
今年のバレンタインはどんなチョコレートを買おうかな、と思いを巡らせている方も多いと思います。そんなチョコレート好きの皆様に朗報!この冬は、チョコレートにまつわる新しい書籍がたくさん出版されているので、おすすめの3冊をご紹介します。 チョコレートを食べながら、読書でもチョコレートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
チョコレートと日本人

2024年12月18日発売 著者:市川歩美
チョコレートとカカオをテーマに活動するジャーナリスト、市川歩美さんによる渾身の書き下ろしです。日本人として知っておきたいチョコレート文化の基礎や、意外と共有されていない日本のチョコレートの歴史を記録し、未来へとつなげたいと強い思いから書き記された、他に類を見ない一冊です。
海外発祥のチョコレートが、なぜ日本に伝わったのか。その過程で高級チョコレートがどのように受け入れられ、定着していったのか。また、ビーントゥバーとは何か、そして日本でどのように進化しているか――。カカオハンター®小方真弓さん、料理人の太田哲雄さん、明治のグローバルカカオ事業本部副本部長 宇都宮洋之さんなど、海外でカカオ生産に直接関わり、チョコレートの未来を見据える人々のインタビュー記事もあります。さらに、日本の高級チョコレートブームを支えた職人や、人気バレンタイン催事を手掛ける敏腕バイヤーたちも登場。チョコレートの今、そして未来を考えるうえで必携の一冊です。
出版社よりコメント
過熱する新商品の開発、1日1億円以上を売り上げる百貨店催事、「誰かに贈る」から「自分用チョコへ」……日本のバレンタインデーは世界でも類を見ない盛り上がりを見せるが、それはなぜか。また、児童労働などのカカオをめぐる世界的な問題と、カカオ消費における新たな潮流、生産から販売までの全工程を担う「ビーントゥバー」とは何か。チョコレートジャーナリストである著者が、文献調査と有名ショコラティエや関係者への取材を軸に、日本人とチョコレートの歴史、現在、そして未来を語る。
●バレンタインデーは森永製菓の懸賞企画で日本に普及した。
●バレンタイン催事で大手百貨店では、1日1億円以上を売り上げることも。
●生チョコは1986年に、平塚市の洋菓子店で誕生した。
●海外メーカーのマーケティング担当者いわく、「日本の消費者が、世界一厳しい」。
●チョコレートを食べて鼻血が出るのは日本人だけ!?
●ゴディバのチョコレート飲料「ショコリキサー」は、日本で1日平均1万杯以上売れている。
●2010年に約20億円だった高カカオチョコレートの国内市場は、2024年には約280億円にまで成長。

市川歩美さんよりコメント
日本人として、自国のチョコレート文化の成り立ちや現状を理解することは、非常に重要なことではないでしょうか。意外と私も含め、日本人は自国のチョコレート文化のことを知らないことに、あるときから私は気づき始めていました。
これまで、こういったテーマの本はどこを探しても存在しませんでした。だからこそ、今この時代のチョコレート文化について私が書き記しておこうと思いました。この本の内容が、まずは日本人共通のチョコレートの知識として共有され、今、そして未来に役立つことを願っています。

