乾物は、鉄分・カルシウムを多く含んでいます。なかでも、ごまや切り干し大根には鉄分もカルシウムも豊富に含まれています。常温保存可能で、賞味期限が長いため、常備しておくと便利です。
乾物は食材の水分を抜いて作られた保存食です。水やお湯でかんたんに戻すことができ、使い勝手がいいのが魅力です。戻し方のコツを知っておきましょう。
- 新しいものはさっと洗い、ひたひたの水に20分ほど浸しておく。
- 水気をしぼって調理する。
(水に長くつけすぎるとせっかくの甘みや歯ごたえが半減してしまいます)
- 製造してから日がたち茶色く変色してしまったものは熱めの湯につけてしんなりさせた後、少量の塩をかけてよくもむ。何回かにわけて塩気を洗い流し水気を切って使用する。
※ 急ぐ時はぬるま湯の中でギュッギュッともみ洗いすると早く戻せます。
- ボウルに手をつけると熱いぐらいのお湯(80℃)をたっぷり入れて高野豆腐を浸す。
(熱湯や水、ぬるま湯ではふっくらと戻りません) - 落とし蓋をして高野豆腐を完全にお湯の中につける。
- 10〜15分おいたら水洗いし、両手のひらではさんで水気をよくしぼり使用する。
- さっと洗いかさの部分を上にして、ひたひたの水につけて戻す。
- 肉薄の椎茸なら約20分、肉厚の椎茸なら約40分ほどつける。
(石づきは戻りにくいのであらかじめ折っておくと戻りやすい)
<急ぐ時の戻し方>
・石づきをとり耐熱容器に裏返して並べ、ひたひたの水を入れて水面に密着するようにラップをして電子レンジで2~3分加熱する。
・ぬるま湯に5~10分つけたあと、砂糖を加え5~7分ほどゆでる。
※ 天日乾燥された干し椎茸はビタミンDを多く含みますが、最近は熱風乾燥のものが増えています。使う前に2時間~半日程度日光に干すとビタミンDが増えます。
いままで使ったことがなかった人は、ぜひこの機会に取り入れてみましょう。