野菜辞典

原産国や歴史、名前の由来をご紹介します。また、旬の時期や選び方、保存方法などをご紹介していますので、野菜とうまくつきあってくださいね。


カボチャ

カボチャ

ウリ科カボチャ属

「冬至にかぼちゃを食べると長生きする」と言われるほど、ビタミン、カロチンなどが豊富で、栄養価のとても高い緑黄色野菜です。
ホクホクの食感を味わえる煮物のほか、スープや天ぷらにしてもおいしいです。
主成分は糖質で、お菓子作りにも利用されています。

原産地:西洋かぼちゃ・・・南アメリカ、日本かぼちゃ・・・中央アメリカ
選び方
手に取ってみて、ずしりと重いものを選びましょう。
ヘタの周りが窪んでいるものは完熟している証拠。
爪で皮を押しても立たないぐらい堅いものがおいしいです。
カットされているものは、種子の部分が引っ込んでいないもの、種子が密に詰まっているもので、果肉部分が厚く、黄色が濃いものを選びましょう。
保存方法
まるごとなら1~2カ月。
カットしたものはカビが生えやすいので、水気を残さないようにし、ラップで包んで冷蔵庫で保存します。
名に関すること
16世紀に日本かぼちゃが渡来した時、当時の人々に「カンボジア産の野菜」と伝えられ、それが転じて「かぼちゃ」になったと言われています。
歴史・経緯
日本かぼちゃは、16世紀、ポルトガル船によって九州に渡来。
日本の気候に適していたため、急速に各地に広がりました。
一方、西洋かぼちゃは19世紀に渡来し、北海道を中心に分布。
デビューが遅かったにも関わらず、今では日本かぼちゃよりも主流になり、市場の9割を占めています。

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