味わい深くてためになる教養としてのチョコレート

2025年1月17日発売 著者:市川歩美
チョコレート・カカオを専門分野とするジャーナリストとして、数々のメディアに出演、監修・取材・執筆を手がけてきた市川歩美さんが、多くのメディアや人からこれまでに寄せられた質問を集め、わかりやすく答えています。チョコレートの「素朴な疑問」にやさしく解説しているので、誰でも楽しく読むことができる一冊です。
内容は、チョコレートやカカオの歴史、チョコレートの種類や用語、最新のカカオの品種の考え方、おいしい味わい方など多岐にわたります。「勉強モード」にならなくても、専門家による情報を楽しんで読めます。チョコレートボックスのように可愛い、ポケットサイズの文庫本です。
出版社よりコメント
日本唯一のチョコレートジャーナリストが伝えたい
世界中で愛されているチョコレートの「意外な秘密」!
一粒のチョコレートには、こんなにも魅力的な物語と歴史が秘められています。
●カカオの品種によって味が変わる?
●昔のチョコレートは、飲み物で薬だった
●美味しさの秘訣は「カカオバターの融点」
●日本で最初に食べたのは、長崎の遊女!?
●なぜ、バレンタインにチョコを贈るようになった?
●老化を防ぐ「カカオポリフェノール」
●フランスに伝わったきっかけは、チョコ好き王妃の結婚!?
●「生チョコレート」は日本で生まれた!
●コロンブスとカカオの意外な関係
身近なのに意外と知らないチョコレートの教養、健康効果、歴史、カカオの謎をチョコレート専門家がわかりやすく解説します。チョコレートの本当の姿や素敵な一面を学べる一冊です。

市川歩美さんよりコメント
「勉強モード」はちょっと苦手だけど、チョコレートが大好きでチョコレートの知識を知っておきたいと思っているーー。そんな私のような人にぴったりの一冊です。ポケットサイズで、800円台のとっても可愛い本。フォトジェニックなデザインの表紙は、手に取るだけでテンションが上がるはずです。(編集者さんも私も、デザインが出来上がったとき、あまりにも素敵でふたりで感激しました!)
もっともっと多くの人に、気楽に、楽しみながらチョコレートやカカオのことを知ってもらいたい。そんな思いを込めて書きました。読みやすいわりに、カカオの品種の最新情報などもまじえ、内容はかなり充実しています。私が長年欲しいと思っていたのがこんな本。ソファーでくつろぎながら、カフェでのひとときに、バッグから取り出して地下鉄の中で。さまざまなシーンで楽しんでくださいね。

【ご購入はコチラ】
チョコレート検定公式テキスト2025年版

2025年1月16日発売 監修:株式会社 明治 チョコレート検定委員会
チョコレートの歴史から最新のショコラティエ情報までまるわかり!
チョコレート好きなら見逃せない「チョコレート検定」公式テキスト最新版
2016年にスタートし、これまで累計2万人が受検した話題の検定試験「チョコレート検定」の公式テキスト最新版。チョコレートの原料となるカカオの生態から、チョコレートの製造法、種類、歴史、健康効果にいたるまで、チョコレートにまつわる知識を幅広く得ることができます。

パリで開催されたチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」の最新レポートのほか、カカオ・チョコレート業界のSDGs関連レポートなど、特集記事も充実。そのほか、話題のカカオポリフェノールに関する研究例や、カカオの起源にまつわる定説、最新の遺伝子研究で判明したカカオの品種分類など、情報をアップデートして解説します。
海外&国内のショコラティエ情報などの最新データも満載で、検定の受検者はもちろん、チョコレート好きにとっては見逃せない1冊です。巻末には、検定試験の傾向と対策がわかる問題集も付いています。
▼目次
2025年度 チョコレート検定 概要
■第1章 チョコレートとは何か
■第2章 チョコレートの主原料「カカオ豆」に迫る
■第3章 さまざまなチョコレート
■第4章 チョコレートの世界史
■第5章 チョコレートの日本史
■第6章 チョコレートの健康効果とたのしみ方
【ご購入はコチラ】
<電子版>
Kindle、楽天Kobo
いかがでしたか。読みたい本は見つかりましたか。チョコレートは身近な食べ物ですが、5300年にも渡る長い歴史や、今カカオ農家が直面している問題など、本を通して改めて知ることも多いと思います。
ぜひ、本をきっかけに、いつもより深くチョコレートを楽しんでみてくださいね。
チョコレート検定は2月14日まで、早割を実施中です!(只今、お申込み受付中。申し込みは2025年9月8日まで。上級は8月25日まで。)
2025年、みなさまもぜひチョコレート検定にチャレンジしませんか。