年齢を重ねたり環境が変わると、自分に似合う色も変わってくるといいます。若い時から着ていた服や、ずっと変わらないメイクに「今の私には似合わないかも」「顔映りが悪い気がする」「老けて見えるような気がする」などと違和感があったら、今の自分に似合う色を探すチャンスです。色彩心理カウンセラーの佑貴つばささんに“顔映りのいい色”についてお話を伺いました。
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「2.色相」で解説したように、一般的に、青っぽい色が入った服を着ると、顔の印象は色白に映ります。反対に、黄色っぽい色が入った服を着ると血色がよく若々しい雰囲気になる人が多いと言われています。
日本人の肌にも合わせやすいピンク色を例にとってみます。「年齢的に私には似合わないんじゃない?」と思ってしまう人もいますが、色彩心理学では、ピンクは幸福感とつながる色で、女性をキレイに見せてくれる色なので、大人の女性こそぜひ身につけて欲しい色です。自分の気持ちを幸せに優しくしてくれ、見ている相手も幸せな気持ちにさせるのでハッピーカラーなのです。
似合うピンクを選ぶコツは、色みの特徴が異なる次の4種類から自分に合うものを見つけること。肌にハリを出したいときはピンクの中でも黄色っぽくて澄んだ色のコーラルピンクを選ぶといいでしょう。肌をなめらかに見せたい時は、少し濁りのある色を選ぶと肌色を均一に見せてくれるのでサーモンピンクをチョイスして。少し色白にスッキリ見せたいときは青っぽいピンクのローズピンクやフューシャピンクを。大人になってくると血色が悪いなどの悩みが出てくるので、色白を目指すというよりは、血色のいい健康的な肌に見えたほうがいいのかもしれません。どの色か迷った時には、血色がよく健康的に映りやすいコーラルピンクの服を選ぶと顔映りのいい印象を与えるでしょう。
着る服やメイクの色合いによって、顔の印象はガラリと変わります。着なれた色だけでなく新たな色にもチャレンジすると、新しいステキな自分を発見できるかもしれませんね。似合う色を探すとき、鏡の前で2色を比較してみることで、顔映りの違いがわかりやすくなります。似合う色の特徴がわかると、毎日の服選びやメイクが楽しくなりますよ。
教えてくれたのは
佑貴つばささん/「色とココロのコンシェルジュ」、レゼル・ド・マクルール~私色の翼~代表。色彩心理カウンセラー。「色彩学校」上級認定色彩心理カウンセラー、認定色彩心理講師、認定色彩アートセラピスト、パーソナルカラーアドバイザー。