手づかみ食べに適したメニューって?
1歳の頃はスプーンやフォークはまだ上手に使えないので、何でも手で持って食べるのが大好きなのです。なぜ、ご飯を手で食べたがるのか、理由はよく分かりませんが、赤ちゃんなりのセレモニーと考えて、当分様子をみてはいかがでしょうか。
1~1歳6ヵ月頃になると手づかみ食べが盛んになります。これはお子さまに「自分で食べたい」という欲求が出てきた発達の証です。この時期には十分に手づかみ食べをさせてあげましょう。
手づかみ食べおすすめメニュー
- おにぎり(のりは小さくちぎって)
- おやき(みじん切りのハムや野菜のすり下ろしを混ぜて)
- ふかしいも(さつまいもを食べやすい形にして柔らかく蒸して)
- フィッシュフライ(マグロなどの魚の切り身をスティック状にして素揚げに)
- ロールサンド(ジャムやツナなどを巻いて)
*きゅうりとハムのサンドイッチのように、パンと固さの違うものを一緒にすると食べにくいので、ツナサンドのように固さを揃えるようにします。2歳頃には固さの違うものも食べられるようになります。
喉につかえることがあるので、手で持って一人で食べている時は、目を離さないよう、よく気をつけてください。手で食べやすいようにしてあげて、遊び感覚も取り入れ、楽しい食卓を演出してみてください。そのうち手づかみ食べを十分に練習することで、その後、スプーンやフォークも上手に使えるようになります。お箸は2歳位で持ってみたくなるようですが、実際使えるようになるのは4歳過ぎ位からです。
監修
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- 恩賜財団母子愛育会
総合母子保健センター愛育病院・新生児科部長
加部一彦先生
- 恩賜財団母子愛育会
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