離乳食中期(7ヵ月)の進め方|スケジュールの目安とおすすめレシピ

生後7ヵ月を迎えると、離乳食はペースト状の「ゴックン期」から、食べ物を舌でつぶす練習をする「モグモグ期(中期)」へとステップアップします。これまでの1日1回から「1日2回食」へと食事が増えるため、「生活リズムをどう合わせればいい?」「まだドロドロじゃないと飲み込めないかも」と不安になるママ・パパも多い時期です。
この記事では、離乳食中期に入ったばかりの生後7ヵ月のスケジュールや、無理なく2回食へ移行するコツ、初めての中期食にぴったりな簡単レシピを分かりやすく解説します。

この記事の監修者

  • 氏名:古市 菜緒
    経歴:保有資格 助産師・看護師・保健師
    助産師として1万件以上の出産に携わり、講座の受講者は年間3万人を超える。企業の開発支援、産院のコンサルタント、国・自治体の母子保健関連施策などにも従事。株式会社バースリンク代表取締役、2児の母。

生後7ヵ月の離乳食の進め方

生後7ヵ月は、離乳食が「ゴックン期」から「モグモグ期」へと切り替わる大きな節目。1日2回食のスタートや固さの変化など、この時期に知っておきたい進め方をご紹介します。

ゴックン期からモグモグ期への切り替え

生後7ヵ月頃になると、これまでペースト状のものをただ飲み込んでいた「ゴックン期」から、食べ物を口の中でモグモグと動かし、舌と上あごを使って押しつぶしてから飲み込む「モグモグ期(中期)」へと移行していきます。

この切り替えの目安になるのが、スプーンを口に入れると上下の唇を閉じて上手に飲み込めること、1回の食事で大さじ3杯程度の量を食べられること、お座りが安定してきたことなどです。個人差があるので、月齢だけにこだわらずお子さまの様子を見ながら進めていきましょう。

初めての「1日2回食」スケジュール

モグモグ期に入ったら、離乳食の回数を1日1回から2回に増やしていきます。目安としては、1回目を午前10時頃、2回目を14時〜16時頃に設定し、毎日できるだけ同じ時間帯に食べさせることで、お子さまの生活リズムを整えやすくなります。

ペーストから「みじん切り・つぶつぶ」への慣らし方

モグモグ期の食材の固さの目安は、「絹ごし豆腐」くらいのやわらかさ。大きさは、舌で押しつぶせる程度の細かい「みじん切り(つぶつぶ状)」が基本になります。

しかし、急にペーストから固形に近いものへ変えてしまうと、お子さまが戸惑って食べるのを嫌がってしまうこともあります。最初はこれまで通りのペースト状のものに、少量のみじん切りを混ぜるところから始め、お子さまの様子を見ながら少しずつ粒の大きさや量を増やしていき、徐々に粒のある食感に慣らしていきましょう。

参照元: 厚生労働省|授乳・離乳の支援ガイド

7ヵ月から新しく増える食材と量

モグモグ期に入ると、食べられる食材の種類がぐっと広がります。新しく挑戦できるたんぱく質や、1回あたりの食事量の目安を詳しく見ていきましょう。

新しく使えるたんぱく質

離乳食中期からは、初期に食べていた食材に加えて、新しいたんぱく質にも挑戦できるようになります。代表的なものが、鶏ささみや鶏むね肉、まぐろなどの赤身魚、納豆、カッテージチーズ、プレーンヨーグルトといった食材です。

ただし、初めて食べる食材はアレルギーの心配があるため、必ず1日1回・1さじからスタートし、体調の変化にすぐ対応できるよう、平日の午前中に試すようにしましょう。1種類ずつ、様子を見ながら少しずつ食材のレパートリーを増やしていくことが大切です。

2回食を始めたばかりの1回あたりの目安量

生後7ヵ月頃、2回食を始めたばかりの時期の1食あたりの目安量は、主食となる全がゆ(7倍がゆ)が50〜80g程度、野菜や果物が20〜30g程度です。たんぱく質源は、魚や鶏ささみなら10〜15g、豆腐なら30〜40g、卵なら卵黄1〜全卵1/3個程度が目安になります。複数の食材を組み合わせる場合は、それぞれの量を少なめに調整しましょう。

また、2回目の離乳食も、最初から1回目と同じ量を食べさせようとせず、少なめの量からスタートしていくことが大切。お子さまの食べ具合を見ながら徐々に増やしていくことが、無理なく2回食を定着させるコツです。

参照元: 厚生労働省|授乳・離乳の支援ガイド

初めての中期食におすすめの簡単レシピ

初めての中期食、使える食材が増えるからこそどんなメニューを作ればいいか迷うママ・パパも多いでしょう。ここでは簡単に作れる、おすすめの中期食レシピを3つご紹介します。

