• 食品ロスゼロ節約のススメ
地球にもお財布にも優しい!食品ロスゼロ節約のススメ

意外とカンタン!「食品ロスゼロ節約」を実践しよう

初級編 冷蔵庫の中の見直し 約5,000〜10,000円/月 節約!

たな一段いちだんからはじめる整理

「整理」と聞くと、ハードルを高く感じる方も多いのではないでしょうか。実は、冷蔵れいぞう庫は整理が苦手な方こそ始めやすい場所です。

冷蔵れいぞう庫にある食材のほとんどは賞味しょうみ期限きげん消費しょうひ期限きげんがあり、その日付を参考に必要か不要かを見極められるからです。

また、冷蔵れいぞう庫がすっきりと片付くだけで食費の節約だけでなく、電気代の節約にもなります。さらに、どんな食材が残っているのかが分かりやすくなり、食材を選ぶ手間が省け、毎日のごはん作りを時短できます。

時間をかけて一度に全てを整理するのは大変なので、まずはスキマ時間を利用してたな一段いちだんから見直しをはじめてみましょう♪

カゴを使った収納術

カゴを使った収納術 画像

使うシーンやジャンルごとにカゴを使って収納しゅうのうすることで、どこに何があるのか一目瞭然りょうぜん。在庫管理がしやすくなります。
またさがす手間が省けるので時短にもなります。

ドアポケット収納術

右利きであれば、右手で扉を開けて左手で物を取り出す前提で、左利きであればそのぎゃくを前提に収納しゅうのうを考えてみましょう!

ドアポケット収納術 画像1
収納しゅうのうのポイント〉★右利き・観音開きの冷蔵れいぞう庫(フレンチドア)の例

使う頻度の高いものは右のドアポケットに、使用頻度の低いものは左のドアポケット収納しゅうのうしましょう。
②ちょうど目線の高さにある中央のドアポケットは、右側には特によく使うものを、左側には使用頻度は低いけれど、食品ロスしがちな調味料(例:ポン・コチュジャンなど)を収納しゅうのうしましょう。

こうすることで、冷蔵れいぞう庫を開けるたびに目が行きやすくなり、自然と消費しょうひする意識いしきが働くようになります。

ドアポケット収納術 画像2

左中央の調味料入れはエスニックけいの調味料などが多いのですが、ほかの調味料とくらべて消費しょうひペースが低く、1ヶ月に1回使うかどうかのものもあります。
こういったものをやしすぎてしまうと食品ロスにつながるため、あえてちょっと狭いスペースを活用し、ここに収まる量以上は購入こうにゅうしないようにしています。

調味料は冷蔵れいぞう庫の中で化石化しやすく、冷蔵れいぞう庫整理を初めてする場合の廃棄はいき数はダントツです。
なので、収納しゅうのうをするさいは1箇所にまとめておくのがポイントです。

賞味しょうみ消費しょうひ期限きげん間近の食材をまとめて収納しゅうのう

価格かかくが安いスーパーをはしごしたり、特売でお得に購入こうにゅうしたりしても、それをしっかり使い切れずに食品ロスとして廃棄はいきしてしまったら節約の意味がありません。

まずは購入こうにゅうしたものや、先に消費しょうひしたいものをしっかりと使い切れる仕組みを作りましょう。

期限が短いものをカゴにまとめる

期限が短いものをカゴにまとめる イメージ
冷蔵れいぞう庫内にある“もうすぐ期限きげんが切れそうな食材”や、豆腐とうふや練り物など“もともと期限きげんが短いもの”をまとめて入れるカゴを設置せっちしましょう。冷蔵れいぞう庫の扉を開けて1番に目につく場所に置くのがオススメです。献立こんだてを決めるさいは、このカゴの中の食材を使うメニューを考えましょう。

期限表示を上向きに収納する

期限表示を上向きに収納する イメージ
食材を収納しゅうのうするさい期限きげん表示ひょうじをあえて上向きにして収納しゅうのうしましょう。こうすることで、カゴを少し手前に引けば、ひと目で期限きげんをチェックできるので、都度取り出す手間が省けます。

中級編 買い物の見直し 約10,000円/月 節約!

在庫チェック

買い物に行くときは、買い物リストを活用しましょう。買い物リストを用意することで、必要なものを“見える化”でき、無駄むだ買いの防止ぼうしになります。また、何を購入こうにゅうするか悩む時間がるので、買い物時間も短縮できます。

買い物リストの作成

  1. 在庫チェック イメージ1

    買い物リストはスマートフォンのメモ機能を使って作成しましょう。紙のメモは、うっかり家に置いてきてしまうこともありますが、普段ふだん持ち歩くスマートフォンなら、忘れる心配はありません。
    スマートフォンのメモ機能はTODOリストが使えるものが便利です。
    TODOリストがついたメモはアプリにもいくつかあるので、自分に合うものを探して使ってみましょう。

  2. 在庫チェック イメージ2

    食材がなくなったタイミングで、すぐにスマートフォンにメモをとります。こうすることで書き忘れ、買い忘れを防ぎ、買い物へ行く回数も減らせます。
    リストを作るハードルが高いと思われがちですが、買い物に行く度に、まだリストに書かれていない食材の項目を追記していくだけでOK。
    買い物回数を重ねていく内に「わが家の買い物リスト」が完成します。

  3. 在庫チェック イメージ3

    買い物は週に1度まとめ買いをして、週半ばに買い足しをします。なるべく買い物の回数をらすことで、無駄むだ買いを防止ぼうしします。

スーパーの売り場にあわせたリストの作成

〈スマートフォンのメモ機能活用〉スーパーの売り場にあわせたリストの作成 イメージ

スマートフォンのメモ機能を使って作ったリストは、食材のジャンルごとに分けてリストにしていきます。このリストに入れる食材は“我が家の定番食材”のみ。

ジャンルのならび順は、よく行くスーパーの売り場に合わせます。こうすることで、食材探しのためにスーパー内をうろうろする必要もなくなり、スムーズな買い物ができるようになります。


上級編 保存方法の見直し 約20,000〜40,000円/月 節約!

自家製じかせい冷凍れいとう保存ほぞん

購入こうにゅうした食材をより長持ちさせるためには冷凍れいとう保存ほぞんが欠かせません。わざわざ冷凍れいとうするためにキッチンに立つのは手間も時間もかかりますよね。面倒な方法では、継続させるのは至難の業。

そこでおすすめなのが、調理をする“ついで”に使う食材を多めにカットして冷凍れいとうする方法です。ほうれん草や小松菜などの葉物野菜、ブロッコリー、ねぎなどの野菜は、生のまま切って冷凍れいとうしても美味しく食べられます。使い勝手のいい形に切って冷凍れいとうしておくと、調理のたびに切る手間も省け、あらい物もらすことができます。

また、すでに野菜をカットして冷凍れいとうしてあることで調理のハードルが下がります。
今何がストックとして残っているのかが分かりやすいので、献立こんだても考えやすく、外食やお惣菜の購入こうにゅうらすことにもつながりますよ。

自家製冷凍保存 イメージ写真2 自家製冷凍保存 イメージ写真1

\ 野菜の保存ほぞん方法はこちらも見てね /

目指せ!食品ロスゼロ 食品ロス対策まめ知識

野菜の保存ほぞん方法いろいろ


いかがでしたか?
食品ロスゼロを目指すことで、こんなに食費を節約することができます!簡単かんたんにはじめられるものも多いので、ぜひ実践してみてください。