全機能の土台となるコンセプト作りと具体化

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当社の品質マネジメントシステム「Meiji Quality Comm」は、商品の開発段階から始まっています。
お客様にとっていかに価値のある商品を生み出すことができるか。そのために市場や消費者の調査を丹念に重ね、一方でこれまでのノウハウを生かした研究開発を続けています。商品のコンセプト作りは、その後の製造や流通などすべての機能を左右する重要なポイントです。そのコンセプト作りや設計に関わる具体的な取り組みを見ていきましょう。

開発のスタートはお客様の声と研究者のアイデア

商品完成までには試食とディスカッションを繰り返す。

商品の開発には大きく分けて2つの出発点があります。
1つは市場のトレンドや消費者調査から探り当てたお客様のニーズ。もう1つは研究所が積み上げてきた独自の技術。この2つを基に、そのニーズに応えるためのアイデアを加えながら商品コンセプトを作っていきます。
1つの商品を作るにも原料や配合、形、食感などを変えながら何十もの試作品を作り、社内外で試食を繰り返します。包装材料も複数のタイプで保存テストを行った上で選定します。さらに、工場の設備設計なども平行して行い、ようやく商品設計へと入ります。
 

マーケティングリサーチでお客様にとっての“価値”を知る

お客様のニーズを探り、ニーズに合った商品を開発する上で、大きなヒントになるのが市場調査(マーケティングリサーチ)です。
その一つがグループインタビュー。例えば「ふだん買って食べているデザートの満足点、不満点は?こんなデザートがあったらどう思う?」といった質問を投げかけてニーズを探ったり、新商品やリニューアル商品の試作品を試食していただき、その感想を聞きながら試作品をブラッシュアップしていきます。
お客様のライフスタイルや価値観を幅広く知るための「生活者研究」も行います。幅広い年齢層の数千人を対象に、食生活や趣味、交友、ファッション、健康意識など生活全般に関する情報を集めて徹底的に分析。そこから得られた数々のデータを、商品開発に役立てています。
さらに、発売後のお客様の反応を確認することも、開発工程の重要な役割です。想定していたお客様と実際の購入者層を比べたり、味の満足度や購入回数などを調査。その実態を真摯に受け止め、さらに価値ある商品の開発やリニューアルにつなげていきます。
一方、お客様のニーズは時代と共に変化するものです。最近はスイーツ好きな男性が増え、男性をターゲットにした商品展開も広がっています。健康や美容、ダイエットといった機能を求める一方で、楽しさや癒しといった情緒的な価値を求められる商品もあります。こういったお客様のニーズの傾向を消費者調査でいち早く把握し、幅広い明治の商品に生かしています。
 

商品パッケージは廃棄されるまでを想定して設計

お客様との最初のコミュニケーションとなるのが商品パッケージです。
そのパッケージに求められる要素は、大きく分けて3つ。「製品の品質保持」「使い勝手」「デザイン性(表現力)」です。
「製品の品質保持」については、食品のおいしさを長期保存できること。容器と中身の香りが互いに影響したり、光による変質が起こったりしないことが大切です。「使い勝手」は持ちやすさや開封しやすさといった取扱いの利便性です。「デザイン性」は味や機能などの特性をきちんと表現できているか、お客様が知りたい情報が伝えられているかなどです。
もちろんパッケージ自体に使用されている化学物質などの安全性もしっかりとチェックしています。商品パッケージは、流通から店頭での陳列、ご家庭での保存、そして廃棄されるまで、さまざまなシーンを想定したチェックリストに基づいて設計を行っているのです。
また、お客様相談センターに寄せられるご意見を参考に、既存のパッケージを改善することもあります。お客様の声には、品質や価値をさらに高めるヒントが多く隠されています。
 

