嚥下とは?

嚥下とは?

人がものを食べるときの体の働きと、高齢になってからの注意を知っておきましょう。

嚥下[えんげ]とは

人は食事を摂るとき、食物を認識して噛み砕き(咀嚼:そしゃく)、飲み込みやすくして、口の中(口腔[こうくう])から咽頭[いんとう]へと送り込みます。その後、咽頭[いんとう]から食道、食道から胃へと食物を送ります。この、一連の流れを「摂食・嚥下[えんげ]」といい、「嚥下[えんげ]」とは“飲み込む“ことを示し、下記の[口腔期]、[咽頭期]、[食道期]の3つの段階をさします。

嚥下[えんげ]とは

▲嚥下[えんげ]を動画で見る

(WMVファイル:367KB 10秒)

摂食・嚥下[えんげ]のメカニズム ①先行期:食品を触覚・嗅覚などから認識する。 ②準備期:食品を咀嚼し、飲み込みやすく加工する。 ③口腔期:口腔から咽頭へ食物を送り込む。 ④咽頭期:咽頭から食道へ食物を送り込む。その際、気道には入らない。 ⑤食道期:食道から胃へ食物を送り込む。食品 ①先行期 ②準備期 ③口腔期 ④咽頭期 ⑤食道期

高齢者は誤嚥性肺炎[ごえんせいはいえん]に注意

高齢になると、歯が失われたり、舌の運動機能や噛む力が低下したり、唾液の量が減ったりすることで、飲み込みにくくなること(嚥下[えんげ]障害)があります。病気や、病気の治療に使う薬の影響で嚥下[えんげ]障害が起こることもあります。
飲み込みにくくなることで、食べ物が気道に入ってしまう誤嚥[ごえん]が起こりやすくなり、それによって肺炎(誤嚥性肺炎[ごえんせいはいえん])が起こることがあります。誤嚥性肺炎[ごえんせいはいえん]は高齢になるほど起こりやすくなるため、注意が必要です。

嚥下[えんげ]機能の低下と「とろみ調整食品」

飲み込むことに障害が起きると、食物を摂ることが困難になるため、食事の量が不足し、脱水症や低栄養のリスクが発生します。また、誤嚥[ごえん]による窒息や肺炎などにより、身体に重大な問題を引き起こすこともあるため注意が必要です。
食事をすることは、単に栄養素を摂取するだけでなく、楽しみやコミュニケーションにもつながります。飲み込みが気になっても楽しく食事ができるよう、食物にとろみをつけるなど、飲み込みやすい食形態にする工夫が大切です。
重度の嚥下[えんげ]障害の方は、飲み込むための訓練が必要な場合がありますので、医師、栄養士などに相談しましょう。

トロミ調整食品に望まれる特性とその理由」
 
  • 嚥下とは?

サポート