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「カカオ」ってどんな植物?
チョコレートの原料として知られている「カカオ」が、どんな植物から出来るのかご存知でしょうか?「カカオ」はアオイ科の植物で、学名を「テオブロマ カカオ リンネ」と言います。ギリシャ語でテオは「神々」、ブロマは「食べ物」の意味。古代のメソアメリカでは、神々に捧げる特別な作物として扱われるなど、「神々の食べ物」として大切にされてきました。今回はそんな「カカオ」の生態や、収穫〜日本に出荷されるまでの流れ、「カカオ豆」を発酵させる重要性について紹介します。
チョコレートの原料になる「カカオ豆」
「カカオ」の樹になる実を「カカオポッド」と呼びます。「カカオ豆」はこの「カカオポッド」の中にある種子のこと。これがチョコレートの原料になります。
ラグビーボールのような「カカオポッド」
「カカオポッド」は、ラグビーボールのような見た目です。中には30〜40個ほどの「カカオ豆」が入っており、白くヌルヌルとした果肉であるパルプに包まれています。
「カカオ豆」のおいしさの秘密は"発酵"にある
「カカオ豆」にとって、発酵は重要なプロセスです。生産国での発酵が、チョコレートの香味を決めると言われるほど。「カカオ豆」をバナナの葉で覆ったり、木箱に入れたりして発酵させます。
「カカオ豆」は現地の人の手作業で作られている
発酵を終えた「カカオ豆」は、更に乾燥、出荷作業などのプロセスを経て日本へやって来ます。
※メイジ・カカオ・サポートでは、農園ごとにチョコレートを試作、日本から持参し、現地の方々に自分の育てたカカオで作ったチョコレートを味わってもらっています。目指すべきカカオの品質を、チョコレートを通して共通認識を持ち、産地と一緒にカカオづくりを行っています。
「カカオ豆」が出荷されるまでのプロセスにも注目してみよう!
チョコレートの原料である「カカオ豆」は、さまざまなプロセスを経て日本へ出荷されます。収穫〜出荷まで手作業で丁寧に行われていると知ると、いつも食べているチョコレートがよりおいしく感じられますね。「カカオ豆」について学ぶことが、チョコレートをより深く知る鍵になるでしょう。
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