開発・設計における品質を支えるチェック機能

専門の調査員がにおいや味を調査する官能検査。

品質保証のためには、さまざまな工程において検証作業が欠かせません。
新規で原材料を購入する場合、さまざまな調査を行い、採用時には原料購入規格書を基に、安全性を検証します。
産地をうたった商品であれば産地証明、遺伝子組み換えやアレルギーに関する情報なども取り寄せます。賞味期限まで風味や外観が劣化しないかといった保存性もテストしています。風味は、専門家による官能検査と分析機器を使った検査を行います。
商品パッケージに記載されたキャッチフレーズなどの文言も、根拠となる情報を必ず備えた上で商品化します。
検証とそこで発生した膨大な記録の確認、その作業を繰り返すことが安全な商品設計を支えているのです。
 

スタッフからひとこと「お客様の声に真摯に耳を傾ける」

入社した時の研修でよく言われたのが「買う気で作れ」。常にお客様の立場に立って、お客様の声に真摯に耳を傾ける。それが私たちにとっての「品質」だと思います。しかし、調査をしていていつも思い知らされるのが、私たちはお客様のことをまだまだよくわかっていないということ。売る側と買う側では見方がどうしても違うので、それを踏まえた上で独りよがりではない商品開発をしていかなくてはいけません。そのために、お客様の声を聞く時は先入観を持たず、会社を一歩出たら消費者の視点で世の中を見るよう努めています。

高橋 淳マーケティングリサーチ 担当

スタッフからひとこと「あらゆるお客様に喜んで買っていただけること」

チョコレートの開発における品質保証のポイントは、香味、口どけ、さらにブルーム(表面の変質)や、持ち歩いても溶けないかといった保存性です。特に味の決め手となる原料のカカオ豆は、西アフリカや中南米など産地やカカオの品種にこだわり、現地での発酵や乾燥は当社独自のやり方を技術指導しています。2012年には明治が現地でカカオの木を植え、育てていくという夢のある取り組みも始めました。
品質において安全安心はもちろん重要です。一方で、チョコレートをはじめとしたお菓子は、お客様に喜んで食べていただいて、幸せな気持ちになっていただくことも大事な役割であると考えます。安全、おいしさを通して、あらゆるお客様に喜んで買っていただけることが、明治の品質だと思っています。

宇都宮 洋之チョコレート開発 担当

スタッフからひとこと「皆さんに食べてもらいたい商品を」

お客様がお菓子に期待するのはやはりおいしさです。開発者である自分が食べて本当においしいと感じ、皆さんにも食べてもらいたい品質の商品を開発します。それを実現するのが私たち開発チームが考える品質への取り組みです。
それに加え、ガムは消臭や眠気覚ましといった“機能”を求められる特殊なお菓子です。そのため、噛む前と後で口臭成分の変化を確認したり、ミント味の強度を測るためにメトロノームに合わせて30分間噛み続け、鼻から出る息を分析する検査なども行ったりしています。それら機能をきちんと実感できるということも品質保証の一つのキーワードとして、力を入れて取り組んでいます。

中谷 充孝ガム開発 担当

スタッフからひとこと「裏付けとなるデータを必ず用意」

お客様に対して約束している品質を、私たちはいろいろな分析をすることで守っていかなくてはいけません。例えば、商品名についた「プレミアム」の意味や、パッケージに書かれた「サクッとほろっと」など食感を表す言葉についても説明ができるようにしています。とにかく何でも隠さずに言えることが大事なので、裏付けとなるデータを必ず用意しておくことが、品質を守る上で大事だと感じています。

山室 宗弘品質研究 担当

スタッフからひとこと「「品質」はソリューション!」

パッケージングソリューションセンターは「お客様に快適性を提供する」をコンセプトに開設された容器の専門部門です。要求されたものを着実に設計していくのはもちろんですが、今後は社内に積極的にアピールをしながら、話題性のあるパッケージを世の中に出していきたいと思っています。さらに、これまでのさまざまな情報を整理しつつ、先を見据えた戦略を立てていくことを目標にしています。お客様がおいしく楽しく食べられ、気持ちよく使える。そんな快適性をご提供できる物作りを追求していきます。私にとって「品質」とはやはり、さまざまな課題に対するソリューション(解決)ですね。

