• 私たちの食品ロスを考えよう!

身近な食品ロスを考えよう!〈家庭編〉

なんと、食品ロスの約半分は家庭から

日本の食品ロス約523万tのうちお店などの事業けいの食品ロスは約279万t、家庭からは約244万t。食品ロスの約半分は、わたしたちの家庭から出ています。

日本の食品ロスの内訳

家庭での食品ロス

家庭の食品ロスの原因その① 直接廃棄

直接ちょくせつ廃棄はいきとは、冷蔵れいぞう庫に入れたまま期限きげんぎてしまったものや、もらったけれど多ぎて食べられないものなど、そのままてられた食べ物のことをさします。

〈図表〉家庭における食品ロスの内訳
家に余っている食べ物を困っている人にあげられたらいいのに。 うちにも、お中元の素麺がまだある。でも、アレルギーがあって食べられないんだ。

フードドライブに参加しよう!

「フードドライブ」とは

「フードドライブ」とは、家庭であまっている食べ物を学校や職場しょくばなどに持ち寄り、それらをまとめて地域ちいき福祉ふくし団体だんたい施設しせつ、フードバンクなどに寄付きふする活動です。
まだ食べられるのに、食べていないインスタント食品や缶詰かんづめはありませんか?
古くなったからててしまうのではなく、フードドライブを利用して食品ロス削減さくげん貢献こうけんしましょう。

「フードバンク」とは

「フードバンク」とは食品ぶくろの印字ミスや賞味しょうみ期限きげんが近いなど、品質ひんしつには問題がないが、通常つうじょう販売はんばいむずかしい食品を、ボランティア団体だんたいが食品メーカーから引き取り、福祉ふくし施設しせつ等へ無償むしょう提供ていきょうする活動です。

〈図表〉フードドライブ(イメージ)
家の近くで参加できる「フードドライブ」を探してみよう!

家庭の食品ロスの原因その② 過剰除去

過剰かじょう除去とは、あつくむきぎた野菜や、果物くだものの皮、肉のあぶら身など、食べられる部分を調理のさいに多く取りのぞぎてしまうことをいいます。魚の骨などふつうに食べない部分はふくまれません。

食品ロスは栄養のロス?!

野菜の皮や種には可食部にはない栄養ふくまれていて、例えば、ピーマンのワタには、血えきがサラサラになる成分が、可食部の10倍もふくまれています。

もったいないよね。おいしく料理できないのかなぁ? 「ピーマンの肉詰め」や「肉巻きピーマン」などに使うと、種やワタも気にせず美味しく食べられるよ!

捨てずに料理に使おう!

〈例〉てられてしまいがちなブロッコリーのくき

乱切りにして、ブロッコリーと一緒いっしょでてみよう!

捨てられてしまいがちなブロッコリーの茎 イメージ
捨ててしまっていた部分に栄養もあるなんて、知らなかったなぁ。これならおいしく食べられるね♪ 工夫すれば食べられるんだね。他の野菜でもないか探してみよう!