「一日三食しっかりとって、かつ、それぞれが栄養バランスのよい食事」というのが理想的ですが、続けるためには無理は禁物。まずはできるところから始めていきましょう。
たとえば誰もが忙しい朝の時間。簡単に済ませることが多い朝食ですが、実はとても大切な意味を持っているのです。
朝ごはんには睡眠中に低下した体温を上昇させて、1日の始まりに脳や身体機能をウォーミングアップさせる効果があります。朝ごはんを抜くと、朝起きた時のエネルギー代謝が低い状態が午前中いっぱい続くことになります。これでは、仕事の能率も勉強の集中力も上がりません。
朝ごはんに炭水化物とたんぱく質などを摂取することで、体は体温を上げようとしたり、体内のリズムを整えたりしてくれます。これによって、勉強や仕事の効率が大きくUPします。
また、しっかりと朝ごはんを食べることで、胃腸が動き出すようになり、スムーズな便意をうながします。
朝ごはんを食べないと、勉強や仕事のパワーが出るのが昼食後になってしまい、夕方や夜に最高潮を迎え、夜更かしすることにも繋がっていきます。朝ごはんを食べれば生活リズムも整っていくのです。
朝ごはんは体にとって一日のはじまりを知らせてくれる目覚まし時計のような役割を持っているといえます。
また、家族で会話をしながら食べることは、食事の大切さを再確認する大切な機会になります。出勤時間や登校時間の違いで家族全員が食卓につくのが無理ならば、休日だけでもよいのです。朝ごはんを家族で食卓を囲む機会にしてみてはいかがでしょうか。