太田 進パッケージ開発 担当

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開発・設計機能 ケーススタディ

開発・設計機能 ケース・スタディ 明治ほほえみ
母子の情報の積み重ねが品質保証のキー

母乳と同じように赤ちゃんの健全な成長を促す粉ミルク「明治ほほえみ」。設計機能では、3つの項目に分けて品質保証に努めています。

まずは、万全な品質管理体制で製造する「安心クオリティ」。次に栄養成分の量とバランスを母乳に近づけるための研究調査「母乳サイエンス」。そしてさまざまな場面で、さまざまな方に使いやすくした「育児サポート」。これらにより、常に世界最高水準の商品作りと、より良い育児サポートを実現しています。

そして、「明治ほほえみ」を設計する上で「母乳サイエンス」として取り組んでいるのが、世界でも類を見ないほど長期にわたる、赤ちゃんの発育と母乳成分の調査です。私達は赤ちゃんの大切な命を託されているという使命感のもと、情報の積み重ねという確かな裏づけを持って安全安心な商品を提供しています。

20万人以上の赤ちゃんで「発育哺乳量便性調査」

1972年から計12回にわたり、新商品やリニューアル商品の発売ごとに、赤ちゃんの「発育哺乳量便性調査」を行ってきました。母乳で栄養を摂っている赤ちゃんと、明治の粉ミルクで栄養を摂っている赤ちゃん、他メーカーの粉ミルクで栄養を摂っている赤ちゃんを、体重や身長の推移、哺乳量、便の硬さなどの項目で調査。これまでに調べた赤ちゃんは延べ20万人以上にもなります。

2006〜2007年にかけて行った調査でも、2005年に発売した「明治ほほえみ」で育った赤ちゃんは、母乳で育った赤ちゃんに極めて近い順調な発育を示したことを確認しています。 毎回膨大な費用がかかる調査ですが、将来を見据えた商品設計と、お客様に安心していただくためには必要不可欠との思いを込めて実施しています。これからも常に赤ちゃんの発育を確かめながら、より母乳に近づけるための改良を重ねていきます。

お母さん達の協力で「母乳組成調査」

理想の栄養である母乳に粉ミルクを近づけるため、当社では1979年と1998〜1999年の2回、大規模な母乳成分の分析調査を行いました。

1998〜1999年の調査では、日本全国4000人以上のお母さんから母乳を集め、ひとつひとつを分析しました。たんぱく質濃度やエネルギー濃度など基本的な栄養情報はもちろん、ビタミン濃度やアミノ酸組成など、より詳細な情報も入手しました。「明治ほほえみ」の設計において、DHAやコレステロールといった各種成分の濃度設定にこれらの情報を活かしています。

母乳の成分は一日のうち、あるいは一回の授乳中でも変化が見られます。日本人の食生活が変化すれば、母乳の成分も必然的に変わってきます。それだけに、数多くのお母さんの母乳をある程度の期間を置いて継続しながら分析調査し、商品設計に活かしていくことが重要なのです。

スタッフからひとこと「調査研究の継続が「価値」に繋がる」

赤ちゃんが口にする栄養は、乳児期の発育だけでなく将来にも影響してきます。粉ミルク(乳児用調製粉乳)は消費者庁が厳しい基準で定める特別用途食品でもあり、非常に安全性が求められる商品です。できる限りの安全確認をし、そのデータを積み重ねていくことがお客様の安心につながると考えています。それが「明治ほほえみ」が持つ大きな価値。私自身、安心して使っていただけることに自信を持っています。

高橋 毅栄養研究 担当

スタッフからひとこと「育児をされる方々の安心のために……」

母乳を飲めない赤ちゃんにとっては粉ミルクが唯一の栄養源です。その粉ミルクの栄養成分の分析をしながら、責任重大だなといつも感じています。研究所では、新しい製品の組成を決めるため十分に試作をして、保存性も実際に年月をかけて確認してから、生産機能へとバトンタッチしています。育児をされる方々に安心して使っていただけるよう日々取り組んでいます。街で赤ちゃんを見かけると「元気に大きく育って欲しい」と、つい目が行きます。人の人生のスタート、そして子育てという大変だけれど素晴らしい機会に、こうして仕事を通して関われることが素直にうれしいし、私自身、誇りでもあります。

