論文：チョコレート・カカオの研究

村上里香、伊藤健太郎、夏目みどり

産科と婦人科 2023年9号（31）p967-970（2023）

Rika Murakami¹⁾, Midori Natsume¹⁾, Kentaro Ito¹⁾, Shukuko Ebihara²⁾, and Masakazu Terauchi³⁾
1)R&D Division Meiji Co.,Ltd.
2)Ciyoda paramedicaI Care Clinic
3)Department of Women's Health, Tokyo Medical and Dental University

nutrients 15,3843（2023）

Akiko Ishida¹⁾³⁾, Isao Ogiwara²⁾, Sakae Suzuki¹⁾²⁾
1)Food Science & Technology Research Laboratories, R&D Division, Meiji Co., Ltd.
2)United Graduate School of Agricultural Sciences, Tokyo University of Agriculture and Technology
3)Faculty of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology

Agronomy 2023,13,2264（2023）

富永滋¹⁾、岩城達也²⁾
1)株式会社 明治 技術研究所
2)駒澤大学 文学部

日本感性工学会論文誌 Vol. 21 (4), 387-395（2022）

村上里香、夏目みどり

日本ポリフェノール学会雑誌 Vol.11, 39-45（2022）

加藤紫、夏目みどり、松本均、尾崎信紘、後藤博、平山匡男、渡辺賢一

薬理と治療 Vol.49 (12), 2091-2097（2021）

飯田紀行

月刊誌「包装技術」令和3年3月号 p170-174（2021）

Yukari Kato¹⁾, Midori Natsume¹⁾, Kyoko Ito¹⁾, Aiko Nakano¹⁾, Kosuke Ozawa¹⁾, Masayuki Sato¹⁾, Taketo Yamaji¹⁾, Hiroyoshi Inoue²⁾

1. 1)
   R&D Division, Meiji Co., Ltd.
2. 2)
   Department of Chemistry, Keio University

Journal of Nutrition & Food Sciences Vol.11, Iss.2, No:788（2021）

Yuka Kawakami Ph.D.¹⁾, Yuki Watanabe B.S.¹⁾, Megumi Mazuka B.S.¹⁾, Natsuki Yagi M.S.¹⁾, Ayako Sawazaki M.S.²⁾, Megumi Koganei B.S.²⁾, Midori Natsume Ph.D.²⁾, Kiyonori Kuriki Ph.D.³⁾, Tatsuya Morimoto M.D., Ph.D.⁴⁾, Toshihiko Asai M.D., Ph.D.⁵⁾, Hidekazu Arai Ph.D.¹⁾

1. 1)
   Laboratory of Clinical Nutrition and Management, Graduate Division of Nutritional and Environmental Sciences, and Graduate School of Integrated Pharmaceutical and Nutritional Sciences, The University of Shizuoka
2. 2)
   R&D Division, Meiji Co., Ltd.
3. 3)
   Laboratory of Public Health, Graduate Division of Nutritional and Environmental Sciences, and Graduate School of Integrated Pharmaceutical and Nutritional Sciences, The University of Shizuoka
4. 4)
   Division of Molecular Medicine, Graduate Division of Pharmaceutical Sciences, and Graduate School of Integrated Pharmaceutical and Nutritional Sciences, The University of Shizuoka
5. 5)
   Asai Clinic

Nutrition（2021）
https://doi.org/10.1016/j.nut.2020.111128

Sohei Sato^1,2), Hironori Hondoh³⁾, Satoru Ueno²⁾

1. 1)
   Meiji Co., Ltd.
2. 2)
   Graduate School of Integrated Sciences for Life, Hiroshima University
3. 3)
   School of Food and Nutritional Science, University of Shizuoka

Journal of the American Oil Chemists' Society（2020）
DOI : 10.1002/aocs.12447

石田晶子, 崎山一哉, 二瓶真理子

化学と生物（日本農芸化学会）Vol.58, No.9, 2020, p.537-p.543（2020）

栗原毅¹⁾、北村隆也²⁾、大柴幸男²⁾、田村一二²⁾、夏目みどり²⁾

1. 1)
   栗原クリニック東京・日本橋
2. 2)
   株式会社 明治 研究本部

薬理と治療 vol.47 No.7 p.1075-p.1078（2019）

夏目みどり

日本栄養士会雑誌 第62巻 第5号2019年（2019）

若杉悠佑¹⁾、太田伸生¹⁾、田村一二²⁾、夏目みどり²⁾、岡屋英二²⁾、三浦俊宏¹⁾

1. 1)
   鈴鹿医療科学大学 医療栄養学科
2. 2)
   株式会社 明治 研究本部

薬理と治療 vol.47 No.3 2019 p415-p420（2019）

夏目みどり

化学と教育 67巻4号（2019年）p184-185（2019）

Kazuki Shiina¹⁾, Hirofumi Tomiyama¹⁾,Chisa Matsumoto¹⁾, Syusuke Komatsu¹⁾, Midori Natsume²⁾, Chisato Oba²⁾, Yukio Ohshiba²⁾, Taketo Yamaji²⁾, Taishiro Chikamori¹⁾, Akira Yamashina¹⁾

