カカオの文化

オーストラリア(3)メルボルンのカフェでたのしむホットチョコレート

前回、メルボルンのことやカフェなど、そしてホットチョコレートのおすすめのお店をご紹介しました。

今回はその続きで、メルボルンのちょっと変わったホットチョコレートが楽しめるお店とおすすめのこだわりチョコレートのお店をご紹介したいと思います。

Mörk Chocolate

最初にご紹介のお店は、モークチョコレート(Mörk Chocolate)です。

メルボルン発祥の「From Bean To Cup」のお店、オーストラリア発の「豆からカップへ」をテーマにしたオール・ナチュラルのこだわりホットチョコレート屋さんです。

お店は、メルボルン中心部からちょっと北側の「ノース・メルボルン」にあります。 ノース・メルボルンは、古いビクトリア朝様式のテラスハウスや倉庫など昔ながらの街並みを残し、その多くが外観を残しおしゃれに改装した落ち着いた雰囲気の街です。

モークチョコレートのお店もその一つで、外観はレンガ造りの少し古びた倉庫に見えますが、中はカカオ焙煎施設とおしゃれなチョコレートカフェが併設されています。

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ここでのお勧めは、なんといってもモークチョコレートオリジナルの「キャンプファイヤー(Camp Fire)」です。

オーストラリア人はキャンプ好きの方が多いのですが、キャンプと言えばキャンプファイヤー、そしてそのキャンプファイヤーの火でマシュマロを炙って食べるのが定番です。この焼きマシュマロと温かいホットチョコレートを一緒に飲んだ経験のある子供たちも多いと思います。

そんな状況を再現したのが、この「キャンプファイヤー」です。

自慢のホットチョコレートに添えられているのが、その焼きマシュマロとそしてなんとコップにはウッドスモーク、煙が入っているという凝りようです。 煙のコップにホットチョコレートを注いで、マシュマロをほお張れば・・・、もうまさにキャンプファイヤーです! コロナ禍のいま(2021年7月時点)では店内飲食が提供出来ていないため テイクアウト用紙コップでの提供となっています。

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店内飲食時はこんな感じで提供されていました。

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メルボルンにいらしたら、絶対に召し上がって頂きたい一品です。

Atypic Chocolate

次は、アティピック チョコレート(Atypic Chocolate)をご紹介します。

こちらのお店は、メルボルンの三大マーケットの一つ、サウスメルボルン・マーケットの中にあります。

少し話は脱線しますが、メルボルンでは街中から郊外まで、多くの場所で屋内外の大小さまざまなマーケットが開催されています。 中でも有名なのが、メルボルンの三大マーケットと言われる、「クイーン ビクトリア マーケット」「プラーン マーケット」、そして「サウス メルボルン マーケット」です。

特に有名なのが、「クイーンビクトリアマーケット」ですが、その広さはなんと約7ヘクタール、700以上の店舗が並び、南半球最大のマーケットと言われております。食料品も豊富で街の中心部にありアクセスも良く、まさに市民の台所と言った感じです。

次に大きなマーケットが、ご紹介のアティピックチョコレートが入っている、「サウスメルボルンマーケット」です。大きさもさることながら、なんと言ってもこのマーケットは、メルボルンで一番古いマーケットで、設立は1867年、実に150年以上の歴史があります。

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そんなマーケットの中にあるのが、アティピック チョコレートです。

こちらのチョコレートは、Bean To Bar(豆からバーへ)をモットーにチョコレートを作っていて、外からガラス越しに作っているところを見ることが出来ます。

工房のくまさんのチョコレートが気になりますが(笑)、私のおすすめはホットチョコレートも絶品ですが、店員さんもおすすめの写真のヘーゼルナッツのチョコと少し不思議な味のする抹茶ピスタチオチョコ、そしてビターで少し酸味の聞いたシンプルなダークチョコレートバーです。

特にチョコレートバーは中のパッケージングが、サウスメルボルンの地図になっていてお土産にも最適ですよ。

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オーストラリア人は日本人の約3倍チョコレートを消費するなんて言われているみたいです。

種類もそして量も豊富でオーストラリアサイズ(笑)、是非、オーストラリアにいらした際にはチョコレート尽くしはいかがでしょうか?

当地、メルボルンで皆様のお越しをお待ちしております。

このコラムは私が書きました。

ガイド名:Yuka Suzuki

専門学校卒業後、日本では外資系航空会社に勤務し、2018年にオーストラリア・メルボルンにワーキングホリデービザにて渡豪。
メルボルンのカフェにてバリスタとして1年間働き、2年目にHISメルボルン支店に入社し現在も勤務中。
メルボルン在住3年目。趣味は美味しいカフェやレストラン巡り、自宅にコーヒーマシーンを揃えるほど。大のコーヒー好き。