明治、YAKAWと株式会社ヘミセルロースとメキシコ国内でのカカオハスクを活用した共同開発に関する覚書を締結 カカオハスクを活用した持続可能なカカオ生産に貢献する取り組みを海外で事業化へ
株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、2025年2月14日(金)に、メキシコ国内でメキシコホワイトカカオの農園を運営管理しているYAKAW(代表:Jorge Esteve)と株式会社ヘミセルロース(代表取締役社長:茄子川 仁)と、メキシコ国内でカカオハスクなどを活用した事業展開に関する共同開発に関する覚書に合意したことをお知らせします。

YAKAW 代表 Jorge Esteve
当社は、カカオ農家の持続可能性を高める取り組みとして、2006年から現地のカカオ農家まで社員が直接訪問しながら支援を行う「メイジ・カカオ・サポート」を実施しています。また、2022年からはカカオの新しい価値創造を目指すプロジェクト「ひらけ、カカオ」に取り組んでいます。
当社は、「ひらけ、カカオ」の取り組みの一つとして、カカオ豆の種皮であるカカオハスクのアップサイクルに取り組んでおり、ヘミセルロースと連携してカカオハスクを原料の一部に使用した生分解性プラスチックを開発しました。
また、メキシコのYAKAWと当社との繋がりは深く、2016年から、世界的に希少なカカオ豆である「メキシコホワイトカカオ」※の農園管理で協働しています。
世界規模でサステナブルな取り組みが求められる中、メキシコ国内でカカオハスクを活用した生分解性プラスチックの事業展開を進めるべく、3社で合意に至りました。今後は3社で連携して、2025年度中にメキシコから生分解性プラスチックを活用した事業展開を目指します。この事業を展開することで、カカオの新たな価値創造に繋げ、創造した価値が、カカオの生産者にも還元されることで、持続可能なカカオ生産の実現に貢献してまいります。
※明治がメキシコ国内の専用農園で栽培している世界的にも希少な「幻のカカオ」。通常カカオ豆の中身は紫色だが、メキシコホワイトカカオは白色であることがその名の由来。苦みや渋みが少なくクリアな風味が特長とされる。
カカオハスクについて

「ひらけ、カカオ。」の取り組み



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