ミルクプロテインのチカラ!

ミルクプロテインは優れたたんぱく質

健康なカラダづくりへ
ミルクプロテインのチカラ!

明治が着目する
ミルクプロテインのよさ3つのポイント

ミルクプロテインは、私たちの健康に役立つ、様々な価値が期待できる栄養素です。特に明治が着目しているのは「組成が優れている」「吸収速度の異なる成分から成る」「さまざまな機能性」の3つのポイントです。

栄養価の高いミルクプロテイン

「栄養価が高い」は、優れた食物を指す表現として広く使われています。栄養価とは、文字通り、その食物に含まれる栄養の価値を示したものです。たんぱく質の栄養価を測定する方法はいくつかありますが、新たなたんぱく質の評価基準であるDIAAS(消化性必須アミノ酸スコア・下記)を始め、ミルクプロテインの栄養価はどの方法で測定しても高水準です。

新たなたんぱく質の評価基準(DIAAS)でミルクプロテインの栄養価の高さが明らかに!

※1 牛乳あるいは牛乳中のたんぱく質を濃縮したもの
※2 小麦あるいは小麦グルテン
※3 参考文献3および4のデータをもとに算出

出典
1.Hoffman JR et al., 2004, J Sports Sci Med.
2.Rutherfurd et al., 2015, J Nutr.
3.Cervantes-Pahma et al., 2014, Br J Nutr.
4.FAO Dietary protein quality evaluation in human nutrition. Report of an FAO Expert Consultation.
FAO food and nutrition paper no. 92. Rome (Italy): FAO; 2013.

たんぱく質の評価基準の歴史と
新たな基準DIAASとは

たとえ栄養価が高い食物でも、実際に食べたときに効率よく利用されなければ、私たちの健康に十分に役立てることができません。これを突きつめたのが、たんぱく質の新たな評価基準であるDIAASです。
摂取したたんぱく質が私たちの体の中に、どのくらい取り込まれ効率よく利用されるかを示す評価基準にはプロテインスコアやアミノ酸スコアがあります。1990年代にWHO(世界保健機関)によって定められたPDCAAS(たんぱく質消化性補正アミノ酸スコア)は、プロテインスコアやアミノ酸スコアと違い、含まれているアミノ酸の組成だけでなく、そのたんぱく質がどのくらい消化されやすく、体内で利用されやすいかを総合的に判断したものです。
FAO(国際連合食糧農業機関)の最近のレポート(※)では、食品中のたんぱく質の品質を評価するスコアとして(PDCAASをさらに)DIAASに置き換えるべきだということが記されています。DIAASはPDCAASと比較して、たんぱく質の吸収率をより正確に評価することが可能です。またPDCAASはスコアは100%を超えた値を切り捨てて、すべて100%と示す計算方法となります。一方で、DIAASでは100%以上のスコアになった場合、超えた値を切り捨てずに評価するため、高品質なたんぱく質の価値をより正当に評価可能です。これらの特徴から、DIAASでは、より体内効率が高いたんぱく質は何かが明確になり、高スコアのたんぱく源であるミルクプロテインが評価されています。
(※)Report of an FAO Expert Consultation, Dietary protein quality evaluation in human nutrition, FAO FOOD AND NUTRITION PAPER, 92, (2013)

食事でしか摂取できない、
必須アミノ酸のバランスに優れている

私たちの体の、骨や血液、筋肉をつくるのに必要なたんぱく質は、20種類のアミノ酸によって構成されています。このうち、体内でつくることができないため、毎日の食事から摂取する必要があるアミノ酸を必須アミノ酸といいます。私たちにとっての必須アミノ酸は、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジンの9種類です。これらが、私たちが生命を維持するために欠かせない必須アミノ酸です。
牛乳、すなわちミルクプロテインはこれらの9種類のアミノ酸をバランスよく含んでいます。同じたんぱく質源の豆乳と比べると、必須アミノ酸の中でもBCAA(分岐鎖アミノ酸:イソロイシン、ロイシン、バリン)のスコアがいずれも高いという特徴があります。

必須アミノ酸のバランスがよくソイプロテインと比較するとBCAAが多い
  • 1.Report of a joint FAO/WHO/UNU Expert Consultation Energy and protein requirements (WHO Technical Report  Series No.724) p121(1985,Geneva)
  • 2.日本食品標準成分表2015年版(七訂)アミノ酸成分表 (文部科学省)
    (http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1365654.htm)

※参考文献1および2のデータをもとに算出

筋肉づくりに大きな役割を果たすBCAA

BCAA(イソロイシン、ロイシン、バリン)は筋肉のエネルギー源となる唯一の必須アミノ酸と言われ、筋たんぱく質の合成を高めるとともに筋たんぱく質の分解を抑制する作用が確認されています。運動すると筋たんぱく質の合成が高まりますが、筋たんぱく質の分解も進みます。そのため運動をしただけでは筋肉づくりは効率的に進みません。そこで、運動後にBCAAを豊富に含むミルクプロテインを摂取すると、血液中と筋肉中のBCAAの濃度が高まり、運動による筋たんぱく質合成効果をさらに高めることができます。さらに筋たんぱく質の分解を抑制することができるため、効果的に筋肉づくりを進めることが可能となるのです。