プロに教わる!チョコレートのワザ

料理に活用

煮込み料理の仕上げに加えてコクを出す

チョコレートを煮込み料理の仕上げに加えると、料理の風味を損なうことなく、いつもの料理がワンランク上の味になります。その秘密は、チョコレートの甘み、苦み、そして芳醇な香り。これが料理のコクの素になるのです。

よく使われるのがカレーで、分量の目安は板チョコレートで2かけ程度。ミルクチョコレートだと辛さがマイルドに、ビターなチョコレートだと深みが増すなど、使用するチョコレートによっても効果が変わります。

そのほか、ビーフシチュー、ハッシュドビーフ、ホワイトシチュー、赤ワイン煮込み、みそ煮込みなど、煮込み系の料理なら和・洋を問わずOK。好みによっていろんなチョコレートを使い分けてみましょう。

初めて使う場合は、ビーフシチューにはミルクかブラック、ホワイトシチューにはホワイトチョコレートなど、料理とチョコレートの色を合わせると失敗なくできます。カレー同様、2かけを目安に入れてみてください。

料理に活用

チョコレートは料理のソースにも活躍

チョコレートは、スイーツだけでなく料理にも使えます。メキシコ料理に「モーレ」というチョコレートソースがあるように、チョコレートの甘みと苦みには、素材の臭みを消して味を引き出す作用があるのです。さらに、スパイスやハーブともよくなじむので、料理の味を複雑にして風味を上げる効果も!そのまま食べるだけでなく、上手に使って料理の幅を広げましょう。

おすすめのソースはこの5つ

チョコレートを加えるとおいしい、おすすめのソースをご紹介。毎日の料理にとり入れてみてください。

ハンバーグソース

材料(作りやすい分量)

  • ハンバーグを焼いたフライパンに残った肉汁

    適量

  • トマトケチャップ

    大さじ4

  • ウスターソース

    大さじ4

  • 明治チョコレート効果86%

    2かけ

  • 1/3カップ

作り方

大きめのボウルにチョコレートとバターを入れて湯せんにかけ、ホイッパーで混ぜて溶かします。
ウスターソースとケチャップを合わせた定番ソースにビター系チョコレートをプラス。

バルサミコソース

材料(作りやすい分量)

  • バルサミコ酢

    1/2カップ

  • しょうゆ

    大さじ1

  • 明治チョコレート効果86%

    1かけ

作り方

鍋に材料を入れて煮詰め、とろみがついたら塩、こしょうで味を調えます。
煮詰めたバルサミコ酢にビター系チョコレートをIN。酸味がまろやかになり、食べやすい味に。チキングリルがおすすめ。

シャリアピンソース

材料(作りやすい分量)

  • みじん切りにした玉ねぎ

    1個

  • 明治北海道バター

    20g

  • 赤ワイン

    大さじ3

  • 大さじ2

  • 明治チョコレート効果86%

    1かけ

作り方

フライパンにバターを溶かし、玉ねぎをあめ色になるまで炒めます。ワイン、水、チョコレートを加えてとろみがつくまで煮詰めて塩、こしょうで味をととのえます。
ステーキでおなじみのシャリアピンソースにビター系チョコレートをプラス。玉ねぎの甘みが抑えられ、ぐっと大人の味わいに。

ボロネーゼソース

材料(作りやすい分量)

  • みじん切りにした玉ねぎ

    1個

  • にんにく

    1かけ

  • 合いびき肉

    200g

  • オリーブオイル

    適量

  • トマト水煮缶

    1缶

  • 明治ミルクチョコレート

    1/2枚

  • 顆粒コンソメ

    小さじ2

  • 塩、こしょう

    各少々

作り方

オリーブ油を熱したフライパンで玉ねぎ、にんにく、ひき肉を炒め、肉の色が変わったらトマト缶、チョコレート、コンソメを加えて煮詰めて塩、こしょうで味をととのえます。
パスタやラザニアなどイタリアンの定番ソースにミルクチョコレートを。甘みが増し、子どもが喜ぶ味になります。

ドレッシング

材料(作りやすい分量)

  • サラダ油

    大さじ4

  • 大さじ2

  • すりおろした玉ねぎ

    大さじ1

  • ろしにんにく

    少々

  • 少々

  • 明治チョコレート効果86%(刻む)

    1かけ

作り方

ボウルに材料を入れ混ぜ合わせます。
シンプルなフレンチ系ドレッシングに、刻んだビター系チョコレートを入れます。苦みが味のアクセントになり、食感も良くなります。

料理に活用

刻んだチョコレートのトッピングで食感と味わいアップ! 刻んだチョコレートのトッピングで食感と味わいアップ!

包丁で細かく刻んだチョコレートは、カリッとした食感で、ナッツやごまのように、料理のいいアクセントになるんです。また、特有の苦みや甘みもポイント。絶妙な隠し味として、素材の引き立て役になってくれます。

例えば、ローストビーフのパワーサラダ。カカオ成分の多いビター系チョコレートをトッピングすると、食感の違いが楽しめるだけでなく、苦みが牛肉の甘みと旨みを引き立て、グレードアップした味わいになります。

料理にほんのり甘みを加えたいときは、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートも。ヨーグルト、シリアル、スイーツ、スープなどなど、いろいろ試してみてください。

チョコレートのトッピングは栄養的にも◎

チョコレートの原料のカカオ豆には、抗酸化で話題のポリフェノール、集中力を高めるといわれるテオブロミン、健康や美容に欠かせないカルシウムや亜鉛といったミネラルなど、豊富な栄養素が含まれています。そのため、トッピングで取り入れることで、手軽に栄養をプラスすることができます。栄養を考えるなら、高カカオのチョコレートを選びましょう。