ほうれん草のポタージュ

「野菜をきちんと食べてくれるか心配」「そろそろとろみのあるメニューに挑戦させたい」。そんな時期にぴったりなのが、ほうれん草と玉ねぎ、じゃがいもにミルクでやさしくとろみをつけた「ほうれん草のポタージュ」です。鉄やビタミンを手軽に補給でき、なめらかな口当たりなので、モグモグ期に入ったばかりのお子さまでも食べやすいのが魅力。
詳しい材料と作り方はこちらから。

ほうれん草のポタージュ<7ヵ月〜8ヵ月の離乳食レシピ>|明治ほほえみクラブ

豆腐と白身魚のトロトロミルクあんかけ

「白身魚はパサついて食べにくそう」「たんぱく質もしっかり摂らせたい」。そんな悩みに応えてくれるのが、豆腐と白身魚をミルクでとろとろに仕上げた「豆腐と白身魚のトロトロミルクあんかけ」です。白身魚と豆腐の良質なたんぱく質に加え、ミルクでカルシウムも摂れる一品です。とろみをつけることで口当たりがなめらかになり、パサつきがちな白身魚も食べやすく仕上がります。詳しい材料と作り方はこちらから。

豆腐と白身魚のトロトロミルクあんかけ<7ヵ月〜8ヵ月の離乳食レシピ>|明治ほほえみクラブ

かぼちゃリゾット

「毎回同じような主食メニューになりがち」「野菜の甘みを活かしたレシピを知りたい」。そんなときにおすすめなのが、かぼちゃの自然な甘みを活かした「かぼちゃリゾット」です。βカロテンやビタミンCが豊富なかぼちゃに、カッテージチーズのたんぱく質やカルシウムを組み合わせた、栄養バランスのよい一品です。おかゆとミルクでまろやかな味わいに仕上がるため、お子さまも食べやすいでしょう。詳しい材料と作り方はこちらから。

かぼちゃリゾット<7ヵ月〜8ヵ月の離乳食レシピ>|明治ほほえみクラブ

7ヵ月頃のよくある悩みと対策

7ヵ月頃の離乳食は、新しい食感や食材が増えることで、なかなか食べ進まないことも多い時期です。よくある悩みとその対策を知っておくことで、気持ちに余裕を持って向き合えます。

新しい食材を食べてくれないときの工夫

みじん切りの固さに戸惑ったり、初めての風味に驚いてべーっと吐き出してしまったりするのは、モグモグ期によくあることです。そんなときは、食材をもう少し細かくすりつぶしてとろみを強めにつけると、口当たりがやさしくなり食べやすくなります。また、お子さまが好きなかぼちゃやさつまいものペーストに少し混ぜたり、ミルク味のポタージュに加えて味をまろやかにしたりするのもおすすめの方法です。

一度嫌がったからといって諦めず、時間をおいて再チャレンジしてみると、案外あっさり食べてくれることもあります。焦らず、いろいろな工夫を試してみましょう。

7ヵ月の離乳食は焦らずお子さま個人のペースに寄り添う

生後7ヵ月は、離乳食の回数が2回に増え、食感も大きく変わるため、お子さまにとっても、それを見守るママ・パパにとっても、変化の多い時期です。目安量通りに食べきれなかったり、つぶつぶとした固さを嫌がったりすることもありますが、心配しすぎることはありません。

お子さまの成長や咀嚼(そしゃく)のペースには大きな個人差があります。周りの子と比べて焦らないようにしましょう。まずは、とろみをつけたり、かぼちゃやミルクのような好きな甘みを上手に活用したりしながら、「舌で上手につぶして味わうこと」そのものを、お子さまに楽しんでもらう視点を大切にしてください。毎日の生活リズムの中に、少しずつ2回食を馴染ませながら、親子で笑顔の食卓の時間を重ねていってくださいね。

手軽に栄養プラス!毎日の離乳食づくりを助ける「明治ステップ」

離乳食中期に入ると、離乳食だけでは不足しがちな鉄やカルシウムなどの栄養を意識することが大切になります。そんなときにおすすめなのが、フォローアップミルク「明治ステップ」です。

フォローアップミルクとは離乳期ごろに開始し、3歳頃まで続けることができるミルクです。この時期のお子さまは食事からの栄養摂取が中心となりますが、普段の食事だけでは不足しがちな栄養素を効率的に補うことができます。

離乳食だけでは摂りきれない鉄やカルシウムに加え、それぞれの吸収を助けるビタミンC・ビタミンDも、コップ2杯(400ml)で1日に必要な量を補えうことができるので、バタバタしがちな朝食など、ママ、パパが忙しく、提供する食事のバランスに自信がないときにも頼もしい味方となります。

また、キューブタイプは個包装のため、使い切りを気にせず、必要なときに必要な分だけ使うことができます。

計量の必要がないので誰でも使いやすく、いつもの離乳食にポンと入れるだけで手軽に栄養をプラスできます。

このように、フォローアップミルク「明治ステップ」なども上手に活用しながら、心身ともに大きく成長する大切な時期のお子さまを、栄養面からもしっかりと支えていきましょう。

明治ステップ