ピスタチオは、そのまま食べてもスイーツに加工してもおいしい人気のナッツです。ピスタチオの濃厚な味わいと香ばしさは、特にチョコレートと好相性。この記事では、ピスタチオとは何か、ピスタチオチョコレートの選び方やおすすめのピスタチオチョコレート、さらにピスタチオチョコレートを食べる際に気を付けたい点などをご紹介します。

ピスタチオとは

ピスタチオは、芳醇なコクとまろやかさが魅力のナッツ。チョコレートと組み合わせることも多く、専門店のみならずコンビニなどでもピスタチオチョコレートを見かけることがあります。まずは、ピスタチオの特徴について紹介します。

鮮やかなグリーンが特徴的な「ナッツの女王」

ピスタチオはウルシ科の落葉樹で古代からあるナッツ。古代トルコ、ペルシャなど地中海沿岸地方に野生で生産していたものを食用に栽培するようになりました。現在は、アメリカやイラン、トルコなどが主要生産国となっています。
外殻をとった中身は鮮やかな緑色が特徴的です。豊かな風味から"ナッツの女王"といわれる高級感があり、製菓原料としてケーキやアイスクリーム、クッキー等に利用されています。

豊かなコクと香りはチョコレートと好相性

ピスタチオは香ばしさとまろやかさが特徴。他のナッツ類にはない食感で、バターやアボカドのようにねっとりとした濃厚なコクを味わえます。このようなピスタチオの豊かなコクと香り、ほんのりとした甘みはチョコレートと好相性です。

ピスタチオチョコレートの選び方

ピスタチオチョコレートを選ぶ際の「4つのポイント」をご紹介します。

ピスタチオの形状で選ぶ

ピスタチオを使ったチョコレートを選ぶ際、ピスタチオの形状がひとつのポイントになります。殻を取った剥き実をスライス、もしくはダイスカット（細かく刻んだもの）したものが入っていると、食感のアクセントとして楽しむことができます。また、ピスタチオをペースト加工したものも良くチョコレートに使われます。その場合は、より濃厚なピスタチオの風味を味わうことができるでしょう。

ベースのチョコレートの種類で選ぶ

チョコレートは大きく分けて、ダーク（ビター）、ミルク、ホワイトの3種類があります。どのチョコレートをベースにするかにより、ピスタチオ風味の感じ方は異なります。
ダークチョコレートの場合は、カカオ感や程よいビターな風味が、ピスタチオの香ばしさやまろやかな味わいとマッチする大人向けの味わいです。ミルクチョコレートは、乳製品が加わったマイルドな風味。ピスタチオの香ばしさが引き立ちます。ホワイトチョコレートはピスタチオのリッチな風味が味わえると共に、ピスタチオの色合いを生かした仕上がりになっているものもあります。

商品の形状、見た目のおしゃれさで選ぶ

例えば、ピスタチオそのものをチョコレートでコーティングしたコロンとした形状のものや、刻んだピスタチオを加えたシンプルな板チョコレートやクランチ、ピスタチオペーストを練り込んだボンボンショコラなど様々な種類があります。特に緑色をいかしたピスタチオチョコレートは見た目にもおしゃれで、その豊かな風味から高級感も感じられます。ナッツが好きな友人への手土産や、バレンタインの贈り物などにもぴったりです。贈る相手のイメージに合わせて、見た目やデザインでチョコレートを選ぶのもおすすめです。

ピスタチオの産地で選ぶ

ピスタチオの産地に着目するのも選び方のひとつです。世界のピスタチオ生産量トップ5は、アメリカ、トルコ、イラン、中国、シリアの順となります。（FAO統計2020年分）
産地によって、実の大きさ、緑色の濃さ、味や香りの強さなど特徴が違ってきます。

おすすめのピスタチオ商品

ピスタチオチョコレートの選び方が分かったところで、おすすめの商品を紹介します。

明治：ピスタチオチョコレート

アーモンドやマカダミアナッツなど、ナッツをチョコレートで包んだものは、お酒のおつまみやおやつに人気がある定番商品。ホールピスタチオが丸ごと1粒入ったチョコレートが「明治　ピスタチオチョコレート」です。ピスタチオ特有の食感や香りを存分に味わえるチョコレートです。ほんのり塩をきかせたミルクチョコレートは、華やかな香りのペルー産カカオ豆を使用※しています。（※カカオマス中19%、製品中3.6%）

ロイズ：ピスタチオクランチチョコレート

粗く砕いたアメリカ・カリフォルニア産のピスタチオに、クッキークランチやアーモンドパフを合わせたミルクチョコレートのクランチ。チョコレートにはピスタチオペーストも練り込んでいるため、ピスタチオの旨味を存分に楽しめる一品。ざくざくとした食感と、ピスタチオの香ばしい風味や旨味が特徴のクランチチョコレートです。

ヴェストリ：アンティーカ・ジャンドゥイア ピスタッキオ

アンティーカ・ジャンドゥイアは、スプーンですくって食べるチョコレートです。
溶かしてパンに塗ったり、アイスクリームにかけたりと様々な楽しみ方ができます。
世界最高峰の深い味わいで有名な南イタリアのシチリアのピスタチオを使用しています。
ピスタチオの香り・味が口の中に広がり、ピスタチオの味をダイレクトにしっかりと感じられる商品です。

ピスタチオチョコレートを食べる際の注意点

最後に、ピスタチオチョコレートを食べる際に気を付けたいカロリーについて解説します。

おやつでは、1日200kcalを目安に

厚生労働省や農林水産省の推奨する菓子・嗜好品の目安は１日200kcalとされているので※1その範囲内で楽しむことをおすすめします※2。お菓子などの食品のパッケージには栄養成分が表示されているものも多いので、それらを参考にし、食べる量をコントロールすると良いでしょう。

※1　出典：厚生労働省　e-ヘルスネット
※2　厚生労働省・農林水産省「食事バランスガイド」

＜まとめ＞ピスタチオチョコレートの選び方を知ってよりチョコレートを楽しもう

ピスタチオチョコレートは、使用するピスタチオの形状や生産国、ベースとなるチョコレートの種類によっても味わいが違います。また、おしゃれなグリーンの見た目と濃厚なコクを持つピスタチオとチョコレートの組み合わせは華やかで、ギフトにもおすすめです。好みのピスタチオチョコレートを選び、チョコレートを食べる時間をより楽しんでみてはいかがでしょうか。