当社のプロピオン酸菌発酵物アトピー性皮膚炎モデル動物での有効性を確認

2008/03/26
(発行:2008/03/25)

 当社のプロピオン酸菌発酵物がアトピー性皮膚炎のモデル動物における皮膚炎症状の悪化を軽減することが確認されました。3月26日から名古屋市で開催される日本農芸化学会にて発表する予定です。
 マウス(SPF NC/Nga)の耳介にダニ破砕物を連日塗布して皮膚炎を発症させる動物実験において、ダニ破砕物塗布開始の7日前からプロピオン酸菌発酵物を連日マウスに経口投与(0.5ml/日)したところ、蒸留水を連日経口投与した群に比べて皮膚炎の症状スコアが有意に低くなりました。ダニ塗布(28日間)後の耳介の切断面を観察すると、プロピオン酸菌発酵物投与マウスでは組織の肥厚が抑制されていました(図1)。
 またプロピオン酸菌発酵物投与マウスでは、炎症の指標物質(血清アミロイドA)が低く抑えられ、アレルギー反応に関わる指標物質(血清 IgE)の濃度もダニ塗布14日目で有意に低くなっていました。プロピオン酸菌発酵物は特に皮膚炎発症時の早い段階で抑制作用を示すことが示唆されました。
 当社はプロピオン酸菌発酵物を有効成分とする抗アレルギー剤につき特許出願中です。
 当社のプロピオン酸菌発酵物は、腸内のビフィズス菌の増殖を促進することがすでに明らかにされており、「おなかの調子を整える」保健効果の科学的根拠が確立されています。

図1 ダニ粉砕物28日間塗布後のマウス耳介の断面
1 ダニ塗布なし
2 蒸留水摂取+ダニ塗布
3 プロピオン酸発酵物摂取+ダニ塗布
プロピオン酸発酵物を与えたマウスでは、ダニ塗布による耳介組織の肥厚が抑制された。