1歳4ヵ月頃~1歳半頃のお子さまの発育と発達
1歳4ヵ月頃~1歳半頃になると手先もだんだん器用に動くようになり、身近な人の動作やしぐさを真似するのが上手になってくる時期です。ママがやっている事を一緒になってやりたがることが多くなってきますが、お子さまの色々なことにチャレンジしたい気持ちを大切にしてあげましょう
体の機能
よちよち歩きも上手になりますが、手先もだんだん器用に動くようになってくる頃です。ママがちょっと目を離しているすきに、ティッシュを箱から全部引っ張りだしたり、引き出しの中の洋服を全部出してしまったり……。引っ張れるものはなんでも引っ張って、つまんで、振り回してと、赤ちゃんのいたずらに頭を悩めているママも多いことでしょう。でも、これもお子さまの立派な成長。指先が器用に動かせるようになった証拠です。
つみ木遊び
手先が器用に動かせるようになってきたら、つみ木遊びを取り入れてみましょう。今までは四角の角をかじってみたり、なめたり、投げたりするばかりだったのに、ひとつのつみ木の上に、もうひとつ、つみ木を重ねて置くことができるようになってきます。
大人からすれば、とても簡単な作業ですが、つみ木とつみ木の距離を感じて、手を離すタイミングをはかる、とても細やかで難しい作業です。お子さまには物をつかむことより、そっと離すことのほうが難しい技なのです。お子さまに三角のつみ木は積むのが難しいですし、三角を積むとそれ以上その上にはつみ木が積めなくなってしまうので、最初は四角の形のつみ木を選んで遊ぶとよいでしょう。
お子さまのしぐさ
ママやパパなど、身近な人の動作やしぐさを、真似するのが上手になってくる時期です。「ありがとう」と頭を下げたり、「バイバーイ」と、大人と同じように手を振ることができるようになってきます。お子さまは、周りにいる人のしぐさなどをじっと観察し、真似をすることで、体の動かし方や言葉の使い方をゆっくり学んでいきます。
手をパチパチパチしたり、おつむてんてんてんなど、手遊びも楽しく遊ぶことができるようになるので、遊びに取り入れるといいでしょう。
やりたい気持ちを大切に!
また、部屋の片づけ、掃除など、ママがやっていることを一緒になってやりたがることが多くなってきます。もちろん、ママがひとりでやった方が早くキレイにできますが、お子さまの「やりたい!真似したい!」という気持ちを大切にし、色々なことにチャレンジさせてあげましょう。お子さまは、大好きなママと一緒に、同じことができることを、嬉しく感じるのです。
はじめは、失敗のほうが多いかもしれませんが、何度も何度も繰り返し行っていくうちに、少しずつ上達していきます。お子さまが上手にできたときに、ほめるのはあたりまえですが、あまり上手にできなかったときも、叱ったり文句を言うのではなく、まずはやろうとしたことを、ほめてあげましょう。
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