ホイップ(あわ立て) <立てかたを変えて、お菓子だけじゃなく料理にも!>

クリームはとても繊細なので、絞り袋に入れたりケーキに塗っているだけで微妙にホイップされ、さらに少しかたくなります。デコレーション用に使うときは、好みのかたさより少しだけやわらかめに仕上げましょう。
クリームの温度が低いとゆっくりと泡立ち、きめが細かくなめらかな口当たりのホイップになります。温度が高い場合は簡単に泡立ちますが、組織が粗くなったり、口当たりが悪くなったりします。泡立てたあとは時間とともに少しかたくなってきますが、そのまま氷水で冷やしておけば泡が安定します。

材料(できあがり1.5カップ)

  • 明治おいしい生クリーム

    1パック(200ml)

  • 氷と水

    適宜

作り方

  • 1)クリームは冷蔵庫でよく冷やしておき、油分や水滴のついていないボウルに入れます。

  • 2)クリームを入れた1)のボウルを氷水に浮かべ、冷やしながら泡立てます。

  • 3)すくって持ち上げてみた時の、ボウルへの“落ち加減”をめやすにします。

三分立て <和えごろもやソースに>

すくうとサラッと流れ落ちる状態なので、和え衣やソースとして使うのがおすすめです。
まずは、ゼリーやフルーツなどにかけてみましょう。

五分立て <デザートソースにおススメ>

持ち上げたらトロトロと落ち、落ちた跡がすぐ消える状態です。デザートソースにおすすめです。
電動ホイッパーを使用するときは、このあたりから手動に切り替えるといいでしょう。

七分立て <ケーキに塗ったり、焼き菓子に添えたり>

持ち上げるとトロリと落ち、少し積もって、跡がうっすら残る状態です。全体が“もったり”して、ケーキに塗るクリームや、焼き菓子に添えるのがおすすめです。
トロミがついてきたら、少し泡立てただけでどんどん重たくなっています。少しずつ確かめながら進めましょう。

八分立て <絞り袋へ入れてケーキのデコレーションに>

持ち上げるとやわらかいツノが立ち、その後“お辞儀”をして下を向く状態です。ケーキのデコレーションに絞り袋へ入れる場合がこのくらいです。
ホイップしすぎると分離して、元の状態には戻らないのでご注意ください。やりすぎて分離してしまったら、手作りバターとして活用できます。