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ヨーグルトの皮膚機能改善作用に関する研究を、日本皮膚科学会で発表しました

2007/04/25

ヨーグルトは古くから経験的に健康や美容に良い食品と言われています。明治乳業は、お客様の理解を得るためにも「良いといわれる科学的根拠」を示すことが必要であると考え、独自にまた、各分野の専門家と共同で開発を進め、得られた知見を都度学会で発表しています。

明治乳業は、LB81乳酸菌を含むヨーグルトには、(1)便秘の改善効果、(2)腸内フローラ(腸内菌叢)の改善効果などの整腸作用があることを証明しております。2005年より、東京女子医大の川島眞教授(皮膚科学)と共同で「ヨーグルトの皮膚機能改善作用」という新しい分野の研究に取り組んでいます。 2005年には、LB81乳酸菌を含むヨーグルトに皮膚機能改善効果があることを日本畜産学会で発表し、話題になりました。
その後、研究チームは腸内フローラと皮膚機能とを関連づけるメカニズムを明らかにするため、次の仮説に基づき研究を進めてきました。

腸内フローラの悪化や便秘 → 腸内腐敗産物(有害物質)の増加 → 腸内腐敗産物の血液への移行 → 免疫系や皮膚たんぱく質合成の阻害 → 皮膚状態の悪化

2007年4月20〜22日に横浜で開催された第106回日本皮膚学会総会で、上記の仮説を裏付ける重要なポイントとして、便秘群(排便日数が週平均4日以下)は非便秘群(便秘群以外)よりも便中、血液中共に腸内腐敗産物濃度が高く、皮膚の角層水分量が低いことを発表しました(演題:便秘状態が皮膚機能、腸内環境および血中腐敗産物量に及ぼす影響)。また、動物実験でこれらの腐敗産物が免疫系や皮膚タンパク質の合成系を阻害することを、昨年の同学会で発表しています。このように腸内環境と皮膚機能とを関連づける研究は、世界的にも前例がありません。全国から集まった皮膚科の先生方をはじめ多くの取り巻きの中、木村勝紀(食機能科学研究所 課長)は丁寧に解説し、発表後の質疑応答も闊達に行われました。

■ 当日の発表風景

当日の発表風景

■ 参考資料

以上