たんぱく質がカラダをつくる!
「プロテイン」の言葉の由来は?
たんぱく質は食物に含まれる三大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質)の一つ。たんぱく質を、英語で表記すると「protein」。語源はギリシャ語の「proteios」で、これは「第一となるもの」を意味しています。このことからも、たんぱく質が私たちのカラダにとって大切なものだということがうかがえます。
たんぱく質無しでは生きられない
私たちのカラダのうち、全重量の約1/6がたんぱく質でできていて、男性では16~18%、女性では14~16%を占めています。でも、私たちのカラダはどうしてそんなにたくさんのたんぱく質を必要としているのでしょう。実は私たちのカラダはいろいろな種類のたんぱく質からできていて、それぞれが大事な役割を担っています。例えば筋肉を構成するアクチンやミオシンというたんぱく質は、筋肉を伸ばしたり縮ませたりして身体を動かす役割をしています。血液に含まれるヘモグロビンや血清アルブミンもたんぱく質で、体中の細胞への酸素や栄養成分の運搬、血液の浸透圧の調整などの仕事をしています。さらに、美肌づくりに欠かせないコラーゲン、髪の毛の素材となるケラチンも、たんぱく質の一種です。こうしてみると、私たちのカラダにとってたんぱく質は、なくてはならないものということがわかります。

生命維持に必要なたんぱく質
私たちのカラダは日々生まれ変わっている、ということをご存じでしょうか。実はカラダは60兆もの細胞で成り立っており、1日1日大きな変化があるようには感じませんが、毎日億単位以上の細胞が死んでは新たに生まれ変わるということが起きています。この細胞の大切な構成要素のひとつがたんぱく質。外部からたんぱく質を補給しなければカラダの細胞が生まれ変わり続けることができず、健康なカラダの維持が難しくなってしまいます。そのため、たんぱく質を食事からしっかり摂取することが大切です。
