日本の食品ロスの原因は大きく分けて2つあります。1つはお店などから出る「事業系食品ロス」、もう1つは家庭から出る「家庭系食品ロス」です。このページでは「事業系食品ロス」について説明します。
私たちは、毎日様々なシーンで食事をしています。ここでは、レストランなどの飲食店で外食する時やお店での買い物の仕方について、食品ロスとの関係を考えてみましょう。
飲食店では、食材の下ごしらえや急な予約のキャンセルなどによる作り過ぎと、利用者の食べ残しが主な食品ロスです。
私たちにできる工夫を考えてみましょう。
- 残った料理を持ち帰る。
- 注文の時に小盛りをお願いする。
- 食べ放題のお店では食べきれる量を盛る。
注文したものが食べきれなかった場合、タブレットから持ち帰り専用容器の注文ができるお店もあります。
最近では、持ち帰りができる飲食店が増えてきました。
環境に優しい容器の提供をしているお店もあります。
お店に売られている食べ物には2つの期限表示があります。
さらに、お客さんが買ってからもしばらく保管することを考え、お店ではもう1つの期限『販売期限』の設定がされています。これは、消費期限や賞味期限の前に訪れます。
販売期限の過ぎた食べ物は、売ることができず棚から撤去され食品ロスになっています。
※どんな食品でも袋や容器を開けてしまうと品質が悪くなり始めるので、一度開けたものは早めに食べきりましょう。
『てまえどり』
すぐに食べるのであれば、商品棚の手前にある期限の短いものを選ぶと、お店の食品ロスを減らすことができます。
買い物が未来を変える?「エシカル消費」とは(エシカル = 倫理的・道徳的)
「エシカル消費」とは、地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことです。私たち一人一人が社会的な課題に気付き、日々のお買い物を通して、その課題の解決のために自分は何ができるのかを考えてみること、これが「エシカル消費」の第一歩です。