野菜辞典

原産国や歴史、名前の由来をご紹介します。また、旬の時期や選び方、保存方法などをご紹介していますので、野菜とうまくつきあってくださいね。


セロリ

セロリ

セリ科オランダミツバ属

独特な香りと歯ざわりのセロリは、食物繊維が豊富です。
筋の堅い部分は除いて、生のまま食べたり、炒めたり、煮物にしてもおいしいです。

原産地:ヨーロッパ、西南アジア、インド
選び方
葉につやがあって、しおれや黄ばみがないこと、茎は、厚くて筋がくっきりと入っていること、凸凹がはっきりしていること、丸みがあることが選ぶときのポイントです。株のままのものと、1枚ずつはがしてビニール袋に入れて売られているものがありますが、株で買った方がもちがよいです。1枚ずつはがしてあるものは、切り口を見ましょう。褐変しているものは鮮度が悪く、スが入っているものは堅く筋ばっているので気をつけましょう。
名に関すること
昔は、中国種のものは、加藤清正が持ち帰ったことから「清正人参」と呼ばれ、西洋種は、オランダ船によって伝えられたため、「オランダ三つ葉」と呼ばれました。
歴史・経緯
古代エジプトでは葬礼、ギリシャやローマでは薬や香料として使われたといいます。16世紀頃からイタリアなどで薬用植物として栽培が始まり、17世紀にはフランスで食用とされるようになりました。
日本には16世紀末朝鮮出兵の際に加藤清正が中国種を持ち帰り、江戸時代に入ってから、オランダ船によって西洋種が長崎へ入りました。
明治時代の初めに開拓使によってヨーロッパの改良種が導入され、明治中頃に国内で外国船向けの栽培が始まり、第2次大戦後に一般に普及されました。

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