1. 1:
   Department of Cardiology, Tokyo Medical University, Tokyo, Japan
2. 2:
   R&D Division, Meiji Co., Ltd, Tokyo, Japan

Hypertension Research:published online: 17 January 2019（2019）

Midori Natsume, Hirohito Ishikawa, Yoshikazu Kawabe, Tomoyuki Watanabe, and Toshihiko Osawa

Advances in Clinical and Translational Research Volume2, Issue3, Article ID:100012（2018）

Natsume M

Current Pharmaceutical Design 24(2): 191-202（2018）

夏目みどり

化学と生物 Vol.56,No.7,2018（2018）

夏目みどり

Functional Food Vol.12 No.1,P6-11（2018）

夏目みどり

日本ポリフェノール学会誌 4(1):13-16（2015）

夏目みどり、馬場星吾

Lipid Hydroperoxide-Derived Modification of Biomolecules 77:189-198（2014）

ヒトがココアを摂取することで、LDLコレステロールの酸化を抑制することを報告してきたが、動脈硬化を低減するか否かは明らかになっていない。そのため、動脈硬化のモデル動物であるApoEノックアウトマウスに、カカオポリフェノールを8週間摂取させた結果、組織化学的に動脈硬化を抑制することを明らかにした。

山下陽子、岡部正明、夏目みどり、芦田均

Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry 77(4):888-891（2013）

カカオ由来のプロシアニジンの2～4量体の各成分について、単量体であるエピカテキンとインクレチン効果について、ICRマウスで経口投与し比較した。その結果、4量体であるシンナムタンニンA2に強い効果が示された。

山下陽子、岡部正明、夏目みどり、芦田均

Journal of Nutritional Science 1(2):1-9（2012）

神戸大学との共同研究で、マウスにカカオポリフェノールを摂取させることで、Glut4の誘導により骨格筋の糖取り込みが上昇することを明らかにした。

山下陽子、岡部正明、夏目みどり、芦田均

Journal of Food and Drug Analysis 20:283-287（2008）

神戸大学との共同研究で、カカオ由来のプロシアニジンを高分子と低分子に分画し、その効果の差を筋管細胞を用いて検討した。その結果、低分子と高分子では、低分子画分に顕著な糖取り込み作用があり、AMPK経路が関与していることを示唆する結果が得られた。

安田亜紀子、夏目みどり、越阪部奈緒美、河端恵子、古賀仁一郎

JournaL of Agricultural and Food Chemistry 59(4):1436-1441（2011）

臨床試験において、ココアを継続的に摂取することで、HDLコレステロールの上昇ならびにLDLコレステロールが低下することを報告している。その作用メカニズムを明らかにするために、HepGならびにCaco2細胞を用い、カカオポリフェノール成分について評価した結果、SREBPの発現がかかわっていることを明らかにした。

安田亜紀子、高野裕久、越阪部奈緒美、三本木千秋、福田久美子、夏目みどり、柳沢利枝、井上健一郎、加藤陽二、大澤俊彦、吉川敏一

International Journal of Immunopathology and Pharmacology 21(2):279-288（2008）

国立環境権、兵庫県立大、名古屋大、京都府立医大との共同研究で、カカオプロシアニジンを摂取させたマウスにおいて大気汚染物質の一種であるディーゼル排気粒子が引き起こす肺障害が抑制されることを確認した。

安田亜紀子、夏目みどり、佐々木和恵、馬場星吾、中村裕子、鐘ヶ江穣、長岡利

BioFactors 33(3):211-223（2008）

岐阜大と共同でカカオポリフェノール摂取が継続的な高脂肪食による血中コレステロール値の上昇を抑えること、また、その有効成分はカカオポリフェノール中の高分子成分であることをラットで確認した。

夏目みどり、越阪部奈緒美、安田亜紀子、大澤俊彦、寺尾純二

Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition 42(1):50-53（2008）

名古屋大、徳島大と共同で、カカオに含まれる主要ポリフェノールであるエピカテキンが体内に吸収され代謝された後も、活性酸素の一種であるパーオキシナイトライトによるニトロチロシン化を抑制することを確認した。

