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明治のコラーゲンペプチド研究コラーゲン由来のジ・トリペプチドが健康な肌を保つための有効成分の一つであることを示唆!
~日本皮膚科学会英文誌で「JD Award」を受賞~

2014/03/10

株式会社 明治(代表取締役社長:川村 和夫)は、The Journal of Dermatology(日本皮膚科学会 英文誌)におきまして、コラーゲンペプチドの機能研究で「MOST CITED PAPER 2012 IMPACT FACTOR PERIOD The Journal of Dermatology JD Award」を受賞しました。この賞は年間で最も引用された論文に対して表彰されるもので、これまでの明治のコラーゲン研究が、皮膚科学に携わる研究者に大変注目された結果と言えます。

【受賞論文の内容】

■ 受賞研究
「Collagen-derived dipeptide, proline-hydroxyproline, stimulates cell proliferation and hyaluronic acid synthesis in cultured human dermal fibroblasts」 (コラーゲン由来ヒドロキシプロリンを含むジペプチドPro-Hypはヒト皮膚線維芽細胞の細胞増殖とヒアルロン酸産生を促進する)The Journal of Dermatology 37, 330-338(2010)
■ 著者名(論文掲載時所属)
大原浩樹、市川聡美、松本均(株式会社 明治)
秋山酉、藤本典宏、小林孝志、多島新吾(防衛医科大学校)
■ 受賞研究概要
コラーゲンペプチド摂取後に消化吸収された分解物の肌への効果を想定した細胞実験にて、コラーゲン由来のジ・トリペプチドに皮膚線維芽細胞(※1)増殖とヒアルロン酸産生促進効果が存在することを明らかにしました。このことから、コラーゲン由来のジ・トリペプチドが、健康な肌を保つための有効成分の一つであることが示唆されます。

【明治のコラーゲンペプチド研究について】

コラーゲンは、皮膚、血管、腱、歯などの組織に存在するタンパク質で、鶏の手羽やふかひれ、牛すじなどに多く含まれます。このコラーゲンを加水分解したものがコラーゲンペプチドで、消化吸収しやすいという特長があります。明治では、魚由来のコラーゲンペプチドを材料に、コラーゲンペプチドの摂取と肌の健康に関する研究に取り組んできました。

【用語説明】

(※1)皮膚線維芽細胞とは:
皮膚の機能を保つ上で重要な役割を果たす細胞のことです。真皮を構成するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の合成に関わります。

(※2)ヒアルロン酸合成酵素遺伝子(HAS2)とは:
ヒアルロン酸は、生体高分子のひとつで、保水力が高いことが知られています。ヒアルロン酸の生合成はヒアルロン酸合成酵素が担っており、それを司る遺伝子の一つがヒアルロン酸合成酵素遺伝子であるHAS2です。

(※3)角層水分量とは:
角層は、皮膚の一番表面にある0.02mmほどの部分で、体からの水分蒸散を防いだり、有害物質から身体を守ったりという働きをもっています。角層水分量は、この角層部分に含まれる水分量で、乾燥肌では角層水分量が低下しています。

以上