
紫外線は肌によくないからなるべく浴びない方がいい、と思っていませんか? 実は健康を維持するためには適度に紫外線に浴びた方がよいのです。では、なぜ紫外線に浴びるといいのか、どうやって浴びればいいのか、内科医の宇都宮正範さんにお話を伺いました。
元気の源は紫外線だった!?
体に必要な栄養素のひとつビタミンDは、カルシウムのサポートをしてくれます。ビタミンDは、しいたけや魚などに比較的多く含まれていますが、食事だけでは不足しがちです。
そこでオススメなのが、手軽にできる“手のひら日光浴”です。太陽の紫外線を浴びることで、体内でビタミンDが生成されます。栄養バランスのとれた日々の食事と、適度に紫外線を浴びることで生まれるビタミンDが、元気な体づくりのサポートをしてくれます。
そして、宇都宮さんに“手のひら日光浴”のやり方を教えてもらいました。

外に出て10分ほど太陽光を浴びるだけ。普段、光が当たらない手のひらや腕の内側に光を浴びるようにしましょう。
- POINT1
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毎日続けることが重要。外に出るのが難しければ、室内で窓を開けて行ってもOK。
- POINT2
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日焼け止めやハンドクリームは塗らず、なるべく地肌に浴びましょう。
- POINT3
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朝11時頃までに浴びると体内時計が整います。
天気のいい日は外に出て、手をひろげて日光浴をするだけ。テレワークなどで外気に触れる時間が少なくなりがちな時は、手のひら日光浴で健康習慣をはじめてみてはいかがでしょう? きっと太陽のパワーをもらって気分まで明るくなるはずです。
教えてくれたのは
宇都宮正範さん/内科医。サナモア治療院ソレイユ院長。太陽光を応用した光線療法などを研究している。