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プロのバーテンダーさんも絶賛 チョコドリンクメーカーでカクテルを

こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。

私は、明治の「チョコドリンクメーカー」で、毎日ドリンクを作っているほど、マシーンの大ファンなのですが、なんと、私と同じように、このチョコドリンクメーカーをこよなく愛するバーテンダーさんが茨城県水戸市にいる、という情報が届きました。

バーで、チョコレートのカクテルを提供し、好評なのだそうです。早速、水戸市へでかけましたので、レポートしますね。

水戸の「BAR Area(バー エリア)」へ!

JR「水戸」駅から、歩いて15分ほど。地元で23年愛され続けている、人気のバーがあります。それが「BAR Area(バー エリア)」。オーナー・バーテンダーは、一般社団法人 日本バーテンダー協会の茨城県支部長でもある、魚住明年(うおずみあきとし)さんです。

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コンペティションの受賞歴は数知れず。専門学校の特別講師でもあり、中でもシェリー公式認定「ベネンシアドール」の資格をお持ちです。

「洋酒の品揃えは、2000〜3000種類ですね」と魚住さん。足を踏み入れると、店内に美しいシェリーやウィスキー、リキュールのボトルが煌めき、カウンターには「明治ザ・チョコレート」が並んでいました。

その奥には、チョコドリンクメーカーが!

バーの空間にマッチして、違和感なくバー空間にとけ込んでいるのに、ちょっと驚きました。

チョコドリンクメーカーとの出会いは?

魚住さんは、Makuakeのクラウドファンディングを見て、2月末にマシーンを入手しました。その後2台が加わり、4台をバーで役立てています。

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魚住さんがドリンクメーカーを入手したきっかけや、どこに魅了されているかを伺いました。

「もともとチョコレートのリキュールはありますが、甘いまま、調整がきかないんです。混ぜることはできても、甘さを抑えるには、お酒を強くするか、薄めるしかなかったんですね。

それなら、チョコレートから液体を作ろう、と思い立っても、火につきっきりでないといけない。この場で仕事をする僕らは、そんなに待っていられず、できないな、補完してくれたら助かるなと思っていたら、やっとしっくりきたかんじですね。こんな便利なものがあるなら、いいなと思いました」。

私も同じような感覚があるので、このお話に、深く納得してしまいました......。

チョコドリンクメーカーの魅力は?

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カクテル作りにおいては、どんな魅力があるのでしょう。

「味を自由に変えられて、理想の味に持っていけるのがうれしいですよね。完成されたリキュールだと、引き算ができませんが、チョコレートを好きな味に作って、その後で好きなものを足せる。

後で、リキュールや紅茶、フレッシュな果物、ジャムなど加えたり、作ったドリンクに氷やバナナを加えて、ブレンダーにかけることもありますよ。あとは洗いやすいのと、色がいいですね。主張のある色は、お客さまの前に飛び出すので、ピンクだったらちょっと難しかったかもしれません(笑)」

Bar Areaで「チョコレートと板チョコのペアリング」編

お店では、板チョコレートとペアリングさせたカクテルや、チョコドリンクメーカーで作ったチョコレートドリンクを使ったカクテルが人気です。まずはチョコレートとカクテルのペアリング編。

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「まず、シングルオリジンのチョコレートを4種類食べて、個性を知っていただき、好みを選んでもらってそれにあうカクテルを作ります」と魚住さん。

「明治ザ・チョコレート」がカウンターに置かれています。私は、「ペルー」を選んで、ペアリングするカクテルを作っていただきました。

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まずは、こちら。抹茶のリキュールとミントと烏龍茶をあわせたモクテルです。ミントは、地元で栽培してもらっているという、モヒートに使う品種「イエルバブエナ」。ミントと抹茶の相性がよく、「ペルー」のフローラルさにぴったりで驚き。すーっとすっきり、マッチします。

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そしてもうひとつはこちら。パッションフルーツのリキュールと紅茶とラムをあわせたカクテル。パッションフルーツの華のあるフルーティさと酸味が「ペルー」とマッチ、ラムはチョコレートによくあいますよね(このカクテルは「ブラジル」ともマッチ)

