災害時でもおいしい食事を


災害時に役立つ!ごはんの炊き方

災害時に役立つ!ごはんの炊き方

炊飯器を使わない炊き方です。知っていると災害時以外にも役立つので、おぼえておきましょう。
無洗米は洗米する必要がないので断水した時に活用しやすく、普段の食事作りでも手を濡らさず時短にもなりおすすめです。
もし無洗米がなくても、ふつうのお米をそのまま使用しても大丈夫です。臨機応変に対応することも、災害を上手にのりきるコツのひとつです。


1. カセットコンロと鍋で炊く

●材料

米(無洗米)
1合(150g)
1カップ強(240ml)

●作り方

  1. ①鍋に水と米を入れる

    カセットコンロにカセットガスボンベをセットし、その上に蓋つきの鍋を置く。鍋の中に分量をはかったお米(無洗米)と、水を入れる。お好みで30分~1時間浸水させる。

  2. ②ふたをして強火にかける

    6〜7分ほどして鍋の中でぶくぶくと音がし、小さなあわが出てあふれそうになったら弱火にする(ふたは開けない)

  3. ③弱火にして10分

    弱火にして10分たったら、ふたをあけて水分の量を確認する。まだ水分が残っている場合は、ふたをしてさらに1〜2分弱火で加熱する。

  4. ④火をとめ10分蒸らす

    水分がなくなり、たき上がったら火を止める。ふたをしたまま10分蒸らす。しゃもじで全体を切るようにまんべんなく混ぜてできあがり。

2. 水を節約!お湯ポチャレシピ®︎

耐熱性の高密度ポリエチレン製ポリ袋に材料を入れて湯煎する調理を「お湯ポチャレシピ®︎」と呼んでいます。
ポリ袋にお米と水を入れて湯煎してごはんを炊くことができます。
湯煎に使った水、お湯は何度でも繰り返し使うことができるので節水できます。

●材料

米(無洗米)
1合(150g)
1カップ(200ml)

●作り方

  1. ①袋にお米と水を入れて結ぶ

    高密度ポリエチレン製ポリ袋に分量のお米と水を入れる。
    空気を抜きながらねじり上げ、袋の上の方で結ぶ。

  2. ②お皿をしいた鍋に入れる

    鍋の底に、平たいお皿を入れる。
    袋が直に鍋にふれないようにする。
    鍋の2分の1まで水を入れ、①の袋を入れる。

  3. ③約20分加熱する

    鍋にふたをしてコンロに火をつける。沸騰するまでは強火で、沸騰したら中火〜弱火にし、そのまま約20分加熱する。

  4. ④火をとめ10分蒸らす

    20分たったら火を止め、ふたをしたまま10分蒸らす。
    できあがったら、袋を広げてそのまま食べれば、器がなくても食事できる。

2合以上炊くときは、袋の数を増やしてください。