母乳が出なくても、そんなに悩まないで!

妊娠中は約9割のママが赤ちゃんを母乳で育てたい(※1)と願っています。けれども、いざ母乳を与えようとすると出なくて悩んでしまうママもいます。どうして出ないの?出やすくするにはどうしたらいい?いよいよ出ないときはどうする?といった心配事、早めに解消しておきましょう。
母乳を出すには、最初はコツがいる
母乳が出なくて困るというときは、まず飲ませるときの姿勢に注目してみましょう。低月齢のうちは縦抱きか交差横抱きがおすすめで、縦抱きの場合は、座ったママの脚の上に赤ちゃんを縦に座らせて、交差横抱きの場合は、斜めに抱いて、飲ませる側と反対の腕で首を支えます。赤ちゃんとママとで目を合わせながら授乳できる横抱きでもOKですので、相性のいいポジションを探してみてください。
この時期の赤ちゃんは、乳首の先だけをくわえがちなので深く口にくわえさせてあげることも大切です。そのためには、赤ちゃんのお腹とママのお腹をぴったりとくっつけて、赤ちゃんの下あごが乳房に触れるようにします。すると、赤ちゃんの口が大きく開き、しっかりとくわえてくれます。
生後間もない頃は、赤ちゃんがまだうまく母乳を吸うことができず、母乳がうまくでないこともありますが、繰り返しやるうちに上手に飲めるようになるはずです。早々に諦めたりしないでくださいね。
ママも自分自身のカラダに耳をすませて
母乳の出に影響を与えるもののひとつに、ママのカラダの冷えがあります。カイロやレッグウォーマー、腹巻などを活用し、食事に気をつけてカラダを温めるようにしましょう。その他、ママの体質や病気が関係する場合もあるので、ちょっとおかしいなと思ったら小児科の先生に相談してみてください。
出ないときはムリせず混合栄養にスイッチ!
努力はしたけど、やっぱり母乳が出にくいとなったら悩まずにミルクと併用してみます。0〜8ヵ月の赤ちゃんの41%が母乳のみですが、36%が母乳とミルクの混合栄養、20%がミルクだけで育てられています(※2)。他のママもミルクを使っているなら安心ですね。
もし、ミルク選びに困ったら、「明治ほほえみ」を思い出してください。明治独自の母乳調査に基づき、たんぱく質の量と質を母乳の成分に極力近づけて、トータルでの栄養バランスを考えて作っています。「明治ほほえみ」で混合栄養にすれば、安心してパパに授乳を任せられ、なかなか行けない美容室へ行ったり、ちょっとした用事を済ますこともできます。
※1 母乳育児に関する妊娠中の考え〜厚生労働省「平成27年度乳幼児栄養調査」
※2 明治飲用パターン調査 実査委託先:楽天インサイト(20年10月)
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