- 牛乳
 - 500ml
 - 酢
 - 30ml(大さじ2)
 
どうして牛乳に酢を入れるとカッテージチーズができるの?
その秘密は「たんぱく質と酸」にあるよ!
牛乳と酢でカッテージチーズを作ろう!
			
		
		- なべ(小さめのもの) 1個
 - ボウル 1個
 - ざる(ボウルよりやや大きめ) 1個
 - キッチンペーパー 1~2枚
 - 玉じゃくし 1本
 
		なべに牛乳を入れて、60℃から70℃に温めます。(なべのふち全体に小さな泡がプツプツ出るくらいです。)
火を使うので、やけどに注意しよう。
			
				火を消して、温めた牛乳に酢を入れます。
10秒かぞえてから、玉じゃくしで全体をゆっくりと混ぜます。その後、少し置きます。
			
			しばらくすると、もろもろとした豆腐のようなものと、やや黄色がかった水分とに分離します。
ボウルにキッチンペーパーをしいたざるをのせ、なべの中のものを全部玉じゃくしで入れます。
火を使うので、やけどに注意しよう。
キッチンペーパーに残った白いものがカッテージチーズです。クラッカーなどにのせていただきましょう!(はちみつやジャムをそえてもOK)
			分離した水分(ホエー)にレモン果汁と砂糖やオレンジジュースを加えて飲んでみよう。
		手作りカッテージチーズを使ったレシピに挑戦!
自分で作ったカッテージチーズを使ってさらにおいしい料理を作っちゃおう。作り方は「明治の食育 おすすめレシピ」で紹介しているよ。
どうして牛乳が固まるの?
その秘密は「たんぱく質と酸」にあるよ!
			牛乳のたんぱく質にはカゼインという成分が多く含まれているんだよ。
このカゼインはお互いに反発する特徴があるため、カゼイン同士はくっつくことなく分散しているんだ。
そこへお酢のような酸性のものが入ると、カゼイン同士がくっつくようになるんだ。カゼイン同士がくっついて固まったものがカッテージチーズだよ。
レモンラッシー風ドリンクも原理は似ているよ。
		
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 牛乳の主な栄養素である、たんぱく質、脂肪、乳糖のうち、乳糖は水分に溶けていて、その性質は中性です。その中をたんぱく質と脂肪がプカプカと浮いて、それぞれがたえず動いています。
							
中性の乳糖の海では、それぞれが同じ磁極の磁石が反発し合うように反発し合い、くっつかないでプカプカと浮いています。 - 
						
							
 あたためた牛乳の中に、お酢やかんきつ系の果汁やジュースを入れると、中性の海が酸性の海に変化していきます。すると、たんぱく質が酸によって不安定な状態になってくっつき合い始めます。
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 やがて酸性の海になると、お互いに反発し合っていた状態が崩れてくっつき合うようになります。
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 最後には全体にくっつき、脂肪を抱き込んで固まります。これがカッテージチーズです。周りの酸性の海がホエーです。
							 
加熱は必要なの?
					牛乳のたんぱく質に含まれる成分カゼインは酸で固まりますが、熱の力を借りることでより固まりやすくなります。
加熱をしていないとトロトロとして、豆腐のような大きなかたまりはできにくいのです。
				
ホエーに含まれる栄養素は?
ホエーにはたんぱく質、ミネラル、ビタミンなどが含まれているよ。捨ててしまうのはもったいないね。
				
			
- 実験をした時の変化のようすや感じたことを書いてみよう。
 - カッテージチーズに変化する過程を撮影しておこう。
 
				
				カッテージチーズクリームのクレープ
			
				ひき肉のコーン蒸し
			
ホエーにはたんぱく質、ミネラル、ビタミンなどが含まれているよ。
一緒に食べてね。