馬場星吾、越阪部奈緒美、加藤陽二、夏目みどり、安田亜紀子、貴堂としみ、福田久美子、武藤裕子、近藤和雄

The Americal Journal of Clinical Nutrition 85(3):709-717（2007）

兵庫県立大、お茶の水女子大と共同で、12週間のココア継続摂取により、血中LDLの酸化が抑えられること、その作用メカニズムは血中ポリフェノール量の増加に伴うHDLコレステロール増加が寄与していることをヒトを対象とした試験で確認した。

馬場星吾、夏目みどり、安田亜紀子、中村裕子、田村崇明、越阪部奈緒美、鐘ヶ江穣、近藤和雄

The Journal of Nutrition 137(6):1436-1441（2007）

お茶の水女子大と共同で、4週間のココア継続摂取により血中のコレステロール値が改善される(HDLコレステロール増加、LDLコレステロール減少、LDL酸化抑制)ことを、160人を対象とした二重盲検試験で確認した。

黒澤亨、伊藤富美、野崎藍子、仲野善久、勝田新一郎、越阪部奈緒美、局博一、近藤和雄、板倉弘重

Aherosclerosis 179(2):237-246（2005）

カカオポリフェノールを1％含む餌を、高コレステロール血症ウサギ(KHCウサギ)に6か月間摂取させた結果、血漿中のLDLの酸化抑制並びに粥状動脈硬化の進展を抑制すること明らかにした。本研究は、東京大学、お茶の水女子大学、茨城キリスト教大学と共同で実施した。

越阪部奈緒美、山岸恵、夏目みどり、安田亜紀子、大澤俊彦

Experimental Biology and Medicine 229(1):33-39（2004）

ストレプトゾトシンにより誘発されるⅠ型糖尿病モデルラットに、カカオポリフェノールを0.5％含有した餌、あるいは通常の餌を摂取させ、白内障の進行を組織化学的に評価した。その結果、カカオポリフェノールを摂取させたラットで、白内障の進行が抑制することを明らかにした。尚、本研究は、名古屋大学と共同で実施した。

山岸恵、夏目みどり、越阪部奈緒美、岡崎和志、古川文夫、今沢孝喜、西川秋佳、廣瀬雅雄

Cancer Letters 191(1):49-57（2003）

国立医薬品食品衛生研究所と共同でカカオポリフェノールが多臓器発ガンモデルラットの生存率の低下を有意に抑制し、肺における悪性腺腫の発症が有意に抑制されることを発表した。

山岸恵、夏目みどり、越阪部奈緒美、中村英明、古川文夫、今沢孝喜、西川秋佳、廣瀬雅雄

Cancer Letters 185(2):123-130（2002）

国立医薬品食品衛生研究所と共同でカカオポリフェノールが食事性発ガン物質であるヘテロサイクリックアミン(PhIP)の変異原性を抑制し、膵発ガンを抑制することを発表した。

山岸恵、越阪部奈緒美、夏目みどり、足立堯、滝沢登志雄、公文春枝、大澤俊彦

Food and Chemical Toxicology 39(12):1279-1283（2001）

名古屋大学と共同で、カカオポリフェノールがマイトマイシンCによるin vitroでのDNA断裂を抑制し、マウスの骨髄細胞障害を抑制することを発表した。

越阪部奈緒美、馬場星吾、安田亜紀子、岩本珠美、神山真澄、滝沢登志雄、板倉弘重、近藤和雄

Free Radical Research 34(1):93-99（2001）

健常人男性に、1日当たり36gの砂糖入りココアあるいは砂糖のみを2週間摂取させ試験を実施した。その結果、ココアを摂取した群で、血漿中のLDLの酸化抵抗性が増強されることを明らかにした。尚、本試験は、お茶の水女子大学と共同で実施した。

山岸恵、越阪部奈緒美、滝沢登志雄、大澤俊彦

Lipids 36(1):67-71（2001）

名古屋大学と共同でビタミンE欠乏ラットに、カカオポリフェノールを0.25、0.5、1.0％含有した餌を与えて飼育した。その結果、カカオポリフェノールの濃度依存的に心・腎・肝・脳の酸化障害を抑制することを明らかにした。

山岸恵、夏目みどり、長岐篤、足立桐子、越阪部奈緒美、滝沢登志雄、公文春枝、大澤俊彦

Journal of Agricultural and Food Chemistry 48(10):5074-5078（2000）

名古屋大学と共同で、カカオポリフェノールがヘテロサイクリックアミンによる変異原性を、エームズ試験ならびにマウスを用いた宿主経由試験を用いて、抑制することを明らかにした。

越阪部奈緒美、三本木千秋、山岸恵、滝沢登志雄

Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry 62(8):1535-1538（2000）

名古屋大学と共同で、カカオポリフェノールが高濃度のアルコールによって引き起こされる胃粘膜障害を予防することを発表した。カカオポリフェノールによるラジカル消去能と白血球の機能調節によるものであることを明らかにした。