休みも牛乳を飲んだり、料理やお菓子作りで工夫して摂るようにしようね。ビタミンDを一緒に摂るとカルシウムの吸収を助けてくれるよ。
加熱の時間が長いのと短いのはどちらがかたい?