乳のワザ

塩ヨーグルト

塩ヨーグルトとは、プレーンヨーグルトに塩味をプラスしただけのもの。料理の仕上げにサッとかけてよりおいしくしたり、マヨネーズ代わりに使ってカロリーを減らしたり、漬け床にしてやわらかくしっとりとした仕上がりにしたり…。実は、調味料や料理の材料としてアレンジできる万能食材なのです。いつもの料理にひと手間加えるだけで、ヨーグルトの栄養もプラスされた、ぐっとおいしいレシピに早変わり。ここでは、明治ならではの情報とともに、どなたでも簡単に応用できる方法をご紹介しています。簡単そう!と思ったところから、さあ、始めてみましょう。

塩ヨーグルト

かける(のせる)

料理の仕上げにサッとヨーグルトをかけて

・焼いたり、揚げたりした肉や魚、野菜などに
・肉や魚介類、野菜、豆などのトマト煮に
・いつもよりちょっとスパイスをきかせたカレーに
・料理によっては、ヨーグルトの水切りもOK

脂ののったサーモンをムニエルにして、
塩ヨーグルトソースで食べてみましょう。

塩・こしょう・牛乳をふりかけてしばらく置いたサーモンの切り身に小麦粉を薄くまぶし、バターでムニエルにして塩ヨーグルトソースをかけていただきます。

塩ヨーグルトソース

ヨーグルト 100g:塩 1g〜1.5g(小さじ1/6〜1/4)

ヨーグルトに塩を加え、よく混ぜて溶かします。塩の分量は、魚にあらかじめふる塩も加味して、お好みで調整しましょう。

塩ヨーグルト

和える

ヨーグルトを和えごろもにして、食材をまとめる

・温野菜・生野菜サラダのドレッシングに
・お刺身や茹でたお肉の味付けに
・味噌やマヨネーズなどの調味料をヨーグルトでのばしてソースに
・ヨーグルトを水切りすれば食材とからめやすいテクスチャに
・和からエスニックまで、幅広い組み合わせが可能

塩ヨーグルトで茹でたじゃがいもを和えてマヨネーズ要らずのさっぱりヘルシーなポテトサラダに。

茹でて塩・こしょうをしたじゃがいもを粗めにつぶして冷まし、塩もみしたきゅうり、水にさらした玉ねぎの水気をしぼり、ツナ缶と混ぜます。最後に塩ヨーグルトを加えて和えます。

塩ヨーグルトソース

ヨーグルト 大さじ6:塩 小さじ1/4〜1/3、こしょう 少々

※じゃがいも3個に和えた場合の目安量(じゃがいもを茹でたあとの下味の塩は含みません)

塩ヨーグルト

混ぜる

料理の仕上げにサッとヨーグルトをかけて

ヨーグルトに合う調味料は実にいろいろ!お料理のジャンルを選びません。
ご家庭にある材料で、いろいろチャレンジしてみましょう。

組み合わせる基本調味料4種類。これらの分量比でベースを作りあとはお好みで”ちょい足し”のバリエーションを楽しみましょう!

ヨーグルト×味噌

ベースの分量比…ヨーグルト大さじ6:味噌小さじ2

こんなお料理によく合います!

・焼いた豚肉(ポークソテー)のソースに
・にんじん、だいこん、きゅうりなどの野菜スティックに
・ごぼう、れんこんなどの根菜に
・加熱したきのこに

ヨーグルト×マヨネーズ

ベースの分量比…ヨーグルト大さじ4:マヨネーズ大さじ2

こんなお料理によく合います!

・魚のフライに
・じゃがいも、かぼちゃなどホクホクした温野菜に
・サラダで食べる生野菜全般に
・ゆで卵やツナに
・ハーブと合わせてタルタルソースのベースに
・マカロニサラダに

ヨーグルト×オイスターソース

ベースの分量比…ヨーグルト大さじ6:オイスターソース小さじ1と1/2

こんなお料理によく合います!

・豚しゃぶに
・蒸し鶏や棒棒鶏(バンバンジー)ソースに
・ボイルしたかにや、シーフード全般に
・春雨やわかめのサラダに
・にら、春菊などの香りの強い野菜に

ヨーグルト×ポン酢しょうゆ

ベースの分量比…ヨーグルト大さじ4:ポン酢しょうゆ大さじ2

こんなお料理によく合います!

・牛肉ステーキ、ハンバーグのソースに
・かつおやまぐろなど、赤身の刺身に
・アボカドに
・豆腐に
・菜の花、ほうれん草、小松菜など青菜のおひたしに

塩ヨーグルト

漬ける

ヨーグルトを漬け床にして発酵食品をさらに味わう

・肉や魚を漬けて、しっとり・やわらかい仕上がりに
・肉や魚を漬けると、さらに食材のくさみも軽減
・野菜を漬けて、カンタン“ぬか漬け”風に
・漬け床に調味料を混ぜれば下味付けにも

ひと口大に切った鶏肉を塩ヨーグルト床に漬けるだけでしっとり軟らかく、おいしい唐揚げに。

漬け床用の塩ヨーグルトを作り、肉と一緒にビニール袋へ入れて冷蔵庫で2時間(〜一晩)程度漬けます。
肉に付いている塩ヨーグルト床を軽く取り、小麦粉をまんべんなくよくまぶして、中温でカラリと揚げます。

塩ヨーグルト漬け床

ヨーグルト 100g:塩 小さじ1/2

ヨーグルトに塩を加え、よく混ぜて溶かします。漬ける時間が長いほどしっとりと軟らかい肉になります(漬け時間によって塩味はさほど変わりません)。野菜をつける場合は、塩の分量を増やしましょう。