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カカオと美?アルビオンと明治が協業!世界初の新素材『カカオセラミド』入りの商品をサロン・デュ・ショコラ東京で販売

カカオと美?アルビオンと明治が協業!世界初の新素材『カカオセラミド』入りの商品をサロン・デュ・ショコラ東京で販売

今年もサロン・デュ・ショコラ東京に出店した株式会社 明治(以下、明治)。今年は、株式会社アルビオン(以下、アルビオン)と協業して新素材を活用した商品を開発し、期間限定で販売しました。 今回は、商品開発を担当したアルビオンと明治のおふたりへ商品の発売までの経緯や商品に秘める想いなどを伺いました。

アルビオンと明治が協業するに至ったキーワードは “カカオフラバノールエキス”

アルビオンは、「高級化粧品の第一人者として本物志向に徹し、美しい感動と信頼の輪を世界に広げる。」をビジョンに、“植物本来のチカラ”を引き出す研究・開発を行っている化粧品メーカー。化粧品メーカーとの協業ということで、意外に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
協業に至ったきっかけは、明治が取り組むサステナビリティ活動の一貫で開発したカカオフラバノールエキス※でした。
※カカオフラバノールエキスとは、明治独自の取り組みから生まれた、カカオフラバノールを豊富に含む新素材

実はカカオは化粧品の原料としても昔から多用されており、実際にアルビオン創業時の商品である乳液「プライアン」にもカカオ脂が使用されています。
「神様からの贈り物」という意味の学名を持つカカオ。「そのバックグラウンドだけでなく、カカオの持つポリフェノールの中でも、明治が作り出す希少かつ精度の高いカカオフラバノールエキスに魅力を感じた」と、アルビオンの川野辺さんは話します。
一方で、カカオ由来の新素材の研究・開発を行っている明治では、「アルビオンさんは植物のチカラを引き出す方法の1つとして、植物×発酵×抽出によるモノづくりをしており、カカオも”植物×発酵”でチョコレートになっていること、前述のカカオフラバノールエキスは”抽出技術”を用いていることから、カカオとの親和性を感じた。」と渡部さんは話します。

また、アルビオン、明治ともに、サステナビリティを重視した事業活動を行っています。マダガスカル共和国において、アルビオンは化粧品原料となる植物の保護とともに学校支援を。明治はカカオ農家支援をしています。そのような点でも互いに共鳴し、協業をするに至りました。

コラボ商品「meiji×ALBION CACAO DRIP」

サロン・デュ・ショコラで販売

今年のサロン・デュ・ショコラ東京の店頭とオンラインストアにて販売されたのは、世界で初めて素材化された「カカオセラミド」が配合されたチョコレート、「meiji×ALBION CACAO DRIP」。

「CACAO DRIP」という名前は、5種の植物を発酵させた独自発酵液を配合した、アルビオンの濃密化粧液「フローラドリップ」とリンクさせています。


鮮やかな赤い色が美しい、「meiji×ALBION CACAO DRIP」。

着色料不使用で、この赤い色はカカオポリフェノールに含まれるアントシアニンというカカオ由来の成分です。

新素材「カカオセラミド」だけでなく、今回のコラボレーションのきっかけとなった「カカオフラバノールエキス」も配合。さらにカカオの果汁がパウダー化して配合されており、フルーツとしてのカカオの甘酸っぱさを楽しめる、美味しさにもこだわった商品となっています。

パッケージへのこだわり

チョコレートだけでなく、パッケージにもアルビオンと明治のこだわりがつまっています。サロン・デュ・ショコラ東京では、パッケージ買いをする方も多く、男性からも可愛いと好評でした。
そのパッケージのデザインは、ほぼ1回で決定。デザインがすぐに決まった背景には、「商品開発時からパッケージはアルビオンらしい洗練されたシンプルなデザインが良いのではないかと考え、形にできたから」だと、渡部さんは話します。
川野辺さんも、「美しいゴールドの曲線と、ハートを逆さにしたようなデザインのカカオのマークが可愛く、アイコニックで素敵だったので採用した」と、話します。

落ち着いた赤い色のグラデーションが美しく、「ブランド化粧品のパレット」のような印象。アフターユースできるようなパッケージになっています。

「CACAO DRIP」開発への想い

「CACAO DRIP」の開発にあたり、新たに素材化された「カカオセラミド」の価値を、どうしたらしっかりとお客様にお伝えできるかが課題でした。どういうチョコレートでどういうパッケージにするのか、どのようにコラボレーションしていくかなど、細部までこだわって開発が行われました。
「カカオがもたらす甘くまろやかなチョコレートのイメージから、”美容にも嬉しいカカオ”へと、この商品がカカオの未来へのステージの第一歩となることを目指しています。」と、渡部さんは語りました。

アルビオンと明治が目指す未来

アルビオンと明治が共に目指す未来とは、カカオという果物を食べるだけに留まらず、化粧品としての活用を見出すことで、カカオの新たな価値を世界に示し、価値を高めていくことです。「カカオセラミド」は今まで有効活用されていなかった部位にも多く含まれています。
「ひとつのカカオからたくさんの価値を生み出すことができれば、その分より多くの生産者の方々に還元することができ、恩返しができます。このサイクルを回していく一助になりたいのです。」と、渡部さんは語ります。

カカオが「美」の世界へ。カカオの可能性をひらき、カカオでつながるすべての人が笑顔になることを願ったコラボレーション。
また新たな商品が発売されることに期待が高まります。