ミルクプロテインのチカラ!

明治が提案する朝のミルクプロテイン健康法

たんぱく質を含んだ朝食のメリットとは?

たんぱく質を適切に含んだ朝食が脳機能を高める

朝食の摂取は実は教育にも大きな影響を与えます。朝食の摂取が成績向上に効果的であり、さらにたんぱく質を適切に含んだ朝食が効果的に脳機能を高めることが報告されています。

朝食が身体活動のスイッチオン機能を有することはすでに述べましたが、朝食摂取と脳機能の関係性についても広く知られています。平成15年に文部科学省が朝食摂取と学力テストの結果について調査しています。人間の脳は右脳と左脳に分かれており、左右で異なる活動をしているといわれています。テスト科目のうち、国語・社会は右脳、理科・算数/数学・英語は左脳で考える科目です。この調査の結果、脳の左右の差はなく、どの試験でも朝食を摂取したかどうかで学業成績に約2割もの差が出ていることが明らかになりました。

出典 文部科学省 国立教育政策研究所 平成 15 年度小・中学校教育課程実施状況調査

さらに、朝に摂取する栄養の種類と午前中の知的作業効率を調べた研究では、糖質中心の飲料よりも、糖質に加えてたんぱく質を含む飲料を摂取した時の方が、その後の計算課題の正答数が多く、知的作業効率が高くなることが示されました。つまり、身体活動にスイッチを入れ、午前中から脳機能を高めるためにはたんぱく質を適切に含んだ朝食を摂取することが必要です。

※1 1回5分間の計算が、飲料摂取前に1回、飲料摂取後に15分おきに8回、合計9回行われました。飲料摂取前を基準に、1分間あたりの正当数が飲料摂取後にどのように変化したかが比較されました。

※2 AUC(Area Under the Curve)は、グラフと横軸の間の面積のことです。計9回の計算のまとめ値としてAUCが算出され、統計解析が行われました。

出典 Saito et al., Nutrients 10, 574(2018)