山崎 久美子栄養研究 担当

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開発・設計機能 ケース・スタディ 流動食・栄養食品
栄養成分の徹底管理と、味と食べやすさへのこだわり

流動食は特定の栄養ニーズに合わせた食品です。さまざまな栄養成分をニーズに合わせて細かく設計し、それらの成分量が常温で長期にわたって維持できるようにすることが、流動食の開発における品質保証です。
また、一般の食品のようにおいしさや風味にこだわり、お客様に食べることを楽しんでいただけるための工夫も大切な品質である考えています。

開発設計で重要となる4つのポイント

流動食を開発する上での考え方の柱は4つ。いずれも品質に関わる重要なポイントです。
1つ目は、基礎研究や臨床研究などの裏付けに基づいた栄養設計。当社の長年にわたる粉ミルクの研究を強みに、高齢者の臨床栄養研究をベースに、高齢者向け食品の栄養設計を行っています。2つ目は、患者様の胃に管で栄養を送るための流動食(=経管栄養食品)を患者様の容態に合わせ幅広く展開していること。例えば血糖管理をサポートするものや、腎疾患の方向けなどの病態に適した流動食をはじめとして、全部で100種以上のバリエーションがあります。3つ目は、食事を口からとることができても、食が細かったり通常の食品だけでは十分な栄養がとれない方向けの口から食べる流動食(経口栄養食品)の、味と食べやすさへのこだわり。4つ目は、医師や看護師、介護士など患者様をケアする方々のためにも、取扱いが簡単で手間のかからない商品設計です。
また、医師や栄養士など医療現場の方のご意見やご要望を伺いながら、打合せを重ねて、新商品の開発を行っています。

栄養成分がきっちり保障されることが第一

流動食の組成は、一般の食品よりもはるかに細かく表示しています。エネルギー、タンパク質、各種ビタミン、ミネラル、ナトリウム、浸透圧、粘度……などの数値は利用者が判断する上でとても重要な情報だからです。
また、組成の検査は高頻度で行い、それぞれが規格の範囲内であることを確認するのはもちろん、より数値が真ん中に近づくよう、常に最適化に努めています。さらに、社外の専門機関による分析を行ったり、一度商品化したものも研究所で繰り返し検査を行うなどしています。
お客様の中には、流動食が唯一の栄養源という方も少なくないので、万全な検証体制を整えています。設計通りであることを実証していくことが、何より重要な品質マネジメントと考えています。

最大のハードルは常温保存で賞味期限が長いこと

流動食の賞味期限はほとんどが半年以上と長く、しかも常温での保存が前提です。実際、冷蔵保存せずに栄養成分を保つことは、非常に高いハードルです。輸送中や保存中に分離や沈殿といった物性の変化が起こったり、光に弱いビタミンB群やCなどの成分を守るため、最適な原料、製法、容器、輸送法など、すべて考慮して開発設計を行い、それぞれの工程で厳重に品質管理を行っています。

スタッフからひとこと「商品の価値をしっかり保証していくこと」

人が健康で自立した生活が送れる期間を表す「健康寿命」という言葉があります。「健康寿命」と「平均寿命」の差は平均で10年前後。つまり、亡くなるまでのおよそ10年間は自宅や病院、介護施設などで誰かのサポートを受けて生活するわけです。我々の大きな使命は、この差をいかに縮めるか。栄養学的にサポートすることで、病気を予防し、健康な状態を伸ばすことは十分可能であると考えています。
また、闘病中の方の中には、家族に会うよりも食べることが楽しみという方もいらっしゃいます。それほど「食」は人間にとって根源的な価値であると思い知らされると同時に、だからこそ本当に良いものを作りたいと思います。品質とは、そんな商品の価値をしっかり保証していくこと。いずれ私も栄養食品のお世話になる日がくるでしょう。その時に胸を張って「明治の商品にしてください」と言えるかどうか。それが私の品質の根本にあります。