もうひとつ、「ベネズエラ」にあうカクテルも作っていただきました。

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アイラモルト「アードベッグ」とカカオリキュール「Cacao Burundi」と生クリームをあわせたカクテルです。フレッシュなオレンジ果皮のアロマがふわり。ナッティなベネズエラとあわせることで、カクテルにぐっと奥行きが生まれました。

Bar Areaで
「チョコドリンクメーカーで作るチョコカクテル」編

続いて、チョコドリンクメーカーを使ったチョコのカクテルやモクテル編。

魚住さんに「私はハーブが好きで、今日は爽やかにすっきりとチョコレートの冷たいモクテルを味わいたいのですが」と伝えてみました。

すると、即座に魚住さんは動き出し、美しい所作で、手際よくチョコレートやマシーン、グラスを扱い始めました。ほどなく出来上がったのは、こんな素敵なモクテル!

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ペルー産カカオと、ミントと、青リンゴの出会いです。

「ペルー」のチョコレートをメインに水でドリンクに、牛乳とミントの葉を加えてブレンダーでミックス。細かくなったミントの葉が入っているので、口に運ぶごとに、チョコとミントの香りが広がります。

ナチュラルな青リンゴから作られたシロップが加わることで、味の輪郭がうまれ、フルーティ。グラスもグリーンでカラーもマリアージュしています。

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もうひとつは、自家製ラムレーズンバターにチョコレートドリンクを注いだ、あたたかなモクテルです。

「大粒のレーズンをラムに漬け込み、無塩バターに混ぜ込んだ」というレーズンバターを、ひとかけらグラスに。

ミルク、チョコレート「ペルー1枚、あとは2枚ずつ、合計7枚」を入れ、マシーンで作ったドリンクを先ほどのグラスに注ぎ入れます。

「追い自家製レーズンバター」とともに味わうと、より贅沢な味わいに!お好みで、ラムレーズンにも使われているグアテマラの「ロンサカパ」を加えれば、ぐっと深みのあるカクテルになります。

さっきまで固形だったチョコレートが、数分でこんなドラマチックなカクテルに変身するのは、楽しい驚きです。

お客さまの反応は?

お客さまの反応を伺うと、「ペルー」が人気だそう。「ジャスミンのようなパフューミーな香り。香水をつけたり、お化粧をする方には親しみやすいのではないでしょうか」と魚住さん。葉巻を嗜むお客さまもいらっしゃるそうで、そんな方にはドミニカ共和国、ベネズエラが人気だそうです。

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マシーンを、お客さまが楽しんでくれるのも魅力なのだとか。

「ぴ、ぴ、ぴ、とスイッチを押してしばらくすると、わ!動き出した!とかいって、動画撮っている方もいらっしゃいますよ。喜んでくれるんです。あとは、スマホで調べて、これですね、と画面を見せてくれたりですね」

今後はどんなチョコカクテルを?

今後は「究極のレシピ」を作りたいという魚住さん。

「ハマりだすとハマるタイプなんです。色々なことがマンネリ化するより、新しいことが面白いですね。マシーンとチョコで、今後は究極の比率、究極のレシピ、ドリンクの究極を追求したいです。あとは、よいものなので、普及活動に入りたいですね(笑)お酒の作り手と消費者をつなぐのが僕らの役目。チョコレートも、同じです」。

水戸市で「Bar Area」をオープンして23年。多くのお客さまに親しまれている魚住さんです。

チョコレートファンのみなさんも、カカオの個性を感じるカクテルを味わいに、ぜひ「Bar Area」へ出かけてみてください。

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▲魚住さん、ありがとうございました!(魚住明年さんと市川歩美)

BAR Area
茨城県水戸市南町2丁目4-18 鵜殿ビル1F
電話:029-232-0901

チョコレートドリンクメーカーについてはこちら
https://www.meiji.co.jp/learned/choco-drink/drink-maker

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プロフィール

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市川歩美
チョコレートジャーナリスト ショコラコーディネーター

チョコレートを主なテーマとするジャーナリストとして、日本国内、カカオ生産地をはじめ各国を取材し、多数のメディアで情報を発信している。
チョコレートの魅力を広く伝える、ショコラコーディネーターとしても活動。