作った紙でちぎり絵をしよう!
紙が完成したら、カラフルなパッケージをカットしたものをのりではってデコレーションをしてみよう。
パッケージをこまかくちぎってちぎり絵も作れるよ。

おいしい牛乳のパックで紙を手作りしよう!
この工作では、はさみ・ミキサーを使う作業があり、お子さまの年齢によっては、おうちの方の全面的なサポートが必要となります。
安全に配慮し、けがや事故が起きないよう十分にご注意ください。
水であらった牛乳パックをひらき、カットします。
大きめの容器に水を入れ、牛乳パックを2~3日つけておきます。
※つけておく代わりに鍋(なべ)で煮(に)ると、15分くらいで水がしみこみます。
水が十分しみこんだ牛乳パックの外側と内側についているシートをはがして紙だけのじょうたいにします。(はがしたシートを入れるふくろや容器があるとテーブルがぬれません)
容器トレイの底をハサミで切りぬき、枠(わく)を2つ作ります。
4で作った枠(わく)の間にカットした不織布(ふしょくふ)の水切りゴミぶくろをはさみ、紙をすくための枠(わく)を作っておきます。
水切りゴミぶくろが紙をすく時のあみの代わりになるんだ。しっかり広げよう。
紙だけになった牛乳パックを少しずつミキサーに入れ、水をミキサーの半分くらいまで加えながらドロドロになるまでミキサーにかけます。
ドロドロになったものを大きめの容器に入れ、枠(わく)を使ってすくえるくらいの量になるまで水を足します。枠(わく)を使って全体が同じ厚さになるように紙をすきます。(すいた後に枠(わく)をおいておく容器があるとテーブルがぬれません)
枠(わく)をはずして、不織布(ふしょくふ)をひっくり返すようにタオルの上にのせます。
そっと不織布(ふしょくふ)をとり、タオルでおさえるようにして水を切ります。
水が切れた紙をガラスまどにはり、水分がなくなるまでかわかします。
紙がかわいたら完成です。
紙が完成したら、カラフルなパッケージをカットしたものをのりではってデコレーションをしてみよう。
パッケージをこまかくちぎってちぎり絵も作れるよ。
リサイクルされた牛乳パックはどうなるの?
1リットルパック6個で1ロール分(65m)のトイレットペーパーが作られるよ。
牛乳パックをリサイクルすることでトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙類に生まれ変わるんだ。
またゴミがへるだけでなく、牛乳パックを再利用することによって紙の原料となる木を切らずに紙を作ることができるんだ。
だからリサイクルをすることは、自然を守ることにもつながるんだよ。
森林の減少を食い止めて自然を守ることは、SDGs(エスディージーズ)の15番目の目標にも入っているよ。
貧困、紛争、気候変動、感染症。人類は、これまでになかったような数多くの課題に直面しています。このままでは、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されています。そんな危機感から、世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。それが「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」です。
持続可能とは、何かをし続けられる、ということです。SDGsは、私たちみんなが、ひとつしかないこの地球で暮らし続けられる「持続可能な世界」を実現するために進むべき道を示した、つまり、ナビのようなものです。人類はいま、そのナビが示す方向に進めているでしょうか?そして、あなた自身はどうでしょう?
さまざまな社会の課題とSDGsとのつながりを知り、「持続可能な世界を築くためには、何をしたらいいだろう?」「SDGsの達成のために、自分はどんなことができるだろう?」ひとりひとり、みんながそれを考えて、行動することが大切です。
出典:SDGs CLUB (公益財団法人 日本ユニセフ協会)
空き容器を使った工作をして、学んだことや感じたことをまとめよう!
自分が気づいたことを家族や友だちに話してみよう。
自分ひとりでは思いつかなかった「これから何かできること」が見つかるかもしれないよ!