カカオをカルチャーに。

2023/12/15

明治とドトールが意気投合!ドミニカ共和国のカカオとコーヒー(前半)

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ドミニカ共和国の美しい海(カリブ海)

こんにちは。チョコレートジャーナリストの市川歩美です。
明治とドトールが出会って、意気投合したのだそうです。一体、どんな共通点があったのでしょう?
それは「ドミニカ共和国」との関わりでした。カリブ海の美しい国、ドミニカ共和国は、美味しいカカオ豆とコーヒー豆の産地です。

明治とドトールとドミニカ共和国

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ドミニカ共和国の街角の様子

ドミニカ共和国のカカオ豆からチョコレートを作っている明治、同じくドミニカ共和国のコーヒー豆からコーヒーを作っているドトール。
両社が、揃ってドミニカ共和国大使館を訪れ、ロバート・タカタ大使にチョコレートとコーヒーを味わっていただく、というので、私(市川歩美)も同行させていただきました。

ドトールコーヒーのドミニカ共和国での活動

明治の宇都宮洋之さんと、ドトールコーヒーの榎一繁さん。訪れた二人を、ロバート・タカタ大使が、やさしい笑顔でお迎えしました。

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明治 グローバルカカオ事業副本部長 宇都宮洋之さん(左)
ドトールコーヒー 取締役商品本部長 榎一繁さん(中)
ドミニカ共和国大使館 特命全権大使 ロバート・タカタさん(右)

大使
本日はありがとうございます。こうして大きな企業がドミニカ共和国のカカオ、コーヒーを使ってくださるのをうれしく思います。

まず、ドトールコーヒーは、ドミニカ共和国でどんな活動をしているのでしょうか。榎さんが大使にお話します。

榎さん
私たちは2019年からコーヒー産地への取り組みを始めて、これで5年目です。ドミニカ共和国が素晴らしい理由は、ティピカ種のコーヒー豆があるからです。ティピカ種は、アラビカ種の原種といわれる貴重なものです。

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コーヒー豆を収穫する様子
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コーヒーチェリーとその中のコーヒー豆
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コーヒー豆を水洗している様子
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コーヒー豆の選別の様子

榎さん
私たちは大切な原種を絶滅させないようにと願い、産地を支援しながら、ドミニカ共和国から毎年8トンのコーヒー豆を買わせていただいています。まずは、ドミニカ共和国のコーヒー豆を使った、ブレンドコーヒーを味わってください。

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ドミニカ共和国のコーヒー豆を使ったドトールのブレンドコーヒーを
抽出。
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淹れたてのコーヒーを大使へおすすめ。


榎さん

お味はいかがでしょうか?

大使
(静かに味わいながら)美味しいです。とても味がよいですね。そして、ご説明をありがとうございます。榎さんからいただいた資料から、ドミニカ共和国のコーヒーの輸入量が増えているのがわかりました。

榎さん
ティピカ種のコーヒーはとても美味しいです。全生産量で1%以下の希少な品種を引き続き守るために、ドトールは、コーヒー栽培をする方々を応援するよう取り組みます。

*榎さんによると、ドトールコーヒーでは、貴重な野生のティピカ種(コーヒーの原種のひとつ)が残る、ドミニカ共和国パラオナ市郊外パオルコ山地で、支援を行っています。 子供たちへの文房具の寄付、検診のための歯科医師団の活動費用、生活用水確保のための設備を整えるなどの活動を続けています。

明治 ザ・チョコレートの「フルーティ」「フルーティカカオ・ラテ」

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11月14日にリニューアルした明治 ザ・チョコレート。
(左)フルーティカカオ、(右)フルーティカカオ・ラテ

続いて、明治の宇都宮さんが、11月14日にリニューアルした「明治 ザ・チョコレート」の「フルーティ」「フルーティカカオ・ラテ」 (ドミニカ共和国産シングルオリジンカカオをカカオマスに使用)を、大使にご紹介しました。

