こんにちは!オーストラリアのメルボルンからカフェで楽しめるチョコレート情報についてお届けします。
さて、皆さまはメルボルンって聞くとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
といいますよりご存じですか?の方がよいでしょうか。
まずメルボルンについての一般情報から少しお書きしますと、メルボルンはビクトリア州の州都で人口約500万人ほどです。もしメルボルンが日本の都道府県の1つだとしますと、人口の多い順のリストで上から10番目くらいに位置しますが、ここオーストラリアではシドニーに次いで2番目に大きな都市となります。
近郊には、日本のテレビコマーシャルやミュージックビデオなどでも使われたことのある「世界で一番美しい海岸線道路」と言われるグレート オーシャン ロードなどの絶景や、オーストラリアのアイコンともいえるコアラやカンガルーなどの動物たちを野生で気軽に見られるなど自然にも溢れています。 ただ、州としましての大きさは、タスマニアに次いで2番目に小さな州となりますので、オーストラリアの中で最も街と自然がコンパクトに調和し「世界で一番住みやすい場所」にも選ばれております。
そんなメルボルンのオーストラリアでのイメージですが、「アート」や「ファッション」などに溢れたおしゃれな街、「イベント」や「スポーツ」など盛んな活気のある街、そして「レストラン」や「カフェ」の多いグルメな街といった、とてもポジティブなものが多いです。 中でも特に「カフェ」に関しては、メルボルンはオーストラリアのカフェ文化発祥の地と言われており、街には両脇にカフェの連なる通称『カフェ通り』と呼ばれる小道もいくつかあり、その数は2千件以上で、信号機の数より多いなんて言われております。
カフェについて
おしゃれ好きのメルボルンっ子たちのことをこちらでは「メルボルニアン」なんて言われたりしますが、メルボルニアンはカフェが大好きです。オーストラリアでは1日に3から4杯のコーヒーを飲む人もいるとか、、、そのメルボルニアンの多くが朝にそれぞれお気に入りのカフェに立ち寄り、マイカップを手に学校や仕事に向かいます。
モカ
オーストラリア人はコーヒーはもちろん、チョコレートが大好きです!カフェには「モカ」というメニューがあります。モカと聞くと日本ではコーヒー豆の種類を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。オーストラリアではチョコレートとエスプレッソを混ぜ、スチームされたミルクと、その空気が入ってふわふわとした泡状のフォームドミルクやホイップクリームがのったドリンクをモカと言います。
カカオの風味、チョコレートの甘さ、ちょっと疲れた時や甘党の方には大変おすすめです!私も実はこのモカが1番のお気に入りのドリンクです。
次に、カフェによる味の違いで面白いのが、使っているコーヒービーンズやチョコレートなど、素材の違いの他に、そのお店のバリスタによるところもかなり大きいと思います。カフェ大国のオーストラリアでは、美しいラテアート、美味しいコーヒーを入れてくれるバリスタが多くおります。そして、メルボルンにはラテアート世界大会に出場し、入賞経験のあるバリスタもいらっしゃるんですよ!
エスプレッソはもちろんのこと、ミルクの温度やフォーム、注ぎ方等でかなり味が違うようです。まろやかな舌触りのフォームミルクは自然な甘さがあります、同じカフェでもバリスタが変わると味が変わることをよく知っているメルボルニアンは、自分のお気に入りのカフェとそしてバリスタのセットでファンになる方も多いです。私の知り合いにも、コーヒーを買う予定がなくても通勤途中にファンのバリスタを見かけると、ついつい買ってしまうと言っておりました。
メルボルンにはもちろん日本でもお馴染みの大手カフェチェーン店もございますが、イタリアからの移民が多いことも影響し、それよりも個人経営の小さなカフェが多いのが特徴です。オーナーのこだわりが感じられるお洒落なカフェ、居心地が良いこじんまりとした、常連さんが毎朝のコーヒーを買いにくるような、小さな可愛いらしいカフェがあちこちにございます。
メニューも日本とは少し違い、ミルクの入ったコーヒーのことを「ホワイトコーヒー」と呼び、その中でも「フラットホワイト」や「モカ」、またミルクの入っていないブラックコーヒーを「ロングブラック」「ショートブラック」など、お店によっても多少異なる場合もございますが、このような呼び方はオーストラリア独自の名称かと思います。
このコラムは私が書きました。
ガイド名:Yuka Suzuki
専門学校卒業後、日本では外資系航空会社に勤務し、2018年にオーストラリア・メルボルンにワーキングホリデービザにて渡豪。
メルボルンのカフェにてバリスタとして1年間働き、2年目にHISメルボルン支店に入社し現在も勤務中。
メルボルン在住3年目。趣味は美味しいカフェやレストラン巡り、自宅にコーヒーマシーンを揃えるほど。大のコーヒー好き。