赤ちゃんがいる家庭の「防災対策」を考える
近年、防災対策をおこなっているご家庭も多いのではないでしょうか。赤ちゃんは大人と同じような生活はできないため、防災対策も赤ちゃんに合わせた準備をする必要があります。
例えば、災害時にはお湯がない場合が多いため、ミルク育児の場合は液体ミルクの活用をお勧めいたします。赤ちゃん相談室には、下記のようなお声をいただいております。
- 「液体ミルクをずっと待っていました。備蓄用にさっそく購入しました(3ヵ月)」
- 「防災備蓄用にはもちろんですが、泣いている赤ちゃんを待たせずにすぐ飲ませることができるので、夜間の授乳が楽になりました(1ヵ月)」
- 「防災用に購入しましたが、日常生活でもお出かけ用の荷物を減らすことができて、お出かけがもっと楽しくなりました(5ヵ月)」
災害備蓄用だけでなく、日常でのご利用も増えているご様子から、液体ミルクが浸透し始めていることが伺えます。
赤ちゃんは環境の変化に敏感なため、普段から慣れていないと、いざというときにミルクを飲んでくれない場合もあります。ミルク以外のものでも同様です。
そこで今回は、赤ちゃんがいるご家庭がしておくべき防災対策をご紹介します!
赤ちゃんのための防災グッズ
地震などの自然災害は、いつどこで起きるかわかりません。もし自宅が被災した場合、しばらく避難所暮らしになることも考えられます。
そこで最近注目されているのが「日常備蓄(ローリングストック)」という方法です。これは、普段から食べている食料品や、使い慣れている日用品を少し多めに購入しておき、賞味期限の近いものから使い、使った分だけ買い足すことで常に一定量を家庭に備蓄しておく方法です。備蓄食料の賞味期限切れを防ぎ、日頃から食べ慣れたものが非常食になります。「明治ほほえみ らくらくミルク」もぜひ日常使いをして飲み慣れておくと安心です。
普段は母乳のママも、災害時の緊張や疲れから、母乳が出づらくなるケースもあります。液体ミルクや粉ミルクをはじめ、水、紙おむつ、おくるみなど、赤ちゃんとの防災に必要なものは非常時にさっと持ち出せるよう、「非常用持ち出し袋」を作っておきましょう。
0~1歳児の家庭で準備しておきたいもの
液体ミルク
調乳不要で常温のまま哺乳瓶にうつすだけの液体ミルクなら、お湯や湯冷ましなどが手に入らなくても、すぐに赤ちゃんに授乳できます。専用アタッチメントがあるものなら、哺乳瓶にうつす必要さえありません。災害時は水が手に入らないことが多いため、もしもに備えてストックしておきましょう。
また、災害時に備えておくべき食料は、少なくとも3日分と言われています。赤ちゃんの乳児用ミルクも3日分はストックがあると良いでしょう。「明治ほほえみ らくらくミルク」なら、丈夫なスチール缶で、ミルクの品質を守ることができます。専用アタッチメントを用意すれば、普段お使いの哺乳ビン用乳首(※)と一緒に缶に装着するだけですぐに授乳できるのでおすすめです。(※ピジョン株式会社製「母乳実感®」専用の設計です。)
紙おむつ
水や食料などの援助物資が優先され、おむつや生理用品などの衛生用品が届くまでには、時間がかかることがあります。避難所の規模や場所にもよるものの、最大で1週間分程度のおむつは、災害用としてストックしておきましょう。
その他にも、防災対策として備えておくべき育児グッズはたくさんあります。
チェックリストで改めて確認し、いざという時に慌てずに済むよう備蓄しておきましょう。
避難する際の注意点
ベビーカーは使えないことが多い
大災害が発生すると、たくさんの人が一斉に避難をするため、道が混みます。建物や塀、街路樹などが倒れたり、道がでこぼこでベビーカーが動かせなくなる可能性も高くなります。一刻を争う災害時には、抱っこで逃げるようにしましょう。足元が不安定な場合を考えて、抱っこ紐があるとより安全です。
可能であればおもちゃを持参する
避難所生活が長引けば、赤ちゃんもストレスになります。もし可能ならば、お気に入りのおもちゃを少し持っていくなどして、赤ちゃんのストレスからくるグズりを軽減できるような対策をしてあげましょう。
ママもできるだけ休息をとる
たくさんの人々が肩を寄せ合うように過ごす避難所生活は、赤ちゃんだけでなく、ママにもストレスがかかりがちです。情報収集や当番などはできるだけパパと協力し、休める時間はできるだけ赤ちゃんと一緒に休息をとりましょう。
まとめ
日頃から日常備蓄を心がけておき、いざという時にスムーズな避難ができるようにしておきましょう。賞味期限のある粉ミルクや離乳食、おやつなどを備蓄する際には、定期的に期限を確認します。もし賞味期限内に出番がなさそうであれば、普段のミルクや食事に使い、また新しい品に入れ替えましょう。
赤ちゃんの防災備蓄や、被災下での栄養に関してお悩みや不安をお持ちの方は、ぜひ赤ちゃん相談室にご相談ください。相談員一同、お電話をお待ちしております。
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