宇都宮さん
11月14日にリニューアルした「明治 ザ・チョコレート」では、ドミニカ共和国産カカオを使った「フルーティ」だけ、2種類を作りました。カカオのフルーティな味を広めたいからです。

大使
(コーヒーとチョコレートを味わいながら)とても美味しいです。ミルクの方は少し甘くて、2種類のチョコレートがフルーティなコーヒーとよくあいますね。舌からもドミニカ共和国のイメージを持っていただけそうです。組み合わせで提案すると、ドミニカ共和国の特産品を紹介する機会が増えますね。

宇都宮さん
今回ドミニカ共和国のカカオを、日本でフルーティなカカオの代表選手にしました。日本にフルーティなカカオを根付かせる、スタートです。

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ドミニカ共和国の美しいビーチ
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カカオ農園の様子

宇都宮さん
美しいカリブ海に浮かぶ島国、ドミニカ共和国。コロンブスがアメリカ大陸に初めて到達した航海において発見された地として、長い時間をかけて、原住民、スペイン、アフリカなどの文化が混ざり合い独自の文化を形成した国です。
この国のカカオも文化同様に独自の品種、独自の発酵手法により、世界有数のカカオ産地に発展してきました。明治は、ドミニカ共和国のカカオ品種と発酵技術に着目し、研究開発を行うことで、明治独自のカカオ生産法を導入しています。品質はシナモン・クローブを思わせるスパイシーであり、ドライフルーツのような凝縮したフルーティ感を持つ品質を作りあげました。

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カカオポッド収穫の様子
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カカオポッドからカカオの果肉ごと種子(カカオ豆)を取り出す様子

※明治は、ドミニカ共和国との18年に及ぶ連携によって、明治独自の発酵方法を導入しTHEチョコレートを商品化していますが、これを支援してくれたドミニカ共和国の学校・病院の補修、子どもたちへの学用品を寄付するなどの支援を続けています。宇都宮さんは2006年からコンスタントにドミニカ共和国に足を運んでいます。

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コンセプシヨン・ボナ小学校へ学校用品を寄付しました。

カカオとコーヒー、そしてラムも!

大使
コーヒーとチョコレートは、とても良いコンビネーションですね。ここに、ラムもぜひともいれていただきたいです!

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ラムの小瓶を取り出し、コーヒーに少し注ぎ始めた大使に、ご質問。

市川
コーヒーにラム、これは、ドミニカ共和国では一般的なのですか?

大使
一般的ではないのですが、コーヒーを飲みながらカカオを味わっていたら、ラムもよいのでは、と思いました(笑)。 コーヒーにドミニカ共和国の高品質なラム酒を入れると、甘みが加わります。ラムは、おそらくカカオとあわせてもおいしいですね。

宇都宮
早速、ラム、コーヒー、チョコレートについて考えてみたいですね!


土壌が同じだと、やはり合うのでしょうね。

大使
アイコニックな特産品から、エキゾチックなドミニカ共和国の魅力を、多くの日本のみなさんにお伝えできればと思います。

来年、2024年は、ドミニカ共和国と日本の外交樹立90周年にあたります。明治のチョコレートや、ドトールのコーヒーを通じて、より身近に、ドミニカ共和国のことを感じられるようになりそうですね。

後半では、そんなドミニカ共和国の魅力が詰まった商品情報をお届けします。

株式会社ドトールコーヒー

https://www.doutor.co.jp/dcs/

明治 ザ・チョコレート ブランドサイト

https://www.meiji.co.jp/products/brand/the-chocolate/


プロフィール

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市川歩美
チョコレートジャーナリスト ショコラコーディネーター

チョコレートを主なテーマとするジャーナリストとして、日本国内、カカオ生産地をはじめ各国を取材し、多数のメディアで情報を発信している。
チョコレートの魅力を広く伝える、ショコラコーディネーターとしても活動。

次回記事:明治とドトールが意気投合!ドミニカ共和国のカカオとコーヒー(後半)

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