乳のワザ

バター

仕上げにバターでコクとツヤをアップ

火を止めたあとの余熱で少しずつ溶かすのがコツ

料理をまろやかに仕上げるのは、バターの特長

「仕上げにバター」は、料理のレシピによく登場するフレーズ。煮物や炒め物、スープやソースなどの料理の最後にバターをひとかけ加えると、コクと風味、さらにツヤを加え、おいしさがぐんとアップします。

バター独特のコクの正体は、バターに含まれる水分と乳脂肪の絶妙なバランス。温められて液状になったバターは、乳脂肪を構成している揮発性の高い脂肪酸と300種類以上の天然の風味成分がからみあい、香ばしい風味になります。

仕上げにバターを加えて作る、フランス料理のソース「バターモンテ」もこのようなバターの特性を利用しています。