鈴木 靖徳栄養食品開発 担当

スタッフからひとこと「お客様に対する思いが、高品質で幅広いラインアップにつながっていく」

病院や介護施設だけでなく、自宅療養している人に最適な商品を作っていきたいですね。例えばですが、うちの高齢の母が「これおいしいわね」とか「これを飲むと調子がいいから、また飲みたいわ」と言ってくれる商品。母が機嫌良く生き生きと暮らしていれば会話も増えるし、家の中も明るくなります。そういういい循環を生む商品をどんどん開発していきたいです。
それと、僕は入社した時に先輩から「この商品はお年寄りや病気の人など弱い人が利用するもの。その方たちに安心していただくために、品質管理のチェック項目がどんどん増えてしまうけれど、その流れは、面倒なことではないのだよ!」と言われたことを覚えてます。品質チェックの仕事が増えれば、必要な検査を時間内に完了させる新たな方法が必要になります。そのために技術の工夫をすることや新しいアイデアを出して実行することで、新しい技術やモノづくりの生まれる流れができます。実際僕が入社した25年前、流動食は1品でしたが、今は50品以上。つまり、お客様に対する思いが、高品質で幅広いラインアップにつながっていくと思うんです。

山岸 正浩栄養食品開発 担当

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開発・設計機能 ケース・スタディ 明治ミルクチョコレート
ロングセラー商品の品質保証は“変わらないこと”

1926年に発売した「明治ミルクチョコレート」。時代と共に日本人の嗜好が少しずつ変化する中、その伝統をどう受け継いできたのか。明治の看板商品であるがゆえの、品質保証へのこだわりを見ていきましょう。

あえて変わらないこと、変えること

「明治ミルクチョコレート」は1926年に誕生して以降、レシピをいっさい変えていません。主な原料はカカオ豆とミルクと砂糖ですが、原料がシンプルだからこそ、明治が本格的に取り組んだ最初の板チョコである当商品は、そのレシピを拠り所として守ってきました。
「明治ミルクチョコレート」は “変わらないこと”がお客様に対するメーカーの務めであり、責任であると考えています。
しかし、一方で日本人の嗜好や味覚が時代と共に変化しているのも事実です。そこで開発チームが行っているのが、より良い原料にこだわることと、原料の加工技術を進化させること。その二つの取り組みによって、発売開始以来“変わらないこと”を守りながらお客様の期待や要望に応え続けています。

原料の品質の追求と加工技術の進化

「明治ミルクチョコレート」は「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」で定められている原材料の厳密な基準を満たした「純チョコレート」(ピュアチョコレート)であるため、原料であるカカオ豆の特性が味を大きく左右します。そのため、使用するカカオ豆の選択においては、産地や品種に加えてそのシーズンの作柄など、徹底的に品質にこだわっています。
また、ミルクも重要な味の決め手です。乳牛の飼養状況や地域によってもミルクの味は変化します。「明治ミルクチョコレート」にはその風味特性に最も良く合うミルクを選択しています。
一方、技術面も進化させてきました。昔に比べて日本人の口どけに対する感度は上がっているため、工場の設備や加工技術を進化させることで、「明治ミルクチョコレート」の口どけや滑らかさを日本人の好みの変化に合わせてアップさせています。

日本人の嗜好変化に合わせ味を微調整

原料そのものの質や加工技術を進化させることでロングセラーの品質を守ってきましたが、進化の方向性や商品に反映させるタイミング等の判断のベースになっているのが、基礎研究と市場調査の積み重ねです。カカオ豆研究や製法の研究を絶えず行ない、また市場調査ではさまざまな評価軸を設け、その時々の嗜好マップを作成しています。
90年という歴史で考えれば、「明治ミルクチョコレート」は三世代にわたる年齢層に食経験があると言えます。長年にわたり商品を愛してくださっている方の期待を裏切らず、一方で新たなお客様にもファンになっていただきたい。そうした幅広い方にご満足いただくために、微調整という進化を継続していくだけでなく、「明治ブラックチョコレート」や「明治ホワイトチョコレート」「明治ハイミルクチョコレート」といった姉妹品を展開することでお客様のニーズにお応えしています。

スタッフからひとこと「品質とはお客様との約束」

品質とはお客様との約束であり、裏切らないことだと思います。いつ買っていただいても絶対にガッカリさせないこと。喜んで食べていただけることが、私が考える品質保証です。
特に「明治ミルクチョコレート」は、原料や加工技術に磨きをかけながらも、先輩方が築いてきたものを次の世代に継承していくという大事な役目があります。伝統は開発できませんからね(笑)。

專田 崇雄チョコレート開発 担当

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開発・設計機能 ケース・スタディ 明治アミノコラーゲン
原料や製法などの改良を重ね品質アップ

「明治アミノコラーゲン」は“飲むコラーゲン”として他社に先駆け2002年に発売しました。キレイを実感できるコラーゲンを目指し、安心して続けられる品質を追求し、原料や製法を見直し、改良を重ねてきました。さらに、お客様のライフスタイルに合わせた幅広い商品展開を含め、今も進化を続けています。
発売から10年、開発チームはさまざまな研究・開発を重ね、品質や機能の向上を図っています。

原料の品質から徹底管理

「明治アミノコラーゲン」の原料は魚由来のコラーゲンです。2002年の発売当初から、50種類以上のコラーゲンペプチドをチェックし、原料として最適なものを選定しました。さらに、その中から厳選した高品質なコラーゲンペプチドのみが「明治アミノコラーゲン」の原料として採用されます。
かつて “飲むコラーゲン”は一般的なものではありませんでしたが、現在はドラッグストアやコンビニなどに数多くのコラーゲン配合の美容サプリメントが並んでいます。その中でも原料から徹底管理しているのは明治ならではのこだわりです。売り上げNo.1ブランドとして、原料の仕入れから“明治品質”にこだわっています。

新しい製法で飲みやすさを追求

「明治アミノコラーゲン」最大のポイントは、コラーゲン特有のにおいをカットする独自の製法にあります。過去に実施した消費者調査の結果、商品を一度購入されたお客様が再購入をためらわれる理由として、特有のにおいに原因があることがわかりました。
この課題を解決するために、当社の研究所は、元になるコラーゲンのにおい成分を精製過程で吸着させて除去する方法を開発しました。
この製法によって、極めてにおいの少ない商品の製造が可能になりました。「明治アミノコラーゲン」はコーヒーやお味噌汁に入れても、その味を邪魔することはほとんどなく、飲みやすさや続けやすさを実現することができました。

溶けやすさと体への吸収の良さ

「明治アミノコラーゲン」を何に入れて飲むかはお客様それぞれ。コラーゲン自体はもともとお湯に溶けにくい性質で、さらにアミノ酸なども配合していますので、混ぜるだけではなかなか溶けません。そこで、コラーゲンを顆粒状に“造粒”することで、お湯でも水でも溶けやすいよう工夫をしました。
また、コラーゲンが体に効率よく吸収されるよう、コラーゲンペプチドという形に低分子化しています。単に分子が小さければ良いのではなく最適な大きさと配列があります。こうした設計は臨床試験を行い、その裏付けをベースにしています。
さらに、お客様の多様なライフスタイルやニーズに合わせ、ドリンクタイプやサプリメントタイプの「アミノコラーゲンボーテ」シリーズなど幅広い商品を展開しています。

スタッフからひとこと「毎日の生活や気持ちが豊かになるように」

お客様の声にお応えして、機能や利便性を向上させることはもちろん、毎日の生活や気持ちが豊かになるような商品を提供することも品質のひとつと考えています。「明治アミノコラーゲン」は、女性のキレイを応援するため、進化し続けたいと思っています。

伊藤 愛明治アミノコラーゲン開発 担当

スタッフからひとこと「お客様に安心感を提供すること」

品質とは、お客様に安心感を提供することだと思います。まずは安全・安心な原料を使っていること。そして、機能の裏付けをしっかりとること。そういったすべてを含め、お客様の期待を裏切らないことが大切だと思っています。

石井 裕美子明治アミノコラーゲン開発 担当

 

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