年末年始の離乳食について

赤ちゃん相談室では、クリスマスやお正月の準備、帰省、ご旅行へ行かれる方など、季節ならではのご相談もお受けしています。今回は季節特有の離乳食に関するお悩みについてご紹介します。

寄せられたご質問(一部抜粋)

年末年始特有の離乳食に関するお悩みについて、以下のようにご質問いただきます。

  • 「年末年始に新しい食品の練習はしないほうがよいですか?(6ヵ月)」
  • 「2回食を開始するのは年が明けてからのほうがよいですか?(6ヵ月)」
  • 「海外旅行先での離乳食はどうしたらよいですか?(8ヵ月)」
  • 「ホットケーキミックスでクリスマスケーキを作って食べさせてもよいですか?(1歳3ヵ月)」
  • 「お正月に帰省をしたときに、おせち料理を食べさせたいのですがよいですか?(7ヵ月)」

美味しいものが食卓に並ぶことが増える時期です。離乳食で気を付けていただきたいことをいくつかご紹介します。

年末年始の離乳食の進め方

離乳食の進め方

離乳食を始めたり、回数を増やしたり、初めての食品を練習することは、病院がお休みになる年末年始は避けましょう。今まで通りの回数で慣れている食品を食べさせてあげましょう。

外出先での離乳食

リズムを崩さず、できるだけいつもの時間に離乳食を食べられるようにしましょう。外出先で、いつもの時間に食べさせることが難しい場合は、無理をせずお休みしてもよいでしょう。代わりにしっかり授乳をして、翌日以降またいつものリズムで食べさせてあげましょう。食べ慣れたベビーフードを持参するのもおすすめです。使い慣れているスプーンも一緒に持っていくとよいでしょう。

種類別の離乳食のポイント

クリスマスケーキ

生クリームは脂肪分が多く甘いのでおすすめできません。3回食の頃であれば、慣れている食品を利用して作るのもよいでしょう。ホットケーキや蒸しパン、マッシュポテトなどで土台を作り、生クリームの代わりにヨーグルトや果物、トマトなどの野菜で飾ってあげるのはいかがでしょうか。

お雑煮

お餅はのどに詰まらせる危険があるので避けてください。野菜や鶏肉などの具は、すでに慣れている食品であれば、うす味にして取り分けてあげられます。

おせち料理

市販品は日持ちをよくするため、濃い味付けになっていることが多いため赤ちゃんには不向きです。

かまぼこ

塩分が多く、弾力があって食べにくいので離乳食には不向きです。

伊達巻

市販のものは甘いため不向きです。全卵に慣れていれば、卵焼きで代用するのもよいでしょう。

お刺身

生魚やイクラなどの魚卵は、細菌感染やツルッと飲み込んでしまう心配があるのでおすすめできません。

この時期は食べさせてあげたいけれど避けたほうがよい食品が沢山あるので、残念に感じることもあるかもしれません。大人と同じものはまだ難しくても、食べ慣れている食材を使いできる範囲で雰囲気を体験させてあげるとよいですね。いつもの生活リズムを崩さないように心がけて、赤ちゃんと一緒に楽しくお過ごしください。

明治赤ちゃん相談室では、赤ちゃんの授乳や離乳食などについて、栄養士がご相談をお受けしています。ご心配なことがありましたらどうぞお気軽にお電話ください。

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