栄養の基礎知識

栄養の基礎知識

高齢者に必要な栄養、食べ方の工夫、食事の心得など、食事と栄養について「知っておくとよいこと」をご紹介します。

高齢になってからの食事で心がけること

高齢になると、さまざまな原因で食欲や食べる力が低下することがあります。しかし、食事は人間が生きていく上で欠かせないものです。高齢になってからの食事で大切にしたいのが「食事を楽しむこと」「規則正しく食事を摂ること」「低栄養に気をつけること」といわれます。
親しい人と一緒に、季節の食材をとり入れたメニューを楽しみましょう。また、少量でもいいので1日3回、なるべく規則正しく食事を摂りましょう。食べる力に応じて食事の形態を変えたり、栄養補助食品なども活用し、十分な栄養を摂れるようにしましょう。

健康を保つ3つの要素「栄養」「咀嚼」「排泄」

私たちの身体を作っている60兆個の細胞は“食”から生まれます。また、「口から食べる」ことは、栄養の摂取だけでなく、噛むこと自体が全身の健康に関わっています。摂取した栄養は、胃や腸などの消化管を通じて吸収された後、役割を終えると排泄されます。
口から食べて排泄するという一連の流れを整えることこそが、体を健康に保つ秘訣といわれています。 それができないときは、 “食”を見直すことが必要でしょう。

健康を保つ3つの要素「栄養」「咀嚼」「排泄」

高齢者の栄養状態について

加齢に伴い活動量が低下して食欲がなくなったり、噛む力や飲み込む力が低下して食事量が少なくなったりすることがあります。
また、喉の渇きなどを感じにくくなるという生理的な変化や、トイレの回数を気にして水分を控えてしまうことなどにより、水分の摂取量が減りやすくなる傾向もあります。

思うように食事や水分が摂れない場合には、早めに医師や栄養士に相談し、今の身体の状態にあった栄養の摂り方を検討することが必要です。

栄養の働きは車を動かすメカニズムと同じ

私たちが日々の食事から摂取している主な栄養の働きは、自動車を動かすメカニズムに例えることができます。
車を動かすために、それぞれの役割がスムーズに働くことが必要なように、人間の体の健康を保つためには、栄養をバランスよく摂取することが重要です。もし、十分な栄養が補給できないときには、食事の摂り方にも工夫が必要になります。

栄養の働きは車を動かすメカニズムと同じ

高齢者に必要な栄養素とは

体に必要な栄養素のうち、たんぱく質、脂質、炭水化物(糖質)、ビタミン、ミネラルを五大栄養素といいます。それぞれの栄養素の主な働きと多く含まれる食品、高齢者(70歳以上)の摂取量については以下の表を参考にしてください。

高齢者に必要な栄養素とは

参考*1、2)

参考文献
  • *1)『健やかな食生活のために』(農林水産省)
  • *2)『日本人の食事摂取基準』2015年版(厚生労働省)
  • *1)『健やかな食生活のために』(農林水産省)
  • *2)『日本人の食事摂取基準』2015年版(